給与が高い会社に行きたい話

先日、某製薬会社の某本部長の採用に関わりました。その方の給与は2000万円を軽く超えています。MR出身というか、MRしかやったことがない方です。別に英語ができるとか、そういうわけでもありません。ただ世の中には、別に2000万円を超えたサラリーの方は居ることはいます。僕の同僚が手がけた案件では、4000万円というのがありました。某携帯電話等の電気通信事業者やインターネット関連会社等を傘下に置く日本の持株会社での、弁護士採用です。また、転職に関わることには失敗しましたが、場合によっては?というところまで行った方で、その方の現在の給与が8000万円というのがありました。某外資の企業です。そこまで行くと、例外かと思いますが、一般的なサラリーマンの平均給与が500万円を切るという、この世の中、MRは、普通の大学を出て、普通の営業マンをやって、運命の悪戯で、2000万円超えになるチャンスがある職種なのです。東大や東工大や海外の大学を出ていなくても、英語なんか全然できなくても、MARCHだろうが、日東駒専だろうが、大東亜帝国だろうが、聞いたこともない大学出身であろうが、MRはどこの会社にいても大体同じ仕事をしていても、会社が違うだけで、2000万円を超えることが可能な仕事なのです。大学大学と言いますけど、たまに高卒の方も居ます。それでも、2000万円は行かなくても、ベテランになれば、大体どんな方でも1000万円は超えてくるような職種なのです。

一方で、ベテランになっても、1000万円を超えない場合もあります。ここまでくると、もう、会社選びの中での運命の悪戯としか言いようがありません。ただもちろん、1000万円を超えないからと言って、別に悪いわけではありません。MRとしては安い方だとしても、世間一般の別の仕事よりは、大体高いのですから。

では、その、運命って、何でしょうか?

ズバリ、会社です。

どんな会社かといえば、外資のバイオファーマが、給与が高い傾向にあります。M&Aのリスクとか、色々とありますが、大体外資のバイオファーマは高いです。そういう会社に、たまたま入社した人は、給与が高くなるのです。他の会社のMRとほぼほぼ同じ仕事をしていても、ほぼほぼ同じスキルセットでもです。

では、そのバイオファーマに入社するにはどうしたら良いのでしょうか?

新卒はほぼないので、転職するしかありません。ほぼ、100%転職です。ですので、そのような企業で募集がでたら、応募すれば良いかと思います。

応募資格って何でしょうか?

大体外資のバイオファーマが扱っている製品は、免疫、バイオ製剤、などなどです。疾病領域は広いです。応募資格としては、

・領域経験→ 免疫、オンコロジー、オーファンドラッグなどの経験

・基幹病院担当経験 → 大学病院、大学以外では、本当に基幹病院経験です。この基幹病院の定義が微妙な場合があり、それは、見る人が見ればわかるのですが、たまに書類選考をする人の中に、それがわからない人も居たりするので、面接に行く前に落とされたりするという、不運があったりしますので、これも注意です。例えば、どこか地方の大学病院よりも、がんセンターとか医科研とか、色々と難しいしKOLが居たりするのですが、書類選考の担当者が派遣で製薬のことを知らなかったりすると、上からただ「大学、大学」と、◯カの一つ覚えみたいな人だと、不運が訪れます。がんセンターでも医科研でも循環器センターとかも担当している人が落ちて、地方の大学病院を経験している人が書類が通ったり。そういう現象が生まれたりします。これはもう不運です。

脱線しましたが、最低限オンコロジーとか免疫の経験とか、大学病院の経験とかがないと、外資のバイオファーマ自体に応募できないということです。ということで、外資のバイオファーマを目指す前に、領域経験をしなければなりません。ところが、国内企業や、外資の事業部とかで、メタボの薬とか花粉症の薬とか長期収載品とかジェネリックとかしか扱っていない人、そして、今後もそういう薬を扱っていくだろう、、と思われる人は、外資のバイオファーマを受けることさえできません。

では、メタボとか花粉症の薬しか担当経験がなく、今後もおそらくその道を進むことになるという人は、外資のバイオファーマを目指すにはどうしたら良いのでしょうか?

領域を経験できる企業にまず転職します。

オンコロジー未経験OKの、オンコロジーMRの募集とか、領域未経験OKの会社をまず受けて、受かって、そこで3年くらい経験します。そうすれば、その後外資のバイオファーマに応募することができるようになります。

領域未経験MRから、免疫領域経験MR、オンコロジー領域経験MRにトランスフォームすることが、最も大事なポイントなのです。3年くらい、居れば良いです。3年経っても、40歳にならないくらいが理想ですので、年齢的には36歳が限界説です。もし、36歳で領域経験をスタートすれば、40歳くらいになった時に、領域経験者としてバイオファーマに転職可能となるわけです。

ここで困ったことが出てきます。最近ですが、領域未経験者を対象としたオンコロジー募集などの案件が、ほぼ消滅しているのです。

もしかしたら、待っていれば、出てくるかもしれません。某目黒にある外資、某新宿区にある外資などは、領域未経験でもオンコロジーや免疫領域で応募可能です。この話を持っていくと、今度は、「その◯◯社って、どうなんですか?」みたいなことを心配する人が必ず出てきます。ここで僕が申し上げたいのは、その会社そのものなんて、どうでも良いのです。 その会社で扱っている薬が売れようと、売れまいと、その会社のパイプラインがあろうと、なかろうと、関係ありません。ぶっちゃけ、そのうちに潰れようと関係ありません。経験値を積める3年くらいもってくれれば。で、話を戻しますけど、募集がないのです!!

いや、正確に言えば、社員紹介としての募集はあるかもです。でも領域経験は求められたりするので、アウトです。

募集がありません。

1つ方法があります。

CSOです。

こんなプロジェクトがあります。

◇6/1入社 オンコロジー研修付き先行採用◇
・必須要件:MR経験3年以上、新薬経験、基幹病院経験
・勤務地:応相談
・入社日:6/1

そして、このプロジェクトから、転籍するということも、あるでしょう。結構転籍の可能性が高い場合もあります。特に若い人においては、転籍の可能性が高い傾向にあります。

感覚的には、例えば、新卒で国内企業のMRとして3年経った方。メタボとか花粉症の薬だけしか経験なく、その会社に勤めている限り将来にわたってキャリアとしては、そのまま5年後も10年後も変わりそうがないという人は、CSOの未経験OKプロジェクトは良いかもしれません。ただし、将来の転籍を確約するものではありませんので、覚悟は必要です。ですので、若くて独身でまだそれほど手枷足枷がない方が良いかと思います。

手枷足枷というのは、具体的には、結婚した、家を買った、子供が生まれた、子供が私立の学校に入った、親の介護が必要になった、、、などの状態が、まだ少ない人です。これらの状況が少ない人は、飛び込みやすいです。

敢えてCSOから、敢えてその後の転籍を狙ってみては、いかがでしょうか? そして、40歳前後でバイオファーマです。

その他、色々と相談事のある方は、お気軽にご連絡ください。きっと、お話をすれば、展開も広がります。

連絡フォームを下につけておきます。

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リストラして採用もする

久しぶりの投稿です。特に空白期間の理由はないです。こう言うのって、書かなくなると、パタっと止まったりします。せっかく年も明けましたので、なるべく更新するようにしたいと思います。

とりあえず、現状の報告をさせていただきます。

MR、コントラクトMRのサーチは引き続き行っております。転職をお考えの方は、ご連絡をくださいませ。MRが転職したい理由は様々で、ポジティブであったりネガティブであったりします。ポジティブでもネガティブでも、それぞれ事情というものがあるかと思います。そのあたりを率直にお話を伺えればと思っております。率直に話していただいた方が、僕としてもハッピーです。

さて、注目企業というか、今やってることといえば、ある外資のバイオファーマのサーチをしております。営業のトップ、絶賛選考中なので、近々決まるかと思います。夏、秋には100人前後の営業部隊が立ち上がるかと思います。この規模の立ち上げは、久々かと思います。

さて、全く関係ないところで言うと、モデルナがクリニカルとかバックオフィス中心に日本で人が増え始めましたね。採用担当者は僕の元同僚なので、情報が入りましたら、お伝えしますので、ご希望の方は、コンタクトをお待ちしております。

最近の僕のコンタクトとしては、Sobiという会社のある人とつながりました。ここも、なんとなくみんな興味持ちそうな会社ですよね。

とある別の元々ある外資で、ストラテジックリエゾンのサーチをしております。営業経験あり、マーケとか戦略に興味のある方なら、間違いなくハマるポジションです。しかも、この薬がこれがまた良いのです。冗談抜きで、有望な薬の、SLになります。結構現場に張り付く仕事になりますが、基本的に本社勤務扱いになるかと思います。こちらの情報も、もちろん、お問合せくださいませ。

