稼げるけど、社会の役に立っていないから

Goal Missing Elite

またまた殊勝な心がけの転職動機を持つ若者と話しました。

何の役にも立っていない。誰得なのかわからないから、転職したい。

Photo by Mica Asato on Pexels.com

その人は、とある外資のトレーダーの超フロントです。30歳手前くらいですが、まあ多分、数千万は稼いでいるはず。金融のフロントあるあるですけど、稼ぎ過ぎるともう他の仕事できなくなります。それに、稼げなくなった時は突然訪れます。

よくあるのは、他の金融に移るか、あとは疲れちゃってる人は、海外のMBAに遊学します。

ところがその人は、普通のいわゆる、金融関連のコンサル側に移りたいと。多分、年収は12Mくらいになるかもしれません。大幅に落ちることになります。

このコロナのご時世で、不景気の煽りもあるのでしょうが、理由としては、

「全く誰の役にも立たない売りや買いを仕組んで、稼ぐことはできるのですが。」

「その対価はなんなのか、全くわからない。」

という、事を言うのです。

この前登場した若い人を彷彿とさせます。

「超ホワイトすぎて楽すぎるから」

「茨の道を歩きたいから」

「稼げるけど、社会の役に立たないから転職したい」

そんな奴、おらへんだろ〜?

居た!!

まるで明石家さんまの芸です。

こう言うような話を聞くと複雑な気分になります。

自分は、楽で、心地よくて、自分が潤えば良い。。的な事を無意識に思ったりしているからかもしれません。

安定している人は、不安定からの安定する過程を求めて、安定していない人はとりあえずなんでも良いから安定した仕事がしたいと思っている。

わがままですよね。

答えはないけど、間違っている気もしないでもありません。

稼げるならとことん稼いで、寄付でもしたらどうか?

なんて、思ったりしたので、その若い方には、そのように助言しました。今時、そんなやついるのかと思いますけど、居ます。

彼らには、何か、ゴールを与えるのが必要なのかもしれません。それって、結構日本人の優秀な人にありがちです。

基本的に地頭がよくて、デフォルトで優秀で、放っておいても好業績を残す人々だけど、その状態に不安を持つ人たち。

そのようなグループに名前をつけました。

Goal Missing Elite

ゴールミッシングエリート

つまり、そう言う人には、ゴールをセットしてあげたら良いのです。そうすれば、現状の強みをもっともっと伸ばすことに邁進できるのです。やっぱり、何かゴールがないと、日々の行動にも意味を見出せなくなるのでしょう。

今後、そのような若者が現れたときには、そのようにすることにします。そして数年後に雇ってもらいます。笑

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