ダイバーシティと掲げている企業の女性独身CRAからの相談

|得意のダイバーシティ

ダイバーシティと謳っている企業は多いですね。製薬業界、特に外資ではほとんどでは無いでしょうか。ダイバーシティ=多様性ですけど、別に多様性を重視しているというか、要は女性を積極採用して、女性の管理職を増やすみたいなことを指しています。直接的には。それが特にヘルスケア企業では命題だからだと思います。

そんな背景の中で、最近、妙に刺さるツイートを見つけました。

このツイートはYahoo!ニュースにも出ていましたし、この方も、話題になりつつあり、結構メディアとかにも出始めているらしいです。それにしても、これって、ある意味、ストレートで刺さります。

外資製薬大企業ですけど、実際に、こんな相談を以前に受けていたことがあります。

その方は、30歳前後の独身女性のCRAとして、外資製薬企業で勤務しております。その方から、転職に関する相談を受けました。その転職理由が、もう、忙殺されていて、とにかく脱出したいという内容でした。

|忙しいことは、良いことでは? 

もちろん、度が過ぎると嫌だし、限度はあるけど、ヒマより良いのでは? と、聞き返しました。確かに、その方も、別に忙しいことが嫌ではありません。ただ、それが腑に落ちていれば。

腑に落ちない忙しさがあるので、その職場を脱出したいというのです。

大手外資製薬で、福利厚生もしっかりしていて、女性も働きやすい環境のはずです。あ、そうか、キャリアアップかな。別に、今の職場がOKであっても、みんなキャリアアップで転職はしますので。

ところが、キャリアアップでもなく、ただ、その職場には問題があるというので脱出したいらしです。

その問題とは、要約するとこんな感じです。

女性が多い。そもそも女性を積極採用していた。→ 産休育休中の人も結構いる → 産休育休明けの人が結構上にいる。

そうすると、どんなことが起こるかというと、

|働きやすい? 職場に発生する問題

  • 夕方から夜の仕事は全部独身者に回ってくる。
  • 泊まりの出張は全部独身者に回ってくる。
  • 休日出勤は全部独身者に回ってくる。

などなど、とにかく、子育て中の人ができないことが多く、それが全部相談者に回ってくるから、忙殺されているとのこと。しかも、休日出勤とか、夜とか、独身の相談者も結構やりたいこともあるのだが、それが全部できなくなるということでした。

大手外資なので、その辺のところは上手いこと回っているのかな?と思っていましたが、現場では、実際は、特定の人に皺寄せが行っているのが現実なのでした。

上司にも相談したけど、どうにもできないということでした。さらに上司がボソッと呟いたのは、「昔はなんだかんだで、みんな辞めたんだけど、今はあんまり辞めないんだよね。」と、もちろん、辞めないで残ってくれることは、会社にとってありがたいことで、建前上は、素晴らしいこととしなければならないので、あんまり大声では言えないことだけど、と言っていたそうです。

そこで、このツイートの人の内容が、刺さります。大手外資でも、こんなことが起こっているのです。

|あの有名ファームが実際にしていること

さらに、あることを思い出しました。これは、表には出ていないことです。

表に出ていないので、会社名とかも出せませんけど。。。

あの、アクセンチュアをも追い越しているような、DXで成長している国産コンサルティングファームです。

その会社のサーチを担当していたことがあります。そんな中で、優秀な候補者がいたので、紹介しました。女性だし、DXばっちり、英語もできる、学校名も良い。顔も良い。これは絶対に決まるな。。と思っていました。特に女性だし、絶対に採りたいだろう、くらいに思っていたのです。ところが、その担当者に言われたのは、

「女性は採用しないんですよ。。」

でした。この言葉にはリアルに驚きました。ただ、今となっては納得はできます。コンサルティングファームはクライアントビジネスですので、突然産休、育休になったら、クライアントにすぐにリプレイスの人材を出せるわけではありませんから。

|MRは良い

そこに行くと、コントラクトMRは、女性でもどんどん採用しますし、大歓迎です。 もし産休育休になっても、意外とリプレイス見つかるんですよね。そこがコンサルファームとは違いますから。

