転職できたのに、しなかった人たち〜自分に嘘をついた”数年後のリアル 第6話
Fさん、46歳。
新卒から同じ製薬会社でずっと営業一筋。
係長、課長、マネジャーとキャリアは順調。
給与も悪くないし、社内評価も良い。
国内企業、外資に限らず、真面目で曲がったことが嫌いという感じの人こそ、こういうキャリアになる。別に悪いことではない。
でも、最近ふと思う。
「このままで60歳まで行くのか…?」
「この会社でしか通用しない人間になってるかも」
「転職って、もう遅いのかな…?」
周囲では、40代半ばで動いた同僚もいる。
専門領域や、バイオベンチャーに行ったり。
大体の人は、年収アップしている。
けれどFさんは動けない。
理由はたくさんある。
「うちは管理職やってるから転職の求人が少ない」
「子どもが高校生でお金がかかる時期だから」
「妻も“無理して転職しなくていい”って言ってるし」
「あと5年、今のままで頑張るのもアリかなって…」
でも、どこか心の中ではわかっている。

“本当の理由”は、失敗するのが怖いから。
うまくいかなかったときに「ほら、やらなきゃよかった」と言われるのが嫌だから。
今の立場が壊れてしまうのが怖いから。
これは「コンフォートゾーン」の中にとどまっている状態。
そして「セルフハンディキャッピング」=先に“できない理由”をつけておくことで、もし失敗しても自分を守ろうとする心理。
⚠️実は、いま動かないと“もう”動けない。
40代での転職は「決断のタイミング」で人生が大きく分かれる。
50歳を超えると、年収やポジションを維持したままの転職は一気に難しくなる。
今の場所で勝ち続けることもひとつの道だけれど、
「もう少し早く動いていれば…」という後悔を抱えた人も少なくない。
💡登場用語解説:
- コンフォートゾーン:心理的に安心できる範囲。変化を避け、慣れた環境にとどまろうとする状態。
- セルフハンディキャッピング:自分で“できない理由”を先につけ、失敗時のダメージを避けようとする心理防衛。
✨「まだできる」じゃなくて、「今しかできない」
Fさんのような人は、転職しても活躍できるスキルを持っている。
だからこそ、そのスキルが活かせる「最後のチャンス」を逃さないでほしい。
“失敗が怖い”は誰にでもある。
でも、何もしないまま時間が経つ方が、よっぽど怖い。

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