MRからVRに

製薬企業は更なる異次元の手法で医療従事者にアプローチしなければならなくなってしまった。

全くお疲れ様なことである。

アステラスが「慎重に」MR活動、つまり外勤を再開するらしい。この時点でもうベクトルの向きが違う気がするう〜〜。

そろそろアフターコロナの先陣を何処かが切ると思っていたけど、それは武田かアステラスだろうとは、思っていた。

そのあと、製薬協で会長、副会長企業、具体的には第一三共、エーザイ、シオノギ、大日本住友、武田、田辺三菱が追随すると思う。お疲れ様である。

その後も、外資は追随はしないと思うけど、競合があまりにも暴れ出したら、多分解除してくるだろう。

アフターコロナが具体化するとは言え、まだまだ正常に戻るのは先の先で、見当もつかず、また世の中の活動が再開すれば、いつまた感染者数が増えて先延ばしみたいなことにもなりかねない。

この状況が当面続くのであれば、むしろ、これを機に製薬企業は今までとは更に更に更に違った手法で医療従事者にアプローチしなければならない時期に来ている。

元に戻すと言うか、全く違うものに変える。と言うこと。

医療従事者のコミュニティ化、SNS時代の患者へのイメージ戦略などのカテゴリーに対して、バーチャルエンゲージメントの最適化をしなければならない。

今までは、MRの手法の変化というのはあったけど、例えばSOVからなんちゃらとか。今回のこのコロナでは、MRという以前に、もう業界の手法そのものを全く別の次元で捉えなければならないのかもしれない。

デジタライズするためには、この環境そのもの、この雰囲気そのものがもうデジタルだと思った方が良い。

テクノロジーではなくて、もうこういう環境なのだ。テクノロジーもある程度までで、そのさきは意味がない。

MRではなく、VRになるかも

Virtual Representatives

なので、このコロナが長引いている間を利用して、製薬企業は全MRにデータサイエンスの研修をすべきではないか。あと少なくとも数ヶ月はもとどおりにならないから、良い機会では。毎日毎日家で、まるでブートキャンプみたいにプログラミングやら何やらをやれば、PythonとかRとかみんな使えるようになるのでは。

多分コロナの間にできる。

勝手に考えるのは、ゲームプログラマーとコラボして、マインクラフトとかの中に医者も製薬会社も入れるようにしたらどうかと思う。そこで医師と製薬会社が出会うプラットフォームとか。

もう製薬企業は、コロナ収束とか、元にいつ戻すかではなく、パラダイムシフトしなければならなくなっちゃったのである。と、思う。

もう元に戻らない。

どのようにこの医療用医薬品マーケットでユーザーの医療従事者とエンゲージメントするか。現実問題、MRは、じゃあ、何をするのか。多分、バーチャルで在宅で活動はできるはず。MRは今後、VRになるかも。

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