それに、MRって、泊まりの出張とかって、ほぼ無いです。希少疾病の少数精鋭で、全国に10人くらいしかいないというような組織は止まりとかあるかもしれませんけど、それはレアケースです。

MRなら、子育てしていても、現地で、自宅がエリアのコントラクト案件なら、全然できるかと思います。もちろん、転勤とかになっていないければ、そのままメーカー勤務で職場復帰すれば良いですし。

CRAは担当施設が全国だから、泊まりもあるし、子育て中の泊まりの出張は厳しいですよね。

まあ、そんなわけで、ダイバーシティを高らかに謳っている外資大手製薬企業でも、現場は結構闇があるという話でした。そんな中で、この今話題の方の言っていることは、刺さります。という話です。

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ダイバーシティだから去る

高円寺あたりのキャバクラかっ

新卒女子にお酒を注いでもらう研修部のおっさんという構図は、高円寺あたりの格安キャバクラを彷彿とさせます。しかもジャージ姿だったり。

製薬会社の新人研修といえば、入社後半年くらい缶詰でみんなどこかに泊まりで勉強するわけです。まさに同じ釜の飯を食うですよね。

夜ご飯の時には、まあ学校ではありませんので、多少酒くらい飲むわけです。たまたま目の前にいた女子が、たまたま気を利かせて目の前の研修部の社員のおっさんにお酒を注いであげたりします。

大手製薬企業は100名規模で新卒を採用し、その半数以上が女性だったりしました。「製薬会社の採用といえば、新卒女性MR」と思ってしまうくらいでした。

バブル期から2000年頃までの話ですが、今でもそうなのでしょうか。当時は、ダイバーシティという言葉はそんなに浸透していませんでした。ではなぜそんなに女性を採用したのでしょうか。

理由ですが、表向きと実際の理由がありました。

表向きには、ヘルスケアカンパニーですから、やはり「ダイバーシティ」、「女性の活躍」というところを内外に示して、社会に取り組んでいる企業というアピールの戦略の1つだということができます。

ところが、実際の理由とは、トンデモないっちゃトンデモナイ話であり、今時は通用しない話なのかもしれませんが、これはもう、お分かりのように、決して表に出さない理由ではありますが、理由はズバリ、

固定費の節約

です。例えば、営業部門に1000人居たとした時に、全体の人件費を考えてみてください。ベテランで高い人もいれば、若手で安い人も居ますよね。1000人の中で、若手が多ければ、全体の人件費は安くすみます。ベテランが多いと高くなってしまいますよね。

そこでベテランが多すぎの時には早期退職制度などが発令されて固定費を抑えようとするわけですよね。

若手もいつかベテランになれば、給与は上がり、固定費は高くなるわけですが、女性は、一般的に男性に比べれば退職する率が高いですよね。ライフイベントが訪れて、結婚して家庭に入ったり、産休育休使ってもそのまま退職したりする事が多いので、男性に比べれば、辞める率は高くなるのです。良い悪いではなく、事実ですね。

従いまして、新卒で女性を多く採用しても、ある計算式に当てはめて、数年後に何パーセント退職するという想定をしているわけです。30代40代で次々とやめていき、毎年新卒を次々と採用する。その一定の層は、ブロックのようにある年齢で高止まりして、40代後半50代と推移する前にデータから消滅します。

給料もめっちゃ高くならずに済むわけです。固定費を抑える事が、女性を多く採用する語られない理由の1つなのです。

「辞めてくれるから。」「全体のセールスフォースの固定費を抑えられる」という、理由は語られませんでした。たまに人事部の同期が自慢げに、新橋の焼き鳥屋で語ってくれるくらいでした。