こんな、注目企業の他にも、もちろん、コントラクトMRも引き続きサポートさせていただいております。

昨年は、早期退職社のコントラクトMRの転職を結構サポートさせていただきましたが、何もコントラクトMRを志望する時って、早期退職だけではなくて、若い方も色々あります。本当に、いろいろなケースがあるのです。

若い方は、いろいろな理由で、コントラクトMRという道を選んだとしても、今後は、評価も変わってきます。もちろん、良い方にです。重宝されますし、そのCSOの会社の別のポジションとかも可能性が出たりして、しかも正社員ですから。

昨年は、結構CROが元気が良くて、成長した年なのですが、CROが併設されているようなCSOは、同様に伸びております。

この成熟した現代社会で、人々のライフスタイルは様々です。

早期退職の方も、若い方も、コントラクトMRをお考えの方は、お気軽に連絡をいただければと存じます。

今年の展望ですけど、コロナ禍がいい加減に終わり、実際に回るようになると、企業も人を採用するかと思います。リストラもするけど、採用もする感じです。

ファイザーが米国で人を減らしますみたいなニュースがありましたけど、それはそれで、その波はあるかと思います。

一方で、日本市場は日本市場です。

例えば、日本って、営業に行けば、先生が使ってくれたりする文化ないですか? ありますよね? それは良いことだと思います。

A社が人を増やせば競合のB社も人を増やすとか、、日本って、そういう感じなのです。それで良いかと思います。何が良いかって、売れるからです。

売れるっていうのは、日本の場合、すごいことなのです。何しろ、保健行政からの収益ですから。

例えば、100億円の売り上げがある薬を専門部隊を10人作って、対面で回ったとしたら、10%の売り上げアップなら、10億円です。

10億円って、すごいですよね。実際はもっとアップします。これが、医療用医薬品のすごいところなのです。新たに専門部隊を10人くらい増やしたって、10億円も売り上げがアップしたら、その経費を考えても余りあるほどの利益を出すことができるのです。

そういう戦略をどこかの会社が立てれば、競合も追随して、転職市場にも活気が出たりするのです。これが日本です。

コロナ禍がいい加減に終わると、日本の転職市場は、人が増えて活気が出るかと思います。もちろん、時代の流れでリストラも続くかと思いますけど。

Crossroads

こんにちは。山崎です。ご無沙汰しております。バンコク在住ですが、バンコクは暑いですね。コロナの影響もあり、もう2年以上日本に帰っておりません。奥さんと子供に至っては、もう4年くらい日本に帰国しておりません。もう日本を忘れてしまいそうです。

最近更新が滞っておりましたが、別に理由もあるわけでもなく、さらに元気に仕事をしたいと思っております。

企業ニュースもなんだかパッとしないですよね。

“♪なんだかパッとしない毎日〜”

これでわかる人は、40歳代の方でしょうか? Speedの歌ですね。Speedそのものを知らない人もいますよねきっと。それにしても、今井さんは国会議員ですね。あの小学生が国会議員になるなんて、誰が想像できたのでしょう。隔世の感がありますね。

僕の現在の活動状況です

ビジネスディベロップメントにおいては、現在、あるバイオファーマの社長とやりとりしています。水面下で、サーチをしていたのですが、なぜか有名大手人材紹介エージェントが同じサーチを始めました。まあ、こういう話ってコンフィデンシャルでやってても漏れますよね。特に製薬業界の噂の広がりのスピードはすごいです。

ということで、多分、この会社は来年営業部門を積極的に採用すると思います。気になる方は、ぜひお問い合わせください。

転職について、漠然とでも考えている方は、お知らせください。お気軽にお話をさせていただきます。

ここ最近転職した人

Aさん:色々あって、家族もバラバラで、50歳代で独り身になった方。メンタルも崩壊し、一時期はよくない状態でした。色々と話をするうちに、元気になり、また、絶妙のタイミングで色々ことが展開し、なんと外資系製薬企業の正社員で採用されたのです。まあ、これは特殊と言えば特殊ですので、他の皆さんに同じように支援できるとは限りません。でもこういうことってあるんだなと思いました。タイミングが良すぎました。

“♪この世で一番肝心なのは素敵なタイミング〜”

ステキなタイミング・・・坂本九ですね。川崎市の市民祭には毎年奥様の柏木由紀子さんが来たりしていました。僕の奥さんの地元なので、市民祭によく行きました。コロナ前まではすごく大きなお祭りでしたけど、噂によると、もうやめるとか。残念ですね。コロナのせいで無くさないでほしいです。JR川崎駅の電車が発車する時の音楽は、坂本九の「上を向いて歩こう」ですね。ところでニューオリンズに4回行ったことがあるのですが、ストリートミュージシャンに「日本から来た」というと、いつも「上を向いて歩こう」を演奏してくれたりしました。アメリカのおっさんにとっては日本といえば「上を向いて歩こう」なのですね。アメリカではSukiyakiという名前でヒットして、日本の曲で初めてビルボードのトップテン以内に入った曲ですよね。まあ、飛行機事故も思い出してしまいます。全て隔世の感です。

あ、柏木由紀子は坂本九の奥さんですけど、柏木由紀ではないですよ。AKBの。紅白に出れなくなって、悔しいとコメントしてましたね。ていうか、体調は大丈夫なのでしょうか。元気になったのなら、よかったですね。

Bさん:医療機器メーカーの品質保証、50歳代のベテラン。過去には日系企業で東南アジア駐在経験もある方。MRとはなんとなく違って、お話もテキパキ、スマートな感じとはいえ、人情味もあり、嫌味のない方。医療機器と、バイオベンチャーのQA案件をサーチしている中でコンタクトを取り、そのままやりとりをしておりました。時を同じくして、とある自動車部品メーカーの案件をサーチすることになり、業界は違っても、色々キャッチアップできるのでは? ということで、ヘルスケア畑で50歳代になった方ではありましたが、自動車部品メーカーを案内。ロケーションの問題とか色々とありましたが、クリアして、見事、成約しました。僕にとっても、自動車部品メーカーに転職成功させていただいたのは、初めてです。

ちなみに関係ないですが、スポーツ用品メーカー、そして焼肉チェーンに転職成功させていただいたことはあります。

Cさん:新卒で日本一の製薬会社一筋。早期退職された50歳代の方。転職経験なく、面接で戸惑いましたが、CSOに転職成功しました。本人は割増退職金ももらっているし、地元でできるのでハッピーです。退職してから1年近く経ちましたが、失業保険ももらっていたし、OKです。

Dさん:早期退職した、40歳代の方です。外資系一筋でやってきましたが、彼曰く、生き残るには、マネージャーや部長になるか、本社にキャリアチェンジするかしかないと感じていたらしく、本人はそういうタイプではないとのこと。であれば、CSOで正社員で行ける年齢で早期退職制度がちょうど良く導入されたので、その道を選んだ。プロジェクトがある、無い、という問題は今後出てきますが、基本的には定年までいる事ができます。メーカーでも定年までは難しい時代なので、賢い選択かもしれません。

Eさん:MARCHの大学を卒業し、大手ジェネコンに新卒で就職。営業職を3年経験し、CSOに未経験MRとして転職し、3年経つ方。まだ20歳代です。CSOでは、国内後発品メーカーでのプロジェクトに従事しており、なんとなく、本人の実力としては物足りない日々を過ごしておりました。そんな中で、コンタクトしていただき、大手国内医療機器メーカーを案内。オファーまで出そうでしたが、急遽、お父様が体調不良になり、お父様の事業を継がなければならない事態に遭遇しました。ゆくゆくは、お父様の事業を継ぐ予定ではあったものの、お父様の容体が急変ということで、奥様、お父様のご希望もあり、オファープロセスを辞退して、家業を継がれる道を歩むことになりました。僕としては、ご本人がハッピーな道であれば、今後も応援させていただきます。

Fさん:Gさん: 現在、とあるバイオ企業の営業部長のサーチをしております。お二人はその候補者として応募させていただいております。製品の立ち上げ経験もあり、現職部長です。給与は代替2000万円超えるくらい。現職部長も色々あって、転職を望んでいたりするのですね。

過去に遡って、思い浮かんだ人たち

Hさん:新卒で外資の製薬企業のMRを経験し、その後外資で2社経験、オンコロジーでしたが、2年前にキャチアチェンジし、別業界へ。そして起業。結構稼いだものの、その業界の色々な闇を経験、そのまま突き進むこともできたのですが、闇が深すぎて、MR、製薬業界が超ホワイトに思えてきた今日この頃。起業していたものの思い切ってまたMRに戻ることに。ブランクはありますが、めでたく内定しました。

