バイデンが大統領終了間際に滑り込ませたメディケア改革の医薬品品目リスト公開。|トランプ大統領令でも突然ダイバーシティ目標廃止にできない製薬会社VSすぐにできるFDA。

さて今日も、トランプ大統領に変わって医療にどんな影響があるか、それについてです。

バイデン政権の時にやっていたメディケア政策を覆す大統領令が出ています。まあでも、それほどドラスティックな影響が患者さんにある様ではないらしいですけど。薬価が下げられていた製品の価格が、元に戻れば、まあ、製薬会社にとっては少しは良いことなのかもしれません。でも多分少しです。

ちなみに、NBCのBerkeley Lovelace Jr.記者によると、2024年のバイデン政権の時に、特に価格交渉していく10品目にはこんな感じでした。

製薬会社名医薬品名定価 (USD)交渉価格 (USD)値下げ後の価格差 (USD)
ブリストル・マイヤーズスクイブ社・ファイザー社エリキュース521231290
ジョンソン・エンド・ジョンソン社ザレルト517197320
メルク社ジャヌビア527113414
ベーリンガーインゲルハイム・イーライリリージャディアンス573197376
アムジェン社エンブレル7,1062,3554,751
アッヴィ・ジョンソン・エンド・ジョンソン社イムブルビカ14,9349,3195,615
アストラゼネカ社ファルシーガ556178378
ノバルティス社エントレスト628295333
ジョンソン・エンド・ジョンソン社ステラーラ13,8364,6959,141
Novo Nordisk 社Fiasp と NovoLog495119376

https://www.nbcnews.com/health/health-news/medicare-cost-lower-medication-diabetes-blood-thinners-rcna166385

まあただ、この表は2024年時点で、これの実施には2026年頃までかかる的な事になっていましたが、もうトランプ政権になっちゃいましたよね。これは多分、もしかしたらバイデンが自分が立候補しなくても、民主党政権が続く様にと目論んであえて選挙後までの日程にしたのでしょうか。定かではありません。

トランプ大統領と、保健福祉省長官に指名されたロバート・F・ケネディ・ジュニア氏など保健チームの主要メンバーは、交渉を支持するつもりか、それとも交渉を破棄しようとするつもりかについては沈黙を守っているとのことです。

それからトランプ大統領が代わりに掲げているメディケア改革は、もっと包括的な改革の様です。薬価も上記の品目に関しては白紙に戻す感じです。ただ、まだ、政治的な判断は慎重になっている様です。

トランプ大統領就任は1月20日でしたが、その数日前のドサクサの時に、バイデンが最後の最後で、医薬品リストを滑り込ませました。そのリストはウゴービも入っていますよ。

医薬品カテゴリ医薬品名主な適応症または用途
2型糖尿病および減量薬Ozempic、Rybelsus、Wegovy2型糖尿病および体重減少
喘息治療薬トレレジー・エリプタ喘息
前立腺がん治療薬Xtandi前立腺がん
化学療法薬ポマリスト化学療法
乳がん治療薬イブランス乳がん
特発性肺線維症治療薬オフェブ特発性肺線維症
慢性便秘治療薬リンゼス慢性便秘
抗がん剤カルケンスがん治療
ハンチントン病治療薬Austedo、Austedo XRハンチントン病
COPD治療薬ブレオ・エリプタCOPD
糖尿病治療薬トラジェンタ糖尿病
過敏性腸症候群治療薬ジファキサン下痢および過敏性腸症候群
抗精神病薬ヴレイラー精神疾患
糖尿病治療薬ジャヌメット、ジャヌメット XR糖尿病
乾癬性関節炎治療薬オテズラ乾癬性関節炎

https://www.nbcnews.com/health/health-news/medicare-drugs-price-negotiations-ozempic-rcna187937

なんだか、これがもし良いことであれば、別に良いのですけど、すごいドサクサですよね。政権交代の3日前とかなので。ここまでくると、ウケますね。そういえばTikTokもトランプ直前でバンして、トランプがすぐに復活させたりしています。バイデン、何がしたかったのか。。。

トランプ政権では、RFKと一緒にどんなヘルスケア政策が飛び出してくるのか?
注目ですよね。このリストの医薬品の価格をどうするのか?それとももっと目玉政策を出してくるんでしょうか。

