お金のため
なんのために働くのかを考えてみたいと思っています。
結論から言うと、お金のためです。
極端な話と思うかもしれませんが、お金のために働くと考えると物事が整理されて、モヤモヤしたものが晴れるかと思います。
「そっか、お金のために働くと思えばいいんだ。」
こんな感じで、色々とキャリアについて悩んでいた方々も、一気に解決です。
では、どんなキャリアを歩めば良いのでしょうか。
これも簡単です。
お金が高い企業を選べば良いのです。
少しでも給与が高い企業のオファーを取れるように進んでいくと決めれば、その方向はかなり正しいかと思います。
お金のために働く。
お金が高い企業を目指す。
お金を稼ぐことを阻むこと達
とてもシンプルですよね。ただ、そう簡単に行かないのが、世の中というものです。お金のために働いて、お金の高い企業を選びたいけど、そうできない理由として、
・そもそもスキルが足りない
・家庭の事情がある
・自分自身の事情がある
少し抽象的になってしまいましたが、そもそも、そんな給料の高い企業からオファーをもらえるほどのスキルが無い。
勤務地が限定されている。親の介護、奥さんの家族のこと、子供が私立の学校に行った、ローンを組んだ。
パワハラでメンタルやられている。
そうなのです。お金のために働くという考えの下に、給料の高い企業にすんなりと入れる人なら、そんな簡単なことはないのです。
そりゃ、できたら、東大出て、ハーバード大出て、ゴールドマンサックスで働いて、起業して社長になって、投資家になって、、、と、そんな道を歩んでみたいものです。中にはそういう人も居ますが、大抵の人は、そんなんじゃないのです。
お金だけのためか
お金のために働くと言うことを結論で申し上げましたが、ではお金だけのためでしょうか?
やりがい、幸せ、自己実現。
これらはかなり関係あります。
自分の事情、自分のやりがい、自分の自己実現の中で、それを踏まえた上で、最大限の給与をもらうということが良いかと思います。
逆に言えば、幸せでなければ、辛い仕事になるかと思います。
やりがいがなければ辛いかと思います。
自己実現でき無ければ、辛いかと思います。
崇高な理念は、嘘っぽい
よく企業のホームページに書いてあることを面接で言う人がいます。
面接用には悪くないですけど、本当にそう思っていたなら、少し嘘っぽいです。例えば製薬会社などにあるような、「病気の人を助けたい」的な理念です。
そんなことよりも、お金のはずです。僕はそう思います。そもそも医者でもないのに、病気の人を助けられないです。
「病気の人を助けたいので、仕事をしています。」
嘘っぽいです。
実は、もっと稼ぐことで、役に立っている場合があるのです。それを知った方が良いです。
業界問わず、優秀な営業マンなら、営業成績を人よりも多く上げることによって、末端のユーザーの役に立っていると考えることができます。
製薬会社のMRなら、日頃の活動はインセンティブを多くもらいたいから。でも、その活動の多さが、実はどこかの患者さんの役に立っているかもしれない・・・、と考えられるのです。
これなら、自然です。
病気の人を助けたい
のではなくて、
日頃、お金を稼ぐための活動が、もしかしたら、その延長線上に、誰かの役に立っている可能性がある。
こう言う考えの人の方が、好感が持てます。
病気の人助けたいと言いながら、MRやっている人がいたら、会社やめて医学部行って医者になった方が良いと、助言します。
金儲けしたい、一山当てたい一心が、実は世の中のためになる
特にヘルスケア企業に多いのですが、病気とか、患者とかの企業理念に洗脳というと大げさですけど、なんか、変に良い人になりがちです。
営業に限らず、例えば、開発の人も
「アンメットメディカルニーズ」に挑戦するのが使命とか、「まだ薬の行き渡らない地域に貢献したい」などなど云々、とても立派なことを言います。
間違ってはないです。
嘘でもないでしょう。
でも、「マジかよお前?」と、突っ込みたくなります。
逆に、こんなことを言ってくれたら、信じます。
「まだ治療法のない新薬を開発して、ブロックバスターになって、それでがっぽり儲けて、麻布に建てた豪邸の車庫から、フェラーリに綺麗な彼女を乗せて出てくる姿を想像しています。」
おそらくこんなことを言ったら、製薬業界では変な人かもしれませんが、本当にそういうモチベーションでやり遂げたら、本当に世のため人のためになるではありませんか。
本当に、その通りになったら、変な理念を常日頃馬鹿みたいに掲げている輩よりも、よほど価値のある人物になります。
結局、お金のことを考えることが、結果的に、世のため人のためになるんだ! と、強く思うのです。
日本人は、理念よりも、このお金への執着を取り戻すべきだと思っています。
であれば、失われた30年は戻ると思います。