Iさん:MR同士で結婚し、家庭に入り、ご主人の転勤に帯同。お子さんも保育園に入れられることになり、MRとして復帰する女性。勤務地限定で普通にCMRとして転職成約しました。

転職はもしかしたら人生をも左右しかねないことですので、慎重にしなければなりませんが、一方でずっと留まっているのも、もしかしたら人生大損かもしれません。一度きりの人生のCrossroads. ミスチルかっ? 色々とご相談に乗らせていただきますので、ご連絡いただければと存じます。

転職理由に、気付けない人

自分自身の転職理由に、正面から向き合うことをお勧めします。

転職の理由は自分自身の理由と、面接などで外に向けて言う理由があります。

例えば、給料が安いから転職したいと言うのは自分の理由で、面接の時にはキャリアアップしたいと言ったり、と言うふうに。もちろんケースバイケースで面接で本音を言っても良い場面もあるかもしれませんが、大体の場合は自分自身の理由、そして外向きの理由が存在するかと思います。

自分自身の理由ですが、もちろん、人それぞれ違います。また、同じ人であっても、その時その時で違います

人物が違えば、転職したい理由が違うのは、当たり前です。別人ですから。

ただ、同じ人物であっても、今と、数年前と、数年後では、価値観がシフトしています。どのような価値観と言えば、

  • 絶対にメーカー
  • できれば専門領域
  • キャリアの為には全国OKというのは承知している
  • 借上社宅、日当、などなど福利厚生重視
  • 給与アップはもちろん、$$$$以上じゃないと行かない

などなど、から、

  • 勤務地叶えばメーカーじゃなくてCSOでも良い
  • 領域は問わない
  • 勤務地重視なので、特段キャリアアップは気にしていない
  • 持家なので、社宅制度などは特に重視しない
  • 給与はそこまで重視しないが、FLEXやリモートがよい

同じ人物であっても、このように変わってくる可能性が十分にあり、多分、5年もすると全く違う価値観になっていたりするのです。5年もしなくても、2年あればかなり価値観がシフトするかもです。

なぜ違ってくるのかといえば、答えは簡単で、自分の置かれている環境が変わったからです。例えば、結婚したとか、子供ができたとか、奥さんの実家に引っ越すとか、あと3年続けて開業するとか、もうこれはまさに十人十色になるのです。

自分自身の変化が、自分でわからない人が偶に居ます

例えば新卒で国内メーカー入社で糖尿病、高血圧、花粉症の薬をメインに活動してきて、キャリアアップを目指して転職を志している女性がいて、外資で免疫、オンコロジーに執着するも、なかなかうまく行かなかった人がいるとします。25歳くらいから転職する、領域を変えるということを意識し始めるも、そんなに甘くなく、書類、面接で落ちてしまう。

そんな状況が7年くらい続き、32歳になり、結婚して子供も考えようか・・・。みたいになった時。もちろん、ご主人と一緒に暮らす為には勤務地は全国OKではありません。また行く行くは専業主婦になるかもしれないと思っている時には、必ずしも、オンコロジーでキャリアアップなんかしなくて良いです。ご主人の勤務地に引っ越すために、転職しようと思ったとします。

この方にとっての最優先事項は、勤務地なのです。逆に言えば、勤務地が叶えば、あとは、まあ、どうでも良いとは言わないけど、そんな感じなのです。コントラクトMRでも良いのです。

しかしながら、25歳から32歳くらいまで、7年もの間、転職するなら専門領域、オンコロジー、外資、などなどということを目指してきていたので、簡単に思考を変えられないでいます。

僕がエージェントとしての立場で話を聞いたとします。


——なるほど、そういうことなら、もう、コントラクトで、その勤務地限定で活動する良いですよね。
「でも、限定すると契約社員になっちゃうので。。。。」
――あれ、でも3年くらいしたら家庭に入るみたいな話もされているのですよね。
「でも、少しでも資金は多い方が良いので、メーカーの方が。」
――まあ、確かにお金は少ないよりは多い方が良いですけど、メーカーは大学経験必須と全国OK前提じゃないと難しいですよ。
「わかっていますけど、少し見つけるまで探してみます。」
――わかりました。例えば案件が見つかって受けて、受かって、希望の神奈川県じゃなくて大阪とかになったらどうします?
「それは無理ですね。」
――じゃあ、もしそうなっちゃったら辞退しますか。
「それは辞退します。」
――いま、ご主人と離れて住んでおりますが、いつまでその状況でいて大丈夫でしょうか?
「旦那は、一緒に住もうと言っています。なるべく早く。」
――そうすると、多分ですけど、勤務地限定でCSOが一番幸せでは?
「でもプロジェクト先の領域がわからないので。」

こうなるともう、無限ループです。

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Time is Moneyですし、Time is Lifeです。

この方にとっては、ご主人の勤務している場所で一緒に住んで、そこでMRとして3年くらい働いて、その後家庭に入るなら入る、キャリア続けるなら続けるというのが、一番優先されることであって、領域や雇用形態が優先されているわけではないのです。

「いや、でも、結婚生活とかもうまくいくとは限らないですし、その時のためにやっぱりキャリアはある程度優先させたいと思っています。」

――そこまでお考えなのですね。では、メーカー案件探しましょうか。なかなか無いし、経歴上も厳しいですけど。ぶっちゃけ、なかなか決まらなかったら、どうしましょうか。
「でも、旦那は早めに一緒に暮らそうと言っているので、早く決めたいです。」

どんな人でも、それなりに、決断しなければいけない時ってありますよね。どんな人でも、それなりに、勝負しなければならないことって、ありますよね。勝負というか、どこかでケリをつけなければいけない時って、くると思うのです。

これも、MRがホワイト過ぎる弊害かと思います。

MRだけではありませんけど。

キャリアアップが正義と思うがばかりに、ご自分のハピネスを見失わないようにしなければなりません。なぜなら、Time is Moneyであり、Time is Lifeだからです。考えてみれば、世の中が今のコロナ禍になって、20ヶ月くらいでしょうか。あと数ヶ月で2年ですよね。 早すぎます。2年は、すぐに過ぎます。

2年というのは、誕生日前から誕生日後を計算すると、

35歳の方は、38歳になります。
38歳の方は、41歳になります。

その月日を、ただ様子を見ているだけで、無駄にしてはならないと思います。

転職の理由に、しっかりと向き合うべきかと思います。それは、ほとんど、ご自分がハッピーになるプロセスということで集約されます。

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ご自分の転職の優先順位のために、例えばCSOも検討したい方。例えば、少し話してみたい方。お気軽にご連絡ください。

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CLUB KENNY

新しい試み。


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社員紹介による転職で本当に大丈夫ですか?

この記事で言いたいことはだいたいこんな感じです。

🔶 社員紹介の場合、その紹介してくれる社員に給与交渉をお願いし難い。

🔶 社員紹介の場合、断ったら不義理な感じがして、この狭い業界で後後に響かないか不安になる。

🔶 社員紹介の場合、勤務地の交渉など、その紹介側の社員の人が人事に交渉してくれないだろう。

🔶 社員紹介の場合、競合他社との比較などをちゃんとその社員が言ってくれないだろう。

🔶 社員紹介の場合、面接のプロセスなどが通常通りなのか、先方は当事者なので客観視できない。

🔶 社員紹介の場合、その会社のデメリットをなかなかその社員から知ることは難しいと思う。

🔶 社員紹介の場合、自分の家庭の事情や、自分の現在の給与水準などをその社員に知られることになり、その社員ともしかしたら同僚になるわけで、なかなか嫌な感じがする。

🔶 社員紹介の場合、仮に晴れてその会社に入社した後に、その社員の人と何らかの形でずっと恩を感じ続けるのも、嫌な感じがする。

とはいえ、その会社の募集は、もはや社員紹介とダイレクトソーシングのみで、エージェントを全く使っていない。

できればエージェントを使いたいけど使えない。

どうしたら良いだろう?

・・・と、思っている方は、相談に乗らせていただきます。

社員紹介や、ダイレクトソーシングによって転職のプロセスに入っている方。または、誘われて、どうしようか考えている方。

転職のノウハウをアドバイスさせていただきます。

企業は社員の中途採用補強をエージェントによる紹介から、社員紹介やダイレクトソーシングに全シフトしつつあります。

例えば外資の大きなIT企業でエージェントを使っているところは少ないです。もちろん特別なポジションなどは使うこともあるかと思いますが、原則ダイレクトか社員紹介です。

GAFAMを例にとれば、活発にエージェントを使っているのはAmazonだけです。

GAFAMとは・・・GAFAMとは、IT企業の雄である5社(Google、Amazon、Facebook、Apple、Microsoft)の頭文字を取った呼び名のことです。 読み方はガーファム。 ほかにも、ビッグ・テック、テック・ジャイアンツ、ビッグ・ファイブなどと呼ばれることもあります。

マイナビニュース

社員紹介やダイレクトソーシングには、企業にとってはメリットがります。それは予算の削減かと思います。ここでは企業のメリットは割愛します。

企業にはメリット、でも

候補者にはデメリットでしかない!!