表舞台で、堂々と高らかに語られてきた言葉は、「ダイバーシティ」「女性の活躍」というきらびやかな文言だったのです。

マジでダイバーシティに

ところがです。昨今の、人事周りを巡る動きをみてください。

・働き方改革
・マジでダイバーシティ
・子育てしながら働ける会社こそ一流
・マジで女性管理職増える

グローバルで、女性の管理職を持ったりする会社が賞賛されるという時代になりました。人事部門はとにかく女性の管理職を作りたがるようになりました。女性もライフイベントでそう簡単に辞める率も下がりました。

マジで戻ってくる


産休育休を取りますと、辞めてしまうかたも多かったのですが、最近は、正直とても良いことなのですが、マジで戻ってくる方が多いようです。

ただし、産休育休の間は、会社としてはその方々が戻ってくるのを待っていたわけにもいかず、しっかり新卒や中途採用で人材の穴埋められていたわけです。

知り合いで、産休育休の補充という採用ニーズだったとは言え、夢と希望を持って入社した女子、A子がいますが、彼女は嘆いていました。なぜかと言えば、能力を買われて入社しまして、若くしてマネージャーへの道も模索できるくらいのスキルではあるのです。

その部署とは臨床開発ですが、彼女は珍しく理系学部卒で、海外のMBAを所持しているのです。会社にも重宝がられていました。

ところが、ある日、育休を開けた方々が、複数、同時に、たてづづけにA子の部署の先輩として「登場」したらしいのです。A子から見れば、「登場」ですが、戻ってきた先輩方からすれば、職場復帰です。

そして会社から見れば、働き方改革、女性に優しい職場、ダイバーシティです。

先輩方が職場復帰することについてはA子は特段問題は感じていないのですが、まあ、とりあえず、マネージャーへの道、つまり上は詰まりましたので、昇進するのは少し大変になりました。

100歩譲って、なかなか昇進できなくなったことは仕方ないと考えても、譲れないことがあるそうです。それは。。。。

  • 復帰ママたちが、徒党を組んで、若手女子を見ている
  • 復帰ママたちが、宿泊を伴う出張に行かないので、遠方施設は全て若手に回ってくる
  • お子さんを突発的に保育園に迎えに行くので難しい仕事が若手に回ってくる

A子はその部署では数少ない、英語のできる人材なので、仕事がどんどん回ってきて、さらに増えたそうです。マネージャーを狙っていたA子にとっては、

  • 突然直上に現れた、産休明けの先輩方
  • 突然出張や難しい仕事が回ってくる
  • マネージャーへの道が遠くなった

ということが、色々と降って湧いたように起こりまして、転職を考えるに至ったのです。

A子はその会社とその部署では期待されていただけにもったいない話ではあります。

解決策はないのでしょうか。
→あります。

復帰してきた方が、昇進昇格関係ない宣言をすれば良いのです。つまり後から入社して経験も浅いA子が自分たちのマネージャーになったとしても、それで良いと思ってもらえば、それでよくないですか。

これこそがまさにダイバーシティだと思います。

昇進昇格しない宣言
自分より経験の浅い人がマネージャーになっても構わない宣言
出張しないけど昇級しなくて良い宣言
難しい仕事しないけど昇級しなくて良い宣言

こういう道を会社が作れば良いのかと思うのですが、でもなかなかうまくはいきません。

つまり、ダイバーシティ、働きやすい職場によって、思い描いていた自分のキャリアパスが変わったA子は、転職を決意するのです。

ダイバーシティ謳う製薬会社で、女性にとって働きやすいとされる企業にお勤めの女性の方、転職しましょう!!!!!

ヨーロッパ系製薬会社 エリアマネージャー案件

ヨーロッパ系製薬企業です。エリアマネージャーの募集です。

募集担当エリア:
・大宮拠点の北関東甲信越エリア
・名古屋拠点の東海北陸エリア
・大阪拠点の関西エリア
・広島拠点の中四国エリア

年齢構成は30代から40代前半までの募集になります。

 

ただしダイバーシティの観点から、女性に限っては10年程度のMR経験で、所長経験はなくてもエントリーできます。

 

領域や、会社名など、詳細に関しては、ぜひご連絡ください