デジタル治療薬

デジタルとヘルスケアはますますつながりを深めています。
市場規模は2018年でおよそ2000~3000億米ドルと言われたりしていますので、世界の医薬品市場を8000億米ドルと考えると、単純に の2割以上、4割くらいに達する勢いです。

とはいえ、では、どこか大きな会社がありますか?

例えば、ノバルティスとかファイザーがデジタルヘルスのビジネスで何百億ドルも稼いでいますか。

結論言えば、稼いでいません。つまり、実態がよく見えません。ここがデジタルの不思議なところです。

FDAは2017年にアプリによる依存症の治療を認可しました。つまり、

日本で言えば、アプリで行う治療に薬価をつけたという感じでしょうか。

この会社、ご存知でしょうか。

https://peartherapeutics.com/

“PRESCRIPTION DIGITAL THERAPEUTICS FOR THE TREATMENT OF SERIOUS DISEASE”

デジタル治療法による重病の治療??

 

https://platform.twitter.com/widgets.js

こちらの会社の関係者の方には大変申し訳ないのですが、個人的には、控えめに言ってわけわかりません。

 

処方箋が必要ということは、このアプリの治療法は薬剤師が渡すのでしょうか???????

 

ただし、精神科では、医師からのムンテラに保険点数が付くので、もしそれがスマホとかで代替してもわからんでもないです。

この会社のパイプラインを見ると、こんな感じです。

https://peartherapeutics.com/science/product-pipeline/

彼らは、Prescription Digital Therapeuticsのパイオニアだそうです。

彼らの申請したデジタル治療薬「reSET」と「reSET-O」をFDAが薬として認可しました。

どうやって治験をするのでしょうか。

色々興味深いです。

今後、2019年、そして東京オリンピック後に、デジタルヘスるすはますますマーケットを拡大させると思います。

現状、製薬企業で働いているそれぞれのプロフェッショナルは、いよいよ覚悟しなければならないと思います。

というのは、ヘルスケアマーケットがこう言ったITの人たちにどんどん侵食されかねないからです。

ただし、患者さんにとっては、色々選択肢が広がるのは良いことですが。

デジタルヘルスへの知見、リテラシーのない人たちはどんどん閑職に追い込まれるでしょう。

すでに全米のヘルスケアの売上規模の4割近くに迫る勢いなのですから、これからどんどん拡大することは火を見るより明らかです。

もう、やれ、「借り上げ社宅がない」とか、「自分の車で回っていいのか聞いてほしい」とかを気にしているMRはますますオワコンです。

デジタルヘルスケアの一部であるデジタルセラピーは、まあ、だいたいが、メンタル関連が多いのですが、これがメンタル以外の治療にまで来ていたりします。

例えば、オンラインでの治療技術共有なんかは、もう製品として申請しようとしいます。

すでに、一つの選択肢に入ってきているのです。

まあ、現代人のライフスタイルから見れば、衣食住すべてデジタルですよね。

着るものも、アプリでレンタルありますよね。もう結婚式とか何かのイベントで衣装を買ったりしません。

住むのも、もうホテルも民泊とか、Airbnbとかをアプリで選んだりしています。

最近は、ホテルをブックスるOYOとかいうアプリの会社がグローバルで急成長しています。聞くところによると、10代のインド人が創立したそうですよ。

食べるのはもちろん、レストランのブックなどは言わずもがなですよね。

支払いも紙幣も硬貨も使わずにデジタルですよね。

こんな世の中ですから、こんな現代人の、行動やライフスタイルの変化の真っ只中なので、考えてみたら、医療だけがデジタル化しないわけないのです。

デジタルの治療法は、メンタル関連だけでなく、すでに糖尿病、鬱血性心不全、肥満、アルツハイマー病、認知症、喘息、薬物乱用、ADHD、高血圧、不安、うつ病、およびその他いくつかを含む多種多様な疾患および状態の予防および管理に開発されています。

最近、こちらの本も読んだのですが、内容は難しくはないのですが、新しい事だらけ。

 

ヘルスケア産業のデジタル経営革命
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個人的感想は、そんな簡単にヘルスケアが成り立つか? という感じです。

僕が古いのかもしれませんが、そんなアプリとかデジタルとかで簡単にヘルスケアが成り立つのかと思ってしまいます。

僕の全体的な感想です。

何か、IT業界の人が、新しくて良いマーケットを見つけた・・・くらいに考えているのかと思ってるとしたら、「そんなに簡単じゃないよ」と、言いたくなります。

とは言え、もう何年も前から、ITと医療は密接に関わっているし、これからはデジタルもAIも然りです。

今後もデジタルとヘルスケアの動きを追っていきます。

デジタルも牽引していくくらいの気概を持っていきましょう。