社員紹介って、そこの社員から直接声がかかるわけです。
「うちの会社に来なよ・・・」
みたいな。

そうすると、どうでしょうか。候補者が頼るのはその社員です。きっと良いことしか言わないと思いませんか? いや、正直な人もいるかもしれません。多面的な情報を提供してくれる良い人も、いるかもしれません。つまり、その会社の「嫌だなー」と思うことを、しっかりと伝えてくれる人も、中には居るかもしれませんよね。

ただ、レアケースですよ。発言には責任も伴うし、後にも残るので、わざわざまだ入社もしていない人に対して、自社のマイナス面をのうのうと語る人なんて、まずお目にかかれません。つまり、

マイナス情報が入ってこない!!

これがもしエージェント経由なら、多面的な情報も提供されると思いますが、社員紹介では、入ってこないですよね。

さらに、その社員の方に色々とアドバイスを聞いても、その人は中立な立場ではありませんし、

競業他社との比較情報が疑わしい!!

という事態に陥ります。他社の情報なんて知らない人ばかりです。結局、無理が多い仕組みではあるのです。企業にとってはメリットがあっても、候補者にはあまりメリットはないのです。

もっと突っ込むと、大事なお金の話になるかと思います。社員紹介で誘ってくれた人が、その会社に対して給料の交渉をしてくれるでしょうか。

その前に、自分の現在の給与とかを知られるのも嫌じゃないですか?

転職となるともしかしたら人生を左右しかねない事柄なだけに、その社員の人にお金や、家族の事情とかももしかしたら、話さなきゃいけなくなるのです。

  • 結婚の予定がある
  • 介護している家族がいる
  • 来年家を買う予定
  • 子供を私立の学校に入れる
  • 離婚調停中

こういう話が、どうしても出てくることがあるのです。エージェントとなら話せるかもしれません。いや、もしかしたら、話のわかる口の堅い社員の人がいて、しっかりと秘密を守ってくれるかもしれません。でも、もしかしたら、その人と同じ会社に勤めることになるかもしれないのです。

あまり言いたくない事とかを言う必要があったりします。そ言う事を知っている人と同じ会社に勤めることになるかもしれないのです。

嫌ですよね。

採用企業がエージェントを使っていないなら、社員と話すより他に方法はありません。

本当にそんなので良いのでしょうか???????

そこで、もし、何か心に溜まっている事を吐き出したい方、疑問難問を抱えている方。

いらっしゃいましたら、ご利用くださいませ。

⬇️ なお、新卒の方にオススメな就活塾はこちらです。 ⬇️

超ホワイト過ぎるから

茨の道を進みたいから転職をしたい

カンファタブルゾーンから抜けたいから転職をしたい

殊勝な心がけの人が、たまに居ます。

Photo by Olga Neptuna on Pexels.com

転職の理由は様々ですが、大体はなんらかの事が、しかも大体良くない事があるから転職をしたいのかと思います。

しかしながら、人間は不思議なものです。すごく良い会社過ぎて、

「このままじゃいけない」

と思っての転職相談もたまにあるのです。

「超ホワイトな会社に入って、このままだと何の試練もないかもしれない・・・。」

「恵まれ過ぎていて、鈍ってしまう。カンファタブルゾーンから抜けなければ・・・。」

凡人はそれでハッピーなのですが、違う人もいるのですね。しかし贅沢なものですよね。みんなホワイトでカンファタブルな場所を日々探しているのかと思うのですが、

マジでホワイト

マジでカンファタブル

な会社に入ってしまうと、それはそれで不安になるのです。これは本当に不思議です。

  • 若いのに平均よりも給料が高い。
  • 潰れることはまず無い。
  • 苦労して何かしなくても、普通にやっていれば将来も安泰。

でも、何となくわかる気もしませんか?

それは、本当に将来のことって、神様しかわからないですよね。絶対安泰と思っていた会社も、いつ何があるのかはわかりません。

その、もしもの時に、今超ホワイトな会社にべったりとまるでフジツボのように吸い付いていても、もし崩壊した時には、気づくと何ら苦労も乗り越えていないし、何らスキルも身についていなかったら、焦ります。しかも年齢も結構過ぎていたりすればなおさらです。

世の中の同世代は、ITリテラシーや金融リテラシー。プログラミングとか自然言語とかディープラーニングとかを身につけたりしていて。使用しているソフトウェアも豊富で次々とサーティフィケートを獲得したりしているのに、

それにひきかえ自分は特に何もしなくても大丈夫。別に潰れる会社じゃないし、せいぜいエクセルくらいしか使っていないよ。。。

みたいな状況なら、もし何かあったときのことを考えると、これは焦ります。

ダイバーシティだから去る

高円寺あたりのキャバクラかっ

新卒女子にお酒を注いでもらう研修部のおっさんという構図は、高円寺あたりの格安キャバクラを彷彿とさせます。しかもジャージ姿だったり。

製薬会社の新人研修といえば、入社後半年くらい缶詰でみんなどこかに泊まりで勉強するわけです。まさに同じ釜の飯を食うですよね。

夜ご飯の時には、まあ学校ではありませんので、多少酒くらい飲むわけです。たまたま目の前にいた女子が、たまたま気を利かせて目の前の研修部の社員のおっさんにお酒を注いであげたりします。

大手製薬企業は100名規模で新卒を採用し、その半数以上が女性だったりしました。「製薬会社の採用といえば、新卒女性MR」と思ってしまうくらいでした。

バブル期から2000年頃までの話ですが、今でもそうなのでしょうか。当時は、ダイバーシティという言葉はそんなに浸透していませんでした。ではなぜそんなに女性を採用したのでしょうか。

理由ですが、表向きと実際の理由がありました。

表向きには、ヘルスケアカンパニーですから、やはり「ダイバーシティ」、「女性の活躍」というところを内外に示して、社会に取り組んでいる企業というアピールの戦略の1つだということができます。

ところが、実際の理由とは、トンデモないっちゃトンデモナイ話であり、今時は通用しない話なのかもしれませんが、これはもう、お分かりのように、決して表に出さない理由ではありますが、理由はズバリ、

固定費の節約

です。例えば、営業部門に1000人居たとした時に、全体の人件費を考えてみてください。ベテランで高い人もいれば、若手で安い人も居ますよね。1000人の中で、若手が多ければ、全体の人件費は安くすみます。ベテランが多いと高くなってしまいますよね。

そこでベテランが多すぎの時には早期退職制度などが発令されて固定費を抑えようとするわけですよね。

若手もいつかベテランになれば、給与は上がり、固定費は高くなるわけですが、女性は、一般的に男性に比べれば退職する率が高いですよね。ライフイベントが訪れて、結婚して家庭に入ったり、産休育休使ってもそのまま退職したりする事が多いので、男性に比べれば、辞める率は高くなるのです。良い悪いではなく、事実ですね。

従いまして、新卒で女性を多く採用しても、ある計算式に当てはめて、数年後に何パーセント退職するという想定をしているわけです。30代40代で次々とやめていき、毎年新卒を次々と採用する。その一定の層は、ブロックのようにある年齢で高止まりして、40代後半50代と推移する前にデータから消滅します。

給料もめっちゃ高くならずに済むわけです。固定費を抑える事が、女性を多く採用する語られない理由の1つなのです。

「辞めてくれるから。」「全体のセールスフォースの固定費を抑えられる」という、理由は語られませんでした。たまに人事部の同期が自慢げに、新橋の焼き鳥屋で語ってくれるくらいでした。

表舞台で、堂々と高らかに語られてきた言葉は、「ダイバーシティ」「女性の活躍」というきらびやかな文言だったのです。

マジでダイバーシティに

ところがです。昨今の、人事周りを巡る動きをみてください。

・働き方改革
・マジでダイバーシティ
・子育てしながら働ける会社こそ一流
・マジで女性管理職増える

グローバルで、女性の管理職を持ったりする会社が賞賛されるという時代になりました。人事部門はとにかく女性の管理職を作りたがるようになりました。女性もライフイベントでそう簡単に辞める率も下がりました。

