MRだったら、大抵の仕事はこなせるので、採用した方が良いのに。

医薬品以外の業界の採用担当者、医薬品以外の業界の企業は、MRを採用した方が良い。大抵のことはできる。

MRで将来を悲観して、別業界の転職案件を受けたいと言う人がいるのだけど、なかなか上手くいかなかったりする。

MRが他の業界の面接を受けるときに、その業界の偉い人も、人事の採用の担当者も、MRについては知識でしか知らない。つまりMR経験もないし、業界の経験も無いことがほとんどである。

ただしバカでは無いので、「MRとは」という知識はあるのだ。その知識を元に考えると、医師に対する営業、というか所謂MR活動をしている人達と考えられる。そうなると、

「MRさんって、B to Bの経験ないですよね。。」
「MRさんって、見積もりとか関係ないですよね。」
「MRさんって、SAPとか触ったことないですよね。」

とか言うことになる。B to Bの経験がない、値引きの経験が無い、見積書の経験がない、ITの導入の経験が無いなどなどと言う理由で他業界の面接が厳しい結果となる。

考えてみれば別業界の営業マンが、、たとえ同じ業界の卸のMSでさえ、逆にMRに参入するのはハードルがある。資格制度がその障壁で、それを可能にするのがCSOの未経験MR採用だったりする。もっとも昔はリリーとかファイザーとかが未経験MRを採用していたけど、今はなかなか無いだろう。

それと同じなのか、同じでは無いのかよくわからないけど、逆にMRが別業界、例えばIT業界などに行くのに、前述した経験に欠ける部分で参入が難しい。加えてMRの若手の給料が年齢の割に高すぎるので、それも別業界に行きたいときには障壁ではある。

別業界の営業マンって、そんなに大変なことしているのだろうか?

本当にそうだろうか。別業界の営業マンがしていることは、確かにMRにとって経験があるか無いかでいえば、無い。しかし、そんなに難しいことを他業界の営業マンはしているのか????

例えば製薬会社で卸対策をする「特約店担当」と言う仕事があるけど、まさにB to Bである。特約店担当に異動するときに、何かとても特別なスキルは必要だろうか。もちろん少し研修はあるけど、通常は先月まで数年間MRだった人が、突然その仕事をすることになるわけである。

MRであれば、経験がなくたってB to Bの仕事とか、見積書とか、ITのちょっとした仕事とか、少し研修すればできると確信する。

ところが、別業界の採用側は、そんなにMRの実態に詳しいわけでは無いので、活字になっている「MRとは」と言う事をしているのがMRなのだと思っているので、それ以外の仕事は未経験なので採用できない。と言うことになる。

MRだったら、大抵の仕事はこなすので、採用すべきだと思う。

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