「勤務地が勤務地が」と、言っているMRの人は、いっそのこと、地元の農業でもやったらろうだろうか。半分、いや半分以上真面目にそう思う。少子高齢化で就農人口が減り、地方の自治体では、新規就農者の獲得に色々と施策を出していると思う。
早期退職が適応されるMRはもちろん、割増退職金プラス、尚且つ就農支援で有利になる。
退職金がない人や、例えばMRじゃなくても中小企業の人などに、例えば30歳代だったら、退職金並みのお金を自治体が出すことにして、就農を促したらどうだろう。
ことさら、MRだったら、頭は悪くないし、コニュニケーション能力も、アイデアもあるので農業もうまくできると思う。
良く、何かの農産物の名産地で、その収穫で話題になっているときに、若手の農家の話などを地方のテレビ局なんかが取材しているのを見ると、
「先祖から代々守ってきたこの土地を、自分も・・・・云々」
と、何か、もっともらしい事を言っている若い農家の人を見たりする。こんな事言ったら申し訳ないけど、就活もせずに、ただ親、そしてまたその親の農地を継いだだけだと思う。しかもかなりの高収入だろう。農家は保護されているし。
ここまで読んで怒る人もいるかもしれないけど、実際、例えば農家で業績が悪くてクビとか、就活で悩んで大変な思いをするとか、上司とうまくいかずに鬱になるとか、そういうことってあるのだろうか。
農業でうまくいかずに自己破産とかって、あるのだろうか。そりゃ、ゼロではないかもしれないけど、鳴かず飛ばずの企業のサラリーマンよりはだいぶ良いのでは。
農業が保護されている事になんら批判もないけど、いっそのこと、勤務地重視のMRは、農家になってしまえば良いと思う。歓迎されるし、地元が潤うし、好きな場所で高収入を得られる。
農業が保護されているのは、素晴らしい日本の仕組みで、これは例えば、製薬会社なら、保険制度に保護されているので、似ているかもしれない。
高薬価の薬も、高額医薬助成金などで投薬可能だし、国民皆保険だし、医師も薬剤師も製薬会社も保険制度から収入を得ているのであれば、農業も似た社会のような気がする。これは、その仕組みに乗ってしまえば良いと思う。
年齢が嵩んで、「MRが厳しい」、でも他に出来る事ない・・・などと、黄昏たりうちひしがれたりしてるなら、新規就農はとても良いと思う。