マジで戻ってくる


産休育休を取りますと、辞めてしまうかたも多かったのですが、最近は、正直とても良いことなのですが、マジで戻ってくる方が多いようです。

ただし、産休育休の間は、会社としてはその方々が戻ってくるのを待っていたわけにもいかず、しっかり新卒や中途採用で人材の穴埋められていたわけです。

知り合いで、産休育休の補充という採用ニーズだったとは言え、夢と希望を持って入社した女子、A子がいますが、彼女は嘆いていました。なぜかと言えば、能力を買われて入社しまして、若くしてマネージャーへの道も模索できるくらいのスキルではあるのです。

その部署とは臨床開発ですが、彼女は珍しく理系学部卒で、海外のMBAを所持しているのです。会社にも重宝がられていました。

ところが、ある日、育休を開けた方々が、複数、同時に、たてづづけにA子の部署の先輩として「登場」したらしいのです。A子から見れば、「登場」ですが、戻ってきた先輩方からすれば、職場復帰です。

そして会社から見れば、働き方改革、女性に優しい職場、ダイバーシティです。

先輩方が職場復帰することについてはA子は特段問題は感じていないのですが、まあ、とりあえず、マネージャーへの道、つまり上は詰まりましたので、昇進するのは少し大変になりました。

100歩譲って、なかなか昇進できなくなったことは仕方ないと考えても、譲れないことがあるそうです。それは。。。。

  • 復帰ママたちが、徒党を組んで、若手女子を見ている
  • 復帰ママたちが、宿泊を伴う出張に行かないので、遠方施設は全て若手に回ってくる
  • お子さんを突発的に保育園に迎えに行くので難しい仕事が若手に回ってくる

A子はその部署では数少ない、英語のできる人材なので、仕事がどんどん回ってきて、さらに増えたそうです。マネージャーを狙っていたA子にとっては、

  • 突然直上に現れた、産休明けの先輩方
  • 突然出張や難しい仕事が回ってくる
  • マネージャーへの道が遠くなった

ということが、色々と降って湧いたように起こりまして、転職を考えるに至ったのです。

A子はその会社とその部署では期待されていただけにもったいない話ではあります。

解決策はないのでしょうか。
→あります。

復帰してきた方が、昇進昇格関係ない宣言をすれば良いのです。つまり後から入社して経験も浅いA子が自分たちのマネージャーになったとしても、それで良いと思ってもらえば、それでよくないですか。

これこそがまさにダイバーシティだと思います。

昇進昇格しない宣言
自分より経験の浅い人がマネージャーになっても構わない宣言
出張しないけど昇級しなくて良い宣言
難しい仕事しないけど昇級しなくて良い宣言

こういう道を会社が作れば良いのかと思うのですが、でもなかなかうまくはいきません。

つまり、ダイバーシティ、働きやすい職場によって、思い描いていた自分のキャリアパスが変わったA子は、転職を決意するのです。

ダイバーシティ謳う製薬会社で、女性にとって働きやすいとされる企業にお勤めの女性の方、転職しましょう!!!!!

【製薬】リストラされて幸せに

少し平均より高いMRの給与

サラリーマンの平均年収は、30歳代でだいたい500万円です。多分下回ります。もちろん、日当借り上げ社宅ありませんし、車に乗りたければ、車も駐車場も保険も自腹です。

MRは学校名関係なく、文系でも理系でも、たまたまMRになったというだけで、サラリーマンの平均以上の収入を得ています。スキル的にも、学歴的にも、他業界の営業マンとは大差はありません。選んだ業界が製薬業界だったということで、平均以上の収入になっちゃったのだと思います。

それは素晴らしいことです。全然悪いことではありません。できるだけ長く続けたいです。

生き残るために転職も考えますが、そもそも転職案件が少ない昨今です。

「MR数が減少する、MRが要らなくなる、では、オーファンや専門領域に移って、生き残らなければ・・・。」

ただし、募集があれば。

募集が無いので、結局現状をキープしながら、早期退職まで待つのが趨勢を占め始めました。それも、早期退職制度があればの話です。早期退職制度を待ちながら、毎日働く。それは、わびしいものです。が、ただの解雇同然の人も居ますから、制度があるだけその人は幸せかもしれませんが。

そこで、たまたまではあれど、平均的なサラリーマンよりは少し多い給与を、投資に回すという、積極性を人生に持たせれば、むしろアグレッシブです。「仕方なく」MRを続けるのではなく、「敢えてね」by本田圭佑です。

MRをこのまま続けると決めた場合です。

今まで、MRのキャリアアップなどを色々とこのブログでも書いてきました。それはそれで、良いと思います。若手のうちから、将来のキャリアパスを考えて日夜研鑽を重ねて。それは素晴らしいですし、そう言う方の転職相談にも今後もどんどん乗っていきたいと思っております。

しかしながら、MRを結局続けるぞと、思っている人、あるいは、ネガティブかもしれないけど、続けることになるんじゃね? みたいに黄昏ている人。そう言う人でも全然問題なく、エンジョイできる方法を考えました。

投資を考える

投資と一言で言っても、星の数ほどは無いですけど、無数にあります。証券などの金融商品、不動産などでしょうか。

どうせなら、アグレッシブさを持たせて、海外投資なんかをやってみると良いかと思います。オフショア投資です。なぜそれが良いかといえば、リスクもあるものの、メリットの方が大きいと思うことと、MRという人々の性格上、一味違ったモノを持ちたいというニーズがあるような気がしたからです。
そうです。MRって、なんとなく、人と違うものを持ちたいのです。そんな人ばかりじゃ無いかと思いますが。

MRとして生き残るためには、と言う考えそのものがどうなのか?

  • 色々とオンコロジーや専門領域やオーファンへのチャンスを模索して転職したり、
  • 営業所長、支店長などのキャリアパスのために、社内政治に奔走したり、
  • マーケやMSLになるために必死に勉強したり、
  • 企業のパイプラインや、噂などを必死になって集めている毎日では無いでしょうか。社内の動向、社外の噂。良い話はないか。などなど、そんな情報収集をして、乗り遅れないようにしている現状ですよね。

悪くは無いですが、苦しいです。もっと、普通に楽しくできないものかと。

で、最近思いついたのが、苦しく無い生き方です。まさにQOLの改善。

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転職しないで普通に暮らせば良い

思いつきですが、本当に思いついたのですが、エージェントの私が言うのも変ですが、転職とか面倒なことをせずに、早期退職制度が発令されるまで、幸せに過ごしたら良いのでは?と思い始めました。

早期退職まで、仕事もそこそこ、遊びも趣味もやってハッピーに暮らすのです。ただし、むだ使いせずに投資などをしながらです。たとえば、日当分を投資するでも良いかと思います。それなら、国内の投資商品で運用していけるかと思います。

早期退職が来たら、爆速で応募

そして早期退職が発令されたら、爆速で手を上げて、1円でも多く割増退職金をもらって、例えばですけど、話題のオフショア投資したら良いかと思います。リスクを上回るメリットがあります。

70歳になっても、お金のことを考えなければいけないこれからの日本社会

早期退職で例えば50歳だとしたら、15年ものの年金でも65歳です。仮に55歳でも70歳です。70歳は将来的にはまだ現役の可能性もあり、年金支給も70歳に引き上げるなどの議論もあるくらいですよね。要するにまだまだ元気な可能性があるし、家族にお金が必要な場合が想定されるのです。

オフショア投資のメリットは、高い利回り、そして税率が低いことです。もちろんそれなりの原資が無いとできないかもしれませんが、それは早期退職して多めに割増退職金をもらって、十分に考えられることです。

まとめると

  • 20代、30代、40代 ⇨ サラリーマン 平均よりも高い給与を投資する。例えば日当分。国内の例えば、不動産とか、証券、NISAなどなど。
  • 50代 ⇨ 早期退職が出たら秒速で手を上げて、1円でも多く割増退職金を貰う。その上で、掛け金高めだけど、手元に入ったまとまったお金を原資として、リターンも良くて税率も優遇されている15年位が満期のオフショア投資をする。満期でも65歳から75歳で、これからの超高齢化日本社会では、65歳でも70歳でもまだまだお金が必要な時期。

オフショア投資って何?⇨早急にこのブログにupしますね。乞うご期待です。

早期退職後はどうするの

・早期退職後は、コントラクトMRでも、なんでも、文句言わずに受け入れてくれるところでやる。大事なのは文句言わないことです。勤務地がどうとか、プライマリー領域がへった栗とか、ジェネリックがああだとかこうだとか言わないでください。

・もし早期退職前に余裕があれば、その時点でオフショアやっても全然OKだともいます。

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転職なんてするかボケ!