連邦政府によるDEIの廃止がFDAに影響してWEBが削除されまくっている件

過激で無駄な政府のDEIプログラムと優先制度の廃止
大統領令(2025年1月20日)

https://www.whitehouse.gov/presidential-actions/2025/01/ending-radical-and-wasteful-government-dei-programs-and-preferencing/

さてまあ、なんというか世の中には男性と女性だけ。DEI目標の廃止、と、高らかに謳っているトランプ大統領です。

DEIとは、多様性、公平性、包括性(たようせい、こうへいせい、ほうかつせい)またはダイバーシティ、エクイティ、インクルージョン(英語: diversity, equity, and inclusion、DEI)です。

トランンプ大統領は就任した日に、この大統領令を出しております。大統領の権限って、すごいですよね。

さて、ということなので、ダイバーシティ大好きな製薬会社がDEIをやめる可能性はあるでしょうか?
⇨個人の感想 「可能性は低い」

なぜ可能性が低いかといえば、そんな急な変更はダメですよね。いくつか理由を挙げます。

・株主がいる

わけですから、株主の許可もなく、たとえ大統領が変わったとしても、ドラスティックな改革というか、変更はできないかと思います。

・実際に多様性が必要

特に、ヘルスケアカンパニーって、人々全てが対象なので、多様性が必要なのかなと思います。DEI推進は、まだまだ企業価値に関連するかなと思います。

・人材確保

正直、苦しいです。僕も毎日探しています。

誰か、女性で全国行ける若手のMRいませんか? マジマジ薬丸です。

ダイバーシティ推進でだいぶ助かっている部分もあります。それは特に、女性率の問題もあるかと思います。どうしても女性を採用するときに、ある程度スペックを限定的にする場合があります。

実際、アメリカ系製薬会社のウェブを少し見てみましたが、DEIのページは削除などされていません。まあまだ、大統領が就任して1週間も経ってないですから、仮に削除するポリシーに変わったとしても、そんなにすぐにできないですよね。

https://sustainability.lilly.com/social/dei

httpshttps://www.merck.com/company-overview/diversity-and-inclusion/

://www.pfizer.com/about/responsibility/diversity-and-inclusion

では、製薬会社ではなく、

政府系の組織はどうでしょうか?

FDAのページは、実際にいくつか削除が散見されました。

医薬系のニュースサイトSTATによると、突然削除されたページの中には、がん治療薬の審査を行う

腫瘍学センター・オブ・エクセレンスの公平性イニシアチブのページ
https://www.fda.gov/about-fda/oncology-center-excellence/oce-equity-program

や、

医療機器・放射線保健センター(CDRH)の公平性・革新的開発局のページ
https://www.fda.gov/about-fda/cdrh-offices/office-equity-and-innovative-development

などがありました。

多様性に関するガイダンスの草案
https://www.fda.gov/media/157635/download

このように、民間企業ではまだまだDEIを言っていますが、連邦組織では、すでに削除が始まっているということです。ということは、FDAとかCDCなどの公共機関は、オフィスに戻ってくるのでしょうか。確か、コロナの時から100%リモートみたいなことを、FDAはやってましたが、それが続いているはずです。今後、オフィスに戻ってくることになるかと思います。そうなると今度は、労働組合との戦いになりそうですね。

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このほかにも、NIHに対する助成金をやめるようなニュースが飛び込んできました。確かに、研究機関って、評価が難しくないですか?

これは僕が昔から思っていたことでもあります。見分けがつかないというか。素人には、しっかりきちんと仕事をしている方、サボっている方、研究機関で成果見せられても、評価できないです。

もし、素人にもわかるような評価が出なかったら、お金出さないよ、ということなのでしょうか。トランンプさんらしいです。

さあ、日本では103万円の壁、フジテレビ、兵庫県知事となかなか大変なことになっていますが、ヘルスケアは大丈夫でしょうか。住友と田辺三菱はファンドに買われましたね。ベイン。ベインって、あの、コンサルのベインですか?きっと違いますよね。

では今日は疲れたのでこんな感じなのですが、10個くらいネタがありますが、2つくらいしかできませんでした。。。。

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