コーチングはペナルティではなくインセンティブであるべき

前回の更新からだいぶ日にちが経ってしまいました。みなさん、ご機嫌いかがでしょうか。製薬業界を見てみると、特に人材ビジネスの視点から見ると、残念ながら明るい話はないですよね。人を増やすような雰囲気が全くないというか。

リストラはあるけど採用は無い

早期退職とリストラの話はどんどん出てきますし。新卒採用数も激減していますよね。これから先、ただでさえ少子化で若い人はどんどん減っていくばかりなのに、追い打ちをかけてのリストラですよね。

ただ、ここ数年は、新規で参入してくる企業は一時、採用しますよね。バイオ系の企業が多いですよね。そういった新規参入とか、あとは新しい部署ができたりとか、一時的に問い合わせが多くなります。

例えば今まさに社員紹介ではあるけど採用し始めたバイオ企業とか、あるいは既に日本法人ができているけどまだまだ治験中のバイオ企業とか、ゆくゆく製品が日本で出るときにはどうするのか? 導出するのか、自前で売るのか? とかですよね。もし自前で営業を採用するなんてことも出てくると思います。そうなったときにはまた問い合わせがわーっ、、とあるのですが、すぐにふっと消えます。

新しい採用ですけど、そもそも人数もそれほどそれ程多く採る訳でもなし、そのうちの半分はコントラクトMRで、残りは社員紹介だったりしますよね。そうなると、転職市場が活性化するとは言えません。

例えば100人の新しい部署が誕生するとして、そのうちの50人は社員紹介で、残りの半分の半分はコントラクト。後の半分、つまり4分の1を普通にエージェントも使おうか、、、と言ったところで25人ですよね。転職業異界マーケットの活性化とまでは言えないです。

社員紹介されるにはどうしたら良いか

ということで、新しい会社に興味を持っても、もう、社員紹介がメインになりそうです。社員紹介とは、まさに、社員の紹介です。まず最初に営業本部長が決まって。これは多分、エージェントが介入すると思います。そのあと、その決まった営業本部長が、直属の部下を5人くらい採用するとすると、まあ、知り合いを3人引っ張ってきて、残りの2人は社員紹介でしょうね。うまくいけばエージェントを使うかもですけど。ただ、その2人とか3人とか、そう言うレベルの数に対して、エージェントが何百社居ますから、もうそこは撤退した方が良いですね。エージェント目線で言えば。

こうなったら、社員紹介をされるように頑張ろうと思っている方。社員紹介に勝機を見出すのであれば、周りを見て、何となく偉くなりそうな人に媚を売っておいた方が良いですね。ゴマするのもタダですから、すらないよりはすっておいた方が良いと言う感じでしょうか。

誰が偉くなるのか

ここで注意しなければならないのは、偉くなりそうな人とは? と言うジャッジメントに失敗しない方が良いです。あなたが今思っている「素晴らしい先輩。」「良い上司」は、多分、偉くならないです。

偉いという定義ですけど、人物的には偉いかもしれないですけど、出世するのは、どちらかといえば、嫌な先輩や、嫌な上司ですよねきっと。嫌な先輩、嫌な上司はきっと出世するので、もし、将来バイオ系の企業でなり物入りで日本に上陸して、大体MRなら安くても1000万円位の給与は出てRSUもいきなりついてくる、、、みたいな会社に行きたいのであれば、今からその、嫌な先輩、嫌な上司に媚を売っておいた方が良いかと思います。

でも、なぜ、そもそも、そんな嫌な人物なのに出世するのでしょうか?

ケースバイケースですけど、先輩とか、上司って、自分目線で見ると、上にいる人ですよね。自分の上が先輩で、上司も自分の上です。つまり、自分はその先輩や上司を見るときには、下から上を見ているのです。

どうやら、その下から見る光景というのが、汚くて、汚れていて、嫌な人物に見えるのかと思います。

そして、その嫌な先輩や上司の、そのまた上の人が、新しい会社で本部長できな存在になるわけです。その人が、今度は、下を引っ張るわけで、その本部長にとっては、その嫌な人物を上から見ていることになります。

きっと、出世する人って、上から見ると綺麗で、下から見ると汚いのかと思います。まあ、そう考えると、げんなりしてきますけど、とにかく、将来的に偉いポジションに着きそうな人は、下から見たら嫌な人です。嫌な人がいたら、媚び売っておきましょう。そして、下から見て綺麗な人に対しては、尊敬はするものの、利用するのは難しいなあ、、という位置づけになるのです。

ちなみにですけど、僕は早くにMRをやめてしまいました。今でも親交のある先輩や上司は、下から見て綺麗な人でした。ですので、みんな出世していないです。笑 そして、下から見て汚れていた人々とは、全く親交は途切れています。そして、自分と同じ年くらいで同じグレードくらいだった人々の中で、偉い人に媚び売ってた人々との親交もありません。

リストラの前触れ、PIPとは

PIPとは、「業績改善プログラム(Performance Improvement Program)」の略語です。 人事考課システムのひとつとして最近導入する企業が増えてきました。pipエレキバンではありません。PythonのPIPでもありません。FXのPIPでもありません。って言いながらググったら出てきただけで、自分でもエレキバン以外は何のことだかわかりませんけど。ていうか、エレキバンもなぜピップなのか? わからないです。それも調べればわかりますよね。知ってる方教えてください。

で、その、企業の人事が導入するPIPですけど、企業は辞めさせたい人に向かって勝手に「ねえ、辞めてよ」って言う訳にはいかないですよね。その辞めさせたい人を辞めさせるときのステップとして、PIPを導入しているのです。