このプランがあれば、いちいち、自己啓発だの、キャリアアップだの、転職だのしなくても大丈夫です。ああ。もう解放です。将来の不安から。転職なんて、そんなめんどくさい事するかよ。。って感じです。

どうやって「生き残ろうか」と言うよりも、どうやって「楽しく過ごせるか」に焦点をおいた生き方だと思います。

やりたくも無い自己啓発や、やりたくも無い英語や、やりたくも無い社内政治をしなくても良いです。

「どうやったら業界で生き残れるか」

を考えずに、

「どうやったら幸せに過ごせるか」

を考えることができるかと思います。

エージェントの私が言うのもナンですけど、転職しなくても良いです。このプランなら。

転職は、意識の高い人や、事情がある人がすれば良いと思います。MRの場合はです。

MR辞めちゃった??

MRを辞めちゃったのは先日会った30歳手前のとある若いMRです。

誤解の無いように念のために申し上げますが、MRは素晴らしい仕事です。私自身もMRでしたし。常日頃から例えば若い異業界の営業マンが居て転職に悩んでいる時には、いつもMRへの転身を勧めていますし、また、もちろん現状MRの方々にも、オススメの企業への転職を毎日のように勧めています。MRは本当に素晴らしい仕事です。

ただし、MRだけが素晴らしい仕事ではありません。

前述の30歳手前の若いMRがMRを辞めて転職した先は外資系の医療機器メーカーの営業職でした。私の経験でも何人かMRから医療機器メーカーの営業職に転職した人がいます。お知り合いでも居るのではないでしょうか。

医療機器メーカーの営業職の仕事はドクターを相手にするところはMRに似ています。給料は会社により様々です。が、全体的に言えることは、高い人はMRより高くて、低い人はMRより低いです。言い方を変えると、ごくごく普通のパフォーマンスの営業マンならだいたい製薬業界のほうが高く、優秀な人は医療機器業界の人のほうが高い。

特に去年から今年にかけて製薬企業での大幅なリストラを見ていると、若い方々も将来が不安になったりするときもありますよね。MRを続けてそして40歳くらいになると早期退職の嵐になるのかなあと、若いMRも考えることと思います。特に30歳前のMRの方々は、医療機器メーカーへの転職も良いと思います。そこで医療機器メーカーへの転職について、私なりの今までのリクルーターとしての感想を羅列します。

医療機器メーカーは外資であればより営業部隊は本社に近い感じです。なぜならMRのように1000人以上も一つの会社に営業がいるような会社はなかなかありません。

医療機器メーカーはコンプライアンスが医薬品に比べると若干ゆるい感じがします。ただし当然ヘルスケア業界なので厳しいコンプライアンスはあるのですが、医薬品ほどではありません。ですので仕事をする上ではMRよりは若干フレキシブルかもしれません。

医療機器メーカーは、特に営業職は男社会です。もちろん特に外資系企業などはダイバーシティの兼ね合いで女性はウェルカムなのですが、まだまだMRに比べると非常に少ないです。

手術室に入るいわゆる立会いがあるのもMRとは違います。

安定していて、比較的収入が異業界よりも高いという点では医療器メーカーも医薬品メーカーに似ています。関係法が薬事法というのも同じです。

医療機器メーカーはジョブローテーションが医薬品メーカーに比べて多いような気がします。営業以外のポジションに移動するチャンスは医薬品より多い気がします。

MRから医療機器メーカーに転職しても、また医薬品のMRに戻れますし、そういう方はたくさん居ます。

医療機器メーカーに興味のある若いMRの方、連絡ください。

MR のキャリアデザイン

MRになったら、すでにMRとして活躍している方も、今後の自分のキャリアをデザインしてみましょう。デザインというのは、まさに、ご自身の将来像を考えてみようと言うことにほかなりません。

昇進昇格という観点から言えば、マネージャーになり、部長になる。ということでしょうか。

それを営業畑で言えば、チームリーダーになり、営業所長になり、支店長になり。。ということですね。

職種、という観点を付け加えると、人によってはどこかの時点でMSL(メディカル・サイエンス・リエゾン)をめざしたり、また本社のマーケティングの部門、プロダクトマネージャーを目指したり、あるいは採用担当とか、種々のMR以外のキャリアパスをお考えの方も少なくないですね。その時には特に外資では英語が必要になりますね。私は最低でもTOEIC750は必要だと思います。なぜ750なのか? それは次回にチャンスが有った時にお話しさせていただきます。

さて、どんなにデザインをしても、なかなかその通りになるとは限りません。MR個人として起こりうる事は、結婚をしたり、人によっては離婚をしたり。子供ができたり、そしてその子供が私立の学校に行って転校できなくなったり、家を購入したり、親の介護が必要になったり。大きな病気をしてしまったり、メンタルが疲れてしまったり。。

セクハラやパワハラをされたり、逆にマネージャーになってからアホな新人からパワハラの濡れ衣を着せられたり・・・。

外的要因としては、会社が合併したり、転勤を余儀なくさせられて単身赴任になったり、早期退職をしたり、などなど、様々な要因で、デザイン通りに進まないということもあるのです。

まさか、こんなはずじゃなかった…という事態は、多かれ少なかれ誰にでも降り掛かってきます。もちろん、まさか、こんなに上手く行くなんて! みたいな事態にも遭遇するかもしれません。そんな中でも、常にそこから始まる将来について、常にベストなデザインをし直す必要があるでしょう。

その全ての段階で関わってくるのが、転職をする、しないという選択肢ではないでしょうか。

仮に、あるいは、結果的にMRとして、営業畑だけのキャリアパスを辿った場合、転職マーケットでの価値はどうしても年齢が大きく影響します。一般的には35歳という年齢がいわゆる、一般的なMRの転職適齢期MAXです。現実的には、40歳くらいまでです。MRの場合はです。

例えばですが、3人の違ったキャリアパスを経てきた、40歳の所長さんの例を出して考えてみましょう。

A: 40歳まで一社のみ。社内で昇進して現在所長。

B: 30歳のときに一度転職。現在40歳で所長。

C: 28歳のとき、33歳のとき、と合わせて2度転職。現在40歳で所長。

もちろん、人物本位なので、簡単な比較はできませんが、3人について、問題形式で考えてみましょう。

Q1: 3人で、現状一番給料が高いのは何方ですか。

 一概には言えませんが、なんとなくCさんのような気がします。なぜなら、転職の度に現状より多い条件が提示されたはずだからです。しかもそれが今まで2回あったわけですから。たとえば、外資ということで考えると、28歳の時の転職は、そうですね、現状600万円位から転職で700万円少し切る位のオファーでしょう。33歳の時の転職は、おそらく、900万円を少し切るくらいの現状から、もしかしたら1000万円近くのオファーかもしれません。そして現在40歳で所長ですので、1200万円くらいになっちゃっているかもしれません。

一方で、Aさんは現時点で950万円くらいでしょうか。AさんとCさんの数字の差は200万円くらいかもしれませんが、生涯賃金で言うと、少なくとも28歳の時からだいたい100万円くらいの差がついていたので、単純に40歳までの12年では最低でも1200万円以上の差が生じる訳です。しかも、この12年の間には、1度の転職も含め、差が年々開いているでしょうから、もしかしたら2000万円くらいの差がある可能性が十分にあります。この差はちょっと見過ごせないと思いませんか。やっている仕事は同じです。

Q2: 業務拡大のために、本社の営業本部の要職に優秀なMRを抜擢することになりました。このとき、3人の中で、最も本社の要職に呼ばれそうなのはだれですか。

 同じくもちろん一概には言えませんが、これもCさんではないでしょうか。なぜなら、今までに3社のカルチャーを体感しているからです。違う会社では違うやり方をするものです。また、カラーや強み・弱みを見てきた訳で、製薬業界の人材としては、幅がありそうに見えます。なにか、困難の乗り越え方などを幾つか知ってそうな気がするのです。

したがいまして、3人の所長さんは、もう40歳の今となってはMRとしての転職はなかなか難しいですが、結局Cさんが色々と有利であるような気がします。

このように、転職経験が有ると、何となく要職を任せたくなります。お金の面だけでなく、やりがいを獲得するうえでも、転職経験は有利に働くことが多いです。

では、実際にCさんが本社勤務になったとしましょう。そうなったとき、実はまだまだ転職マーケットが広がるのです。リエゾンやマーケティング職は、40歳以上でも50歳以上でもたくさんの求人が有ります。どんなに、所長や支店長になったとしても、Aさん、Bさんは極端に転職の機会は激減します。 Cさんだけは、またまたMR以外の、新たな転職市場にまた給与額アップのチャンスが到来する訳です。

