人にはそれぞれ事情というものがある。どうしても会社を休まなければならない事情。
それが例えば、家族の冠婚葬祭や行事参加、お見舞い、子供が熱出した、怪我した、、などなどなら、一般的である。
しかしながら、一般的なのかどうかわからないことがあった。その理由で、転職先が決まったとは言え、しかも、予定された日程で、「◯月◯日から1週間ほど休まなければならないのですが、大丈夫でしょうか?」というケースがあった。今までに3人。
だいたい、秋頃に休まなければならない。なので、夏頃に転職先でスタートする人は、2ヶ月か3ヶ月後にそれが訪れるので、入社したてなのに、まとまった休み取って大丈夫かな? と気になってしまうのだ。
さあ、どんな理由でしょう。
答えは、「国民体育大会への参加」である。
国体に参加しなければならないので、入社後の◯月◯日から1週間ほど休みたいのだが、その会社は認めてくれますか?
エージェントとしては、それはわからん。
「ちょっと、聞いてみますけど、でも国体ってすごいですね。どんな種目ですか?」
と返事をして、結局問い合わせると、だいたいOKだった。
どの種目というと、ちょっとその人のことがバレてもなんなので、あえて伏せて置こうと思うけど、国体って、すごいな。と。
で、どんな種目があって、どんな参加資格があるのか、とても興味があり、調べてみると、
日本で毎年開催されるスポーツの祭典である。実施競技によって1-2月の冬季大会と9-10月の本大会とがあり、昭和21年(1946年)に第1回大会が近畿で開かれて以降、各都道府県が持ち回る方式で開催されている。
ウィキペディア
まあ、なんとなく毎年やってるのはニュースとかで見てるとわかる。けど、疑問はどんな成り行きで、その選手になるのかということである。
例えば、スポーツにすごく強い人なら、プロや実業団に行って生きていくだろう。国体は各県からの選手が出るので、必ずしもプロや実業団ではない。しかも、種目の数がすごい。去年は茨城でやったらしい。
そんなに、各県に例えばフェンシングとか射撃とかの競技人口がいるのかなと思ってしまう。それから、ラグビーとかはどうやってチーム作るんだろう? とか。そんなに各県にやってる人いるか? みたいな。
毎年やっているのもすごい。
何か、こういうのはどんどん栄えた方が良いかと思う。
ああ、平和な日本。
早く、以前のようにならないかな。ちなみに2020年は鹿児島で国体「燃ゆる感動かごしま国体」が秋にあるらしい。コロナで開催が危ぶまれているらしいけど、ホームページを見ていると、ボランティア募集とか研修とか色々動いている。今の所開催の方向なのだろうか。なので、例えば夏頃に転職が決まる人で、国体に選ばれている人は、秋頃に休まなければならないという事態なのだ。
鹿児島国体、縁も所縁もない立場ではあるが、開催されると良いな、と切に願う。元どおりの社会に戻って欲しい。
でも、そろそろ各方面からアフターコロナの話が出てきているので、もう少しかな。