でもこれ矛盾しています。Performance Improvement Programですので、その人のパフォーマンスを伸ばすためのプログラムなのであって、辞めさせるためのものでは無いのです。

もうお分かりの通り、企業として指導したりサポートしたものの、退職することがその方にとってベストな選択であるとの判断を双方がしたみたいなツールに使うのですよね。わざとらしいですよね。ですので、PIPと言われると、多分、ヒヤヒヤドキッとすると思います。ああ、もう、終わりか、と、思うでしょうね。本当はそんなことないのに。

日本はこの退職勧奨への誘導を止めるべき

PIPから始まって、退職勧奨まで行うこの一連の流れは、わざとらしいから止めるべきだと思っています。

PIPの中身は、意識改革とか、マインドの切り替えの面談とか、コーチングです。その中で意識改革とかマインドの切り替えみたいなのは、概ね、「世の中色々あるよ」「一つの会社にどどまることが全てではないよ」「良い時もあれば悪い時もあるよ」みたいな流れになっています。全ては退職に追い込むストーリー展開になっているのです。

もう、人材紹介エージェントは苦境に立たされているのと引き換えに、このPIPエージェントというのが存在しておりまして、いわばPIPという名の「辞めさせ屋」とでも言いましょうか。名目上ではあれど、improvementというのであるから、向上させる目的であるはずなのに、じわじわ、じわじわっと、真綿でクビを締めていくいのです。

企業がなぜこんなプロセスを踏むかといえば、「俺らは悪くないもーん!」って言いたいためです。辞めたく無い人を辞めさせるのは、問題ですが、しっかりとしたプロセスを踏んでいるよ、と言いたいためのツールです。

まあ、アウトプレースメントとも言えるかと思いますが、このようなPIPから始まって次のキャリアの支援をするみたいな、一連の流れには、大体、おひとりさまにつき300万円くらいはかかるのかなと思います。もちろん企業が負担します。ですのでもし100人のリストラだったらPIPとアウトプレースメントだけで3億円??ですね。 それでも辞めさせたいのです。安いもんなんでしょうね、企業にとっては。

コーチングをもっと、付加価値をつけるものに変えるべきだと思っています。

アメリカではインセンティブなのだ

アメリカでは、コーチングというのは、選ばれし人に与えられるインセンティブなのです。この考え方が全く日本と違いますよね。

会社のお金で、コーチングしてくれる。自分にとって知らない事を教えてくれる機会を与えてくれるというのは、とても良い機会で嬉しい事らしいですよ、アメリカでは。。

たぶんですけど、日本で会社からコーチングを受けてくださいと言われたら、「え〜マジで。俺何か悪かった?」とか、「俺何かやらかした?」みたいになると思います。

マインドがすでにアメリカと日本では偉い違いですよね。ただもちろん、アメリカでもそれが何度も来れば、「もしかして俺ってやばいのかな」と思った方が良いですよね。

何でもかんでもアメリカが良いとは全く思わないのですが、むしろ個人的には昔々、2年間アメリカに住んで、むしろアメリカって嫌いだなと思っているので尚更なのですが、、この、コーチングをインセンティブという感覚に置き換えることは、日本も真似したら良いかと思います。

もし日本で本当の意味でコーチングを受ける人が増えたら。それは既存の人材の、特にセールスフォースのクオリティは爆上がりだと思います。基本的に日本人は頭が良いので、コーチングはすんなり入ってくるのかと思います。そうなったら、特にコマーシャルサイドは魅力的な組織に様変わりする事間違いなしです。

ていうか、もう会社に頼らないで、自分でコーチングを自腹で受けてみたらいかがでしょうか?と思いますよ。基準は2年、いや、1年間、自分自身で考えた時に、「この1年、自分は何を得たんだろう?」と思ったときに何も思い浮かばなかったら、コーチングを受けてみたら良いと思いますね。 きっと、知らない世界を学んで目から鱗かと思います。

黄昏ている場合ではない

なんか、歳とって黄昏ていると、みっともないですよね。でも、黄昏たい気持ちはしみじみとわかります。そんな時にこそコーチングは生きるかと思いますよ。

コロナの影響で、元々落ち込みやすかったという下地のある方々は、本格的に落ち込んじゃっています。

ただ、落ち込んじゃう前に、自衛しましょう。自衛が無理なら、連絡くれれば、何かサポートできるかと思います。

企業は、本当に、そういう目的でコーチングを導入するべきだと思っています。もしそういうのがなければ、自腹で受けたら良いです。もしご自分が1年以上何も変わっていないと思ったら、何かをしたら良いのかと思います。コーチングとは限りません。

個人的に思うことは、日本人はずっと同じ会社に居ますよね。特に国内企業です。今でこそ転職も多くなってきていますけど、例えば東芝とかパナソニックとか日産とか、ランダムに日本の大手企業を挙げて考えたときに、基本的に新卒から定年までその会社にいるものだと思っていますよね。大手だけではなく、中小企業の日本企業はもっと顕著では無いでしょうか。

どんなに優秀な人でも、ずっと同じ会社にいたら、学ぶものも新しいこともなくなりますよね。であれば転職をした方が良いかと思いますよ。

個人的には、5年がマックスかと思います。本当にマックスでしょうね。それ以上居れば、黄昏てきて、そしてもし7年居たら、たぶんそのまま10年居ますよね。そうしたら、もうあっという間に20年以上同じ組織にいるということになるのです。

たそがれる前にコーチングを受けて、たそがれる前に転職をしたら良いかと思います。

コーチングまでいかなくても、何かあれば、連絡ください。公式ラインもありますので。。

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