レムデシベルの25万円は、ICERとの攻防。でも結局患者にとって良いことなら、株価も上がる。

レムデシベルの薬価がやっと決まったようです。

何日も前から、色々と予想が飛んでおりました。ギリアドの社長のオ・デイ(Daniel O’Day アニタ・オデイのO’Dayですね。知らないか・・)さんにとっては、株価に影響する大問題で、もっと高くを望んでいたかと思います。なぜかといえば、開発費に1000億円以上かかっているらしいからで、それを回収するためにはもちろん、高い方が良いに決まっているのです。

しかもオデイさんにとっては、2018年に就任後、何とかC肝の後の影の薄くなったギリアドの切り札ですから、そりゃ期待の製品だったわけなのです。もちろん、開発当時はコロナのことなんて想定していなかったはずですけど、色々と思わぬ展開になったともいます。

ところが、ここ数年続く新薬の高薬価の問題で、アメリカでは臨床経済的評価研究所(ICER: Institute for Clinical Economic Review)が目を光らせていて、それにO’dayさんも結構議論をしたりしていたのです。

ちなみに、ICERってあるんですね。ご興味のある方は、この動画を。。

25万円は妥当なのか

よかったのか悪かったのか、それは株価も示すように、悪くはなかったはずです。なぜなら、何となくギリアドはまず話題にかけていたのではないかと思うからです。C肝炎の後話題がなくて、日本のMRも暇でした。営業所もないし、元々家から通っていた人も、在宅になり、かなり暇だと思います。そこに来て、この話題ですから、別に損するわけではないし、良いのではないでしょうか。

高薬価の連続で世の中の感覚がいささか麻痺しているので、ブームに乗じて馬鹿高い薬価をアナウンスすることもできたはずです。しかもアストラゼネカに買われそうになって、焦ったのかはわかりませんけど、高く売りたいはずです。

ちなみにアストラゼネカに買われたら、インパクトはギリアドに

ちなみにアストラゼネカに買われたら、日本では結構インパクトの大きな出来事になるかと思われましたが。ギリアドにとってはまず給与が下がる。無かった営業所が地方にも現れる。そんなの、嫌ですよね多分。

ここはさすが、O’Dayさんは、CEOとして世論を見て、ICERも見て、馬鹿高い薬価をつけるのをやめました。言っているのが、「患者にとって良いことをしている。」ということなのです。

ていうか、O’Dayと聞くたびに、どうしてもアニタ・オデイを思い出してしまいます。ご興味のある方はこちらを。。。好きな女性ボーカルはどなたですか。アニタ・オデイは結構好きです。

患者にとって良いことをすれば、製薬会社は株価も上がると思います。

ちなみに、アメリカの有名な投資家は、今、ギリアドの株は買いであると言っているようですよ。25万円というのは、妥当で、これは評価できるようです。

さてさて日本ではどうなるのでしょうか。

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