ただし、次のQ3の答えは、だれにもわからないと思います。

Q3: 3人の中で、一番幸せな方は何方ですか。

→わかりません。価値観の問題になります。でも一番大事なQではないでしょうか。

お金も、キャリアも大事だけど。。。ということですよね。

やはり、家族や環境がよかったり、自分らしい生き方ができているMRは幸せだと思います。お金だけではありません。

確かに、キャリアアップや給与アップは、MRにとって考える必要が有ることです。仕事の動機づけとして、社会への貢献、患者の役に立っているといことができる、MRとはすばらしい仕事だと思います。一方で、やはり社会的責任のある製薬会社も、営利企業ですから、MRには当然のことながら目標数字があるのです。そして、当然、競争も、昇進・昇格への戦いも厳然としてあります。社会への貢献も、数字ありきで、計画が達成できないMRはどんなに患者フォーカスの気持ちが強くても、very goodとは言えないかもしれません。

そんな成熟した世の中で、仕事もバランスをとり、自分と家族のためにバランスをとれるキャリアデザインを考えることが求められるかと思います。

良い志望動機

転職マーケットは相変わらず一定のニーズがありますね。皆さんの中には転職の面接を受けた方もいらっしゃるでしょう。面接で困る事は意外と沢山有りますが、志望動機もその中の一つですね。

「志望動機なんて、別に無いよ。今の所が嫌だからだよ。」

というのが本音だと思います。もちろん、このまま面接で言ってしまったら、落ちますね。まあ、本当に物好きな面接官が居たとして、

「君、面白い」

みたいな事を言ってもらえる可能性も有るかもしれませんが。。

 

では、実際の面接ではどのように志望動機を言えば良いのでしょうか。

そもそも、志望動機に求められている回答は、様々な「何で?」に対する答えです。

「何で、転職したいの?」

「何で、今の会社に、前の会社から転職したの?」(既に転職の経歴が有る場合)

「何で、ウチの会社に来たいの?」

このように、色々な「何で?」対策が必要なのです。もちろん、転職の理由は人それぞれですから、自分の思う事を言っていただいて良いのです。貴方の転職の動機、理由を、言っていただいて、もちろん構いません。

ただし! 私なりにお伝えしたい注意点があります。

志望動機の注意点

否定をしない。・・・否定とは、何の否定でしょうか。それは、全てです。現在の自分、過去の自分、未来の自分。現在の会社、仕事、上司、製品、将来性、人間関係、給料、勤務地、その他全ての否定をするべきでは有りません。

むしろ、肯定をした方が良いのです。今の自分の置かれている環境、給料、周りの人々、勤務地、会社の将来性など、全てを肯定をした方が、もちろん聞こえも良いです。ただし、ただのべつ幕無し、肯定しておけば良いというものでもありません。ここで若干の本音、いわゆるタフな経験を挟み込むことは、とても有効なのですが、それを書かせていただくには、新たなトピックを作る必要がありますので、ここでは割愛します。

では、肯定をしたとしましょう。

「現在の会社の製品はすばらしい、大変勉強になっている、周りの方も良い方ばかりで、自分の将来を期待してくれている、給料も恵まれている、勤務地も気に入っている、、、、」

確かに、聞こえは良いです。面接では良い響きになるでしょう。人格も、良く映ります。人物的なプレゼンスは上がるかもしれません。しかしながら、そんな、すばらしい会社を辞めて、他の会社に移ろうとしている訳です。こんな風に現状を肯定した上で、さらに志望動機に言及する・・・そんなことできるのでしょうか。できます!

キーワードとしては、「更なるキャリアアップ」「更なるチャレンジ」など、現状がうまくいっているからこそ、さらに上の段階を目指すというような内容、現状に甘んじる事無く、チャレンジする事を忘れないというような流れです。「更なる・・・」というのは、良い言葉です。簡単に言えば、

「現状は上手くいっていて、周りも良い方で、将来性も良い会社で、恵まれた環境に居るけど、この環境に甘んじる事無く、更なるキャリアアップ、更なるチャレンジを目指している・・・」

ということです。

 

ここで、ツッコミ所となってしまうのが、

「では、貴方の会社では、チャレンジやキャリアアップできないんですか?」

という、面接官のツッコミです。さあ、どう対処しましょうか。この対処方法は考えないといけません。

実は現在置かれている個々の状況に、この突っ込みに対処するヒントが有ります。まず、ご自分でお考えくださいませ。

実はそれは人によって違いますから、普遍的なものではなく、個別にカスタマイズする必要が有り、まさにケースバイケースの領域になります。

もし、私が、貴方の状況を伺えば、貴方用のおすすめの回答を考えて差し上げる事もできます。お話を伺えば、一緒にそのヒントになるような事を考える事ができます。転職を考えているが、面接対策が心配な方、そんな方は、ぜひ、私に連絡をくださいませ・・・って、最後は宣伝になってしまいました。

 

転職を目指すみなさま、面接を受ける前にぜひ準備をしましょう。

ご質問は、下記まで。

 

実力があるのに面接で落ちる人 その2

○すぐに同僚や知人に相談する人

よく、「狭い業界ですから…」と、言いますよね。どんな業界でも、ご自分の所属する業界を狭いと感じている方が多いかと思います。製薬業界にいたってはおそらくそれに輪をかけて狭いですよね。例えば丸5年も経つと、ほとんどの同業他社の会社に知り合いが数人ずつ居るような状況になりますね。逆に言えば、5年もやっているのに他社に知り合いがあまり居ないという人は、コミュニケーションに問題があるかもしれません。

ということで、製薬業界の人々は、同業他社の人々とコンタクトも簡単に取れる環境に居ます。場合によってはプライベートでもかなり仲良くなったりするものです。

そんな中で、当然転職云々の話は出回るのです。今度面接に行く予定のA社の知り合いにちょっと聞いてみようかな…なんて話にはすぐなるのです。そこで実際にA社の知り合いに電話をかけてみると…

ウチ? ああ、それやめておいたほうがいいよ!

半数以上、もしかしたら90%以上の方が、ご自分の所属する会社についてはこのように言うかと思います。理由は簡単です。自分の会社のことを、

ウチ、マジで最高。すげーお勧めのよい会社だよ。戦略もうまくやっているし、よい新製品出るし、周りの人も良い人ばっかり…。

こんな風にいう人、いませんよね。実は、実際に良いと思っていたとしても、このように言う人は少ないと思います。

従いまして、自分の受ける会社の噂というのは、ほとんどがネガティブな場合が多いのが現状です。その噂に惑わされるとどこにも転職ができなくなる可能性がありますよ。待遇や勤務地など、あらゆる情報を知人から集めようとする人が居ますが、やればやるほど不安が募ってきます。そこで、こういう方に申し上げたいことは、

「パーフェクトな会社ってありますか?」

ということです。転職の際に知人から情報を集めることは悪いことではありませんが、惑わされないようにしていただきたいと思います。情報を分析しすぎると、転職できなくなります。

知り合いにあまり話さないほうが良いという、もうひとつの理由があります。たとえばこんなケースです。

山崎さん、ぼく、今度山崎さんの居る会社受けるんですけど、どう思いますか? 何か情報ありますか?

こんなときに、聞かれたほうはどう思うでしょうか。

あれ、ウチ募集してるのか…。

ここまでなら、ネット上でもわかることだと思います。しかしながら、さらに突っ込んだ相談になると、一気に事がややこしくなります。

山崎さん、それで、僕、東京支店の支店長さんと面接するんですが、どんな人ですか?

