ダイヤモンドオンラインによると、GSKがMRの売上目標を撤廃する方向にあるという話ですよね。と、言うか、もう昨年GSKはすでに日本以外の地域でMRの売上に対する評価を止めていますよね。
グローバルでMRが売上目標を止めている理由は2014年の中国で起こった不祥事のあとに、イメージ回復を狙ってのことでしたよね。賄賂工作が明るみになった事件、ありましたね。きわどい動画や、実際に渦中にあった人も未だにLinkedinとかで見られますね。敢えてリンク貼りませんので、検索してみてくださいね。
今回の売上目標の撤廃の理由がちょっと苦しいんですよね。ダイヤモンドオンラインの取材に社長が答えているのは、
売上を重点的に考えると、詳細なセールスデータを収拾しなければなりませんよね。どの患者さんに、どのように処方されただとか。当然ながら、それは機密データですから、簡単には手に入らず不正確になりがちです。集めにくいデータを苦労してかき集めて売り込もうとか、複雑なことをしなければなりません。むしろ、売上という評価基準をなくした方が、すっきりするのです。
ですが、そうですかね。これ苦しい弁ですね。現社長は2010年にGSKの日本法人の社長に就任したわけですが、中国で不祥事が起こったのは翌年の2011年ですよね。なんだかとばっちり感がぬぐいきれませんね。
でもその直後ではなくてこのタイミングで日本で売上目標を撤廃するというのは、何か日本でもあったのでしょうか。。と、思ってしまします。悪い噂が出る前に先回りしてイメージ戦略に出たのでしょうか。
イメージは良いとしても、目標数字がなくてMRが機能しますかね。であれば、なるべく余計なことをしたくなくなるような気がします。余計な研究会とかをもう作らなくなるのではないでしょうか。それで土日は休めるようになりますしね。目標撤廃なら、敢えて余分なことは極力無くなる方向になるでしょうね。
そういえば武田も現在のフランス人社長が就任とわかった直後にアクトスの問題がでてきましたね。何か、日本法人のフランス人幹部は各社に最近多いのですが、ついてないですね。
去年、今年と各社大幅な組織変更や体制の変更が続きましたよね。来年はこれで人を増やす方向になるかとは思うのです。そう願いたいです。