~薬価下げ時代に考える、働き方の地殻変動~
みなさま、お元気ですか。Kenです。いやあ、しかしまあ、インパクトが大きすぎるトランプ砲です。文春砲の比にならないですね。まじ半端ねー。
ちょっと、しばらく、それ関連のことを書きます。
時に、皆さま、、MR多すぎみたいな話ありますよね。
でも現場では「人がいない」「営業が回らない」とも言われたりしています。
……え、どっち?怖いんですけど。
実はこれ、**どっちも“半分正解”**と言えますよね。
今回は、いま医薬業界で起きてる働き方の変化を語ります。
特に最近ニュースになった「トランプ氏による薬価引き下げ」も大きく大きく関連してくるのです。
トランプ氏、薬価にブチギレる(※政治的感情はさておき)
2025年5月11日、トランプ大統領が発表しました。みなさま、ご承知の通りです。
「医薬品の価格をもっと下げる。メディケアは最安国と同じ価格で買えるようにする!」
…えー、これ、グローバル製薬企業にとっては地味にやばい話です。
なぜなら、日本も米国も多くの製薬会社が「米国で利益出して他地域の損失をカバー」という構図で成り立ってるからです。
そこをアメリカ側から「もっと安くしろ」と言われると……
利益が削られ
R&D費も絞られ
人件費も圧縮される可能性がある
という流れが普通に想定されます。
そうなのです。つまり、正社員のリストラが現実味を帯びてくるわけです。
ただ、いままでもリストラ散々ありましたから、別に驚きというわけでもないのですが。どんだけ加速するんだろう? という話になります。
株価も下がれば、メガファーマだけではなくて、バイオベンチャーとかで従業員にだしているRSUとかの金額にもじわりますよね。ぱっとみて、いまのところ、そこまで株価がおちている企業もないですけど。ていうか、なぜか上がってたりもするので、市場はよくわからんですよね。
でも、じゃあMRっていらないの?
もう、少なくとも、僕の知る限り30年以上も繰り返されているこの議論です。
「人は減らすけど、活動は減らさない」──ここが企業のホンネですよね。でも、物理的にむりです。人のいないところで、どうやって活動を増やすのか。
それ、無理だから…
とくに領域特化型(オンコロジー、オーファン、眼科など)のプロジェクトは、正直まだまだ人手が足りてません。
オーファン領域なんて、知識と経験がセットの人材は超レア。
眼科も未経験者が入りにくく、出ても戻りにくい。
そんな中で、現場からは
「誰か来て〜」の声が鳴り止まないのです。
じゃあどうする?「雇わないけど、使いたい」企業が増えている
最近、多くの企業はこう言ってます。
「正社員で抱える余裕はないけど、プロジェクトベースで戦力がほしい」
このニーズに応えるのが、
✅ 契約社員
✅ フリーランス
✅ そして、CSO(コントラクトMR)
なんです。
あるメガファーマは、あるプライマリの領域、200人くらい全てコントラクトMRに置き換える施作を打つ出しましたよ。いま、各CSOが一生懸命そのPJの人材獲得に走っています。
CSOはちょっと考えます。
はい、よく言われます(笑)
「給料下がるし、正社員より待遇悪いし……」って。
でも、今はちょっと様子が違ってきています。
CSO側も、優秀な人材を集めるために
💰 給与を改善
🧑🏫 研修を拡充
💼 プロジェクトを選べる仕組みを整備
など、がんばってます。
さらに、CSOをきっかけに
● 未経験領域に入る
● フルリモートや短時間勤務
● 次のキャリアを探しながら稼ぐ
みたいな**“柔軟な働き方”**を選ぶ人も増えてきました。
データで見る:CSOの需要は実際どうなの?
リクルート社の2024年末レポートによると、
CSO業界の求人数は、ここ3年で1.7倍に増加したとのことです。
特にオンコロジー、眼科、希少疾患は常に人手不足ということですね。
某CSO企業のマネージャーもこう語っていました👇
「大手メーカーのリストラ後、優秀な人材が一時的に市場に出てきていて、今がまさに採用のチャンス。」
「正社員」だけが安定じゃない時代へ
終身雇用が崩れ、薬価が揺れ、アメリカ大統領がまた派手に動き出す。
これからの時代、「正社員=安定」ではなくなっていきます。
でも、それって逆に言えば
「自由に選べる時代が来た」ってことかもしれません。
自分で働き方を選び、
スキルを磨き、
次の一手を準備する。
それができる人は、実はどんな時代でも強いのです。
そう、言い古されていますが、強いものより、変化に対応できるものが生き残るのです。

焦らなくていい。でも、止まらないで
20代のとき「何が正解かわからない」と思って何も動けなかった時期があります。
でも今ならこう言えます。
動きながら考えるのが、いちばん効率いい。
MRとしての経験がある人は、それだけで市場価値があります。
ぜひ、自分に合う働き方を探してみてください。
ぼくも、そんな人のキャリアを応援しています。


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