え!! ウチの支店か。。でも人員は充足しているよな…増員? ちがうよな…え、もしかしてまだ社員に言ってないけど、これから転勤があるのかな???? だとしたら、誰だろう? ちょっと所長に聞いてみようかな・・・

その後、山崎さんの会社内で、誰が転勤になるのかなど大騒ぎになることは明らかです。しまいには、■■製薬の何某という奴がウチ受けるらしいんだけど・・・という話にまで発展します。MRであれば、車を運転しながら移動時間にハンズフリーのモバイルでみんな話しまくってることでしょう。

そうこうしているウチに、噂が飛び交っていることが本社にまで伝わり

ちょっと、社内がナーバスなので、今回の採用は一旦中止にします。

なんていうことになりかねません。面接を受けるということ自体が、コンフィデンシャルです。情報を集めることは、悪いことではありませんが、何でもかんでも話す人は、結局実力があったとしても、思わぬところで転職に失敗する可能性があります。それは控えるべきです。なぜかといえば自分自身を守るためでもあるからです。

MRが転職しなきゃいけない理由

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別に不満があるわけでもないのに、むしろ現状とてもうまく行っていて毎日が楽しいのに。

あるんです。これだけの転職する理由が。今回はMRの話です。

生涯賃金

MRの一般的なキャリアパスは、営業所長や支店長です。リエゾンやプロダクトマネージャーその他本社のポジションに就く場合もあります。理科系の方は開発のほうへ進む場合もあるかと思います。ただ、結果的に多くの場合はMRであれば営業畑でのキャリアパスが趨勢を占めます。

将来のキャリアアップもありますが、基本的には楽しく仕事をして毎日を有意義に送り特段不満の無い待遇である方の場合は、何も転職する必要は無いとお考えかと思います。

MRの場合、多くの他の業界に比べれば待遇が悪いわけではないので、日ごろの満足度は高い場合が多いです。

とはいえ、給料は多いほうが良いに越したことはありません。 同じ企業ですごす場合は、昇給はインセンティブか、昇格して基本給アップだと思います。しかしながら、同じ場所で昇進昇格を待つというのはなかなか辛いものです。

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そこで、転職をするということが実は給料を上げる方法なのです。 一般的な転職では、転職後は給料が上がります。 転職して会社は変わっても、MRとしての仕事は基本的にはほとんど変わることはありません。であれば、給料は高いほうが良いに決まっています。

大体60歳や65歳まで仕事をすると仮定した場合は、若いうちに転職をしているかしていないかで、生涯賃金に大きな開きが出てきます。早めに転職をして一度給料を上げておいたほうがもちろん有利です。 特に、国内中堅企業から外資系などへの転職の場合は、100万円を超えるupも珍しくありません。 単純に考えれば、転職をしたほうが5年で500万円、10年で1000万円のギャップが出てくるのです。 現状満足していても、ここまでギャップが出てくることを考えると、転職をしたほうがよいのです。

リスク回避

現状特に困っていないのに、リスクを背負ってまで転職する必要は無いと言う方が居ます。 実は、現状困っていない中に大きなリスクが潜んでいます。。

転職にリスクを感じる理由は、ジョブセキュリティ、現状のままのほうが慣れているし安心と感じている方がほとんどだと思います。つまり、「この先どうなるかわからない」と感じる方、大げさに言えば職を失いたくないという方です。

そのような方にはなかなか気づかないことがあります。それは、日常に封印されたリスクです。実は、移ることも去ることながら、現状に留まっているこの日常も、さらに大きなリスクなのです。 長引けば長引くほど腰も重くなり、リスク回避が難しくなります。

例えば、同じ年であれば、経験が豊富な方のほうが経歴に厚みが出ます。 同じ会社しか知らない人より、他社の経験もあったほうが、カルチャーも製品もそれだけ複数の視野があるわけで、そういう経験が豊富な方のほうが、これからの時代は重宝されることでしょう。 営業所長候補や支店長候補、さらにエリアマネージャーの候補が二人以上居た場合は、同じ会社しか知らない人は不利かもしれません。

もうすでに終身雇用の時代は数年前に終わっています。 外資であれば当然ですが、実は国内企業においても、「たたき上げ」という使い古された言葉は消滅し、むしろ外から入ってきた経験豊富な方が上のポストに就くという現象が出てくるでしょう。

すなわち、1社で頑張ることが昔は良かったかもしれないが、現在は違うわけです。 「この先どうなるかわからない」と、不安を抱える方は、将来のためにも違った会社のカルチャーを経験したほうが強いMRになります。 ただし、ジョブホッパーと言いまして、短期間に何社も動く方は駄目です。

MR以外になりたい

MRの方でよく将来はマーケティングや経営にかかわりたいと思っている、上昇志向の方がよくいらっしゃいます。中には色々勉強されて、時にはMBAなんかをとったりして。こういう方々は、MRへの転職は意味がないと思っていらっしゃる方が多いです。

「転職先がMRだったら別に今のままで良いです。 マーケティングならエントリーしたい。」という方です。

現状がMRの方で、将来MRとは違ったキャリアパスを望んでいる場合、主な方法は2通りだと思います。 ひとつは現在勤務されている企業内で、違う職種に異動する。 もうひとつはMRとして他社に転職し、MRとして勤務後、その転職先で違う職種に異動するということです。

転職を皮切りに現状MRの方がマーケティングなどのMR以外のポジションに就くことは、ゼロとは言いませんが、少ないです。

同じ会社で異動の希望を出すよりは、MRとして転職をして転職先で異動を希望したほうが結果的に早くマーケターになります。 同じ会社のまま違う部署への異動希望というのは、これまがまた本当に少ないのです。 一部の日本企業では、異動の希望が許されるのがグレード○○以上などの縛りがある場合があります。それは待っていられません。

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外資ではよく、ジョブローテーションといいますか、他の職種への異動が活発な会社というのがあります。とりあえずはその会社にでMRポジションで転職をして、その後希望を出して異動するというのが将来違った部署で活躍する近道です。 こちらも年齢もありますから早いほうが良いのです。

企業が欲しがっている

あなた自身が転職を特に考えていないMRであったとしても、時として企業があなたを欲しがっている場合があります。むしろ、求職者ではないあなただからこそ、企業は欲しい人材なのです。

転職は考えていない、でも、将来はわからない。良い話があれば聞いてみたい。そのタイミングが、今この瞬間ということがあるのです。

転職の予定がないというのに、「転職しろ」とは何事だ。と、思うかも知れませんが、話は聞くべきものだと思います。なぜならとてもよい話で、将来あの時誘いを受けておけばよかったと思うことがけっこうあるからです。

「誘われるうちが花」とも言いますよね。今は煩いエージェントだと思っている方でも、10年後に逆に「どこか良いところありませんか?」と、周りにお願いをして回っている可能性もありますよ。10年後では遅すぎます。誘われるうちは、話だけでも聞いたほうが、見聞を広めるためにも良いですね。

因みにですが、私は、まさにサーチ型のエージェントです。企業から依頼を受けて、良い人を探すことが企業側に提供しているサービスです。

良い人というのは、抽象的な表現です。どこにそういう良い人が多いかというと、もちろん、転職を今まさに希望していて転職先を探している人々の中にも居ますが、実は「転職を考えていない人」の中にたくさん居るのです。

「転職を考えていない人」は、登録するスタイルを採っている転職支援エージェントには当然登録しませんよね。探していないわけだから。 では、企業はどのエージェントを使って「転職を考えていない人」を探すのでしょうか。

自分 ”REVIEW”

MRを職業としている方々も色々な人生があります。それは当たり前のことです。将来の希望とか、現状の問題点とかを考える時間は誰にでも必要です。もちろんMRに限らずそれはどんな人でもしていることでしょう。

しかしながら、MRは今日が忙しいのです。明日も忙しいのです。来週中も忙しいです。休日はレジャーで楽しんでいるか、疲れてボーっとしているか、家族サービスで忙しいか、もしかしたら研究会で休日出勤なんていうMRの方々も多いでしょう。

自分自身のreviewなんて、日常に忙殺されて、中々できないのが現状ではないでしょうか。

ところが、転職を決意した場合、それが可能になります。たとえ結果的に転職をしなかったとしてもです。

なぜかといえば、まず履歴書・職務経歴書を作成することになるかと思います。自分の履歴書・職務経歴書を作って、それを見ることによって、結構感じるものが多かったりします。「自分もいろいろなことをしているなあ…」とか、「なんか、つまらない履歴だな」とか。 そう思ったときには自然と、将来について、もっとこうしようとか、こうあるべきだと思うことでしょう。これだけでも、結果的に自分を見つめることになります。

さらに、面接に進んだ場合はもっと感じることが多くなるでしょう。「あなたのご経歴をお話ください」とか、「弊社があなたを採用する理由は?」とか、そんな質問に答えるときには、まさに自分自身の価値や今までいかにがんばったか、あるいはサボってきたかなど、感じるでしょう。そして、「このままではだめだ」とか、「このままがんばろう」とか、考えるかと思います。これもかなり自分を見つめることになっています。

そしてオファーが出たときには、そのオファーを採るべきかどうか迷ったり。また、逆に面接や書類選考に落ちてしまったときなどは、自分自身についてもっと考えることが多くなるでしょう。

転職に伴う行動だけで、自分自身について考えるこれだけのチャンスがあるのです。たとえ結果的に転職しなくてもです。

日常に忙殺されていると、何も考えないまま1年、2年、下手したら5年、10年と過ぎていきます。ゾッとしますね。

いかがでしょうか。ざっと考えただけで、次から次へと転職のお勧め理由が出てきます。もちろん、転職をすればよいというものではありません。 しかしながら、転職によりMRのキャリアに幅が出ることは間違いありません。せっかくMRになったからには、アグレッシブに行きましょう!

 

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