コロナで、営業も在宅である。
製薬会社のMRも在宅。
別に在宅でも良いので、用も無いのにweb面談の実績を作りたいだけでドクターにメールしたりするのをやめたほうが良い。
用が無いのは良いことだと思う。平和で。
製薬会社の営業部門もそういう風に解釈すれば良いのに。在宅勤務で、用が無いから、ただ在宅している。それで何ら問題ないはず。
ただし、上司はそう思わない。用が無いから何もしないことを、本社や、上司の上司から「MRに何もさせていない」とか、「何のアイデアも無い」みたいに思われることにビクビクしているのだろう。部下から見れば迷惑でしかない。
考えてみれば、上司とは、まあ、40歳代とか、50歳代もいるか? 要するにベテランのMRだろうか。ベテランMRはもう転職先も無いし、ローンに子供の教育費に、まあ或いは親の介護であるとか、色々抱えている。もし製薬企業に居られなくなれば、生活は維持できないから必死だろう。別に英語とかプログラミングなどできるわけでもないし、ITスキルも金融リテラシーも低いし、彼らにMR以外の選択肢はないのだ。だから必死である。
上司に選択肢がないからと言って、本社や上司の上司に体裁整えたいからと言って、部下に対して「ドクターにメールしてweb面談のアポ取れ」とか、あるいは無意味なweb面談の回数をトラックしたりしている事例が発生している。
無意味な面談は、無意味である。
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考えてみれば、コロナ前の外勤の時も、特段用は無いことがほとんど。毎日毎日用があるわけでは無い。新薬発売とか、効能追加とか、講演会とか、そういうのがなければ、あんまり用はない。
それでも、何となく訪問して、ドクターに会ったりする。用もなくて会うので、会話も特段重要では無い話題がほとんど。
重要では無い会話がほとんどでも、面会回数1は大きい。ドクターからしても、まあ、向こうから来るから、別に少し話すくらいは仕方ないかな・・・程度な感じなのだろう。
これをメールとかでできれば解決するのではないだろうか。
つまり、「重要じゃないけど、コンタクトしたよ。」みたいなのが、MR側からもドクター側からもわかる感じにできれば。しかもオンラインで。
ドクター側からも、用もない事に時間を割かなくても、コンタクトした履歴は残せる感じ。これならMRの上司も満足。
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例えばだけど、開封通知付きの、返信無用のメールをドクターに送る。ドクターがメールを開封したら、カウント1。
メールをクリックするだけ。
それでも、立派なコンタクトだ。
ただ問題点はこれが流行ると、MRが挙ってドクターにメールをしまくるので、大量のメールにドクターがうざくなって開封すらしなくなる恐れがある。
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開封でさえ、しなくてもよくするとか。もうクリックすらしない。ただ届いていれば、良いと。
そうなると、もうメールの中身も要らない。メールのタイトル部分で完結できレバ良い。
メールのタイトルに、
「●●製薬の●●です。今日も良い天気ですね。では。(返信、開封無用)」
これだけで良い事になる。それでも良いと思う。
ただそうなると、「意味ないメール送るな」みたいになるよね。
どうにかして、意味の無い事をクレームなしでやり遂げることはできないだろうか。
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もちろん、用事があるときは、大いにweb面談のアポなり電話なり、何なりすれば良い。
問題は、用事がないのに、「面談しろ」と言われた時の対処法なのだ。
意味のないコンタクトを、如何にリモートで成し遂げるか。これが解決できたらすごい。