みなさん、お元気ですか?
そうです。MRは出戻りがちです。もちろん、辞めていって、成功してハッピーな人も居ます。まあ、それほど成功しなくても、MRを辞めて良かった、と言う人も中には居るでしょう。
でもやっぱり、出戻り率はとても高い(MRリクルーター18年の肌感覚)と思います。実際、定期的に、出戻りMRのサポートをさせていただいております。
出戻りって、別にネガティブな表現ではないですよ。
これって、なんか、日本独特かもしれませんね。なんていうか、1つの組織にずっと居る事が結構多い社会風潮の中で、そこを出て行く人って、残っている人から見たら、まだまだ珍しく映ったりしたわけなのです。で、まさかまさかの、そんな人が戻ってくれば、それは出戻りですよね。
まあ、もっと言えば、嫁に出ていた人が、色々な理由でもどってくるというのが、そもそも出戻りです。
まあ、そんなことはどうでも良いのですが。
ちなみに、海外ではブーメランエンプロイーって言いますよね。あれって、優秀な証拠です。IT業界とかには多いですよね。
そういえば、数年前に武田でやめた人に声かけるような動きがありました、アルムナイ制度だか、なんだかしらないけど、そんなネーミングしてましたよね。なんか、学校かよ、って思ってしまいます。
武田って、面白いですよね。アルムナイっとか。部署も横文字で、なんちゃらなんちゃらメディシンとか。それって、日本人同士でそんな感じで言ってるんですかね。わかりませんが。それもどうでも良いですね。

なぜMRは辞めても出戻るのか?
「MRを辞めたけど、やっぱり戻りました」
こんな話は、けっこう、常日頃よく耳にすることですよね?
製薬業界では、いわゆる“出戻りMR”が珍しくありません。一度は業界を離れたにもかかわらず、数年後にまたMRとして現場に復帰している——その背景には、MRという職業ならではの特徴があるのかと、勝手に思っています。
今回は、MRが再びMRに戻ってくる理由をいくつか考えて見たいと思います。
① 他業界よりも「年収が高い」
もう、直球ですよね。
シンプル過ぎます。お金は、大事なのです。
MRは年収水準が高い職種の一つです。たとえば、MRの世界では、30代で1000万円に届くとか、全く珍しくも無いですよね。これってでも、他の業界ではかなり高い水準なんですよ。まあ、ご存知だと思いますが。
何らかの志のもと、異業種に転職すると、覚悟はしていたとは言え、提示される年収が思った以上に低くなるケースが多々あります。特に中途半端に営業経験がある人ほど、「MR経験が強みに見えない」こともあり、待遇が伸び悩む傾向もあります。
また、何故か、MRから違う営業やると、なかなか数字が伸びなかったりすることが多いんですよ。これは辛いです。辛酸丸呑みです。
そんな感じで、結局、生活の質を保つために、MRへの“出戻り”を選ぶ人が多いのです。
② 顧客の質が高い(がらっぱちじゃない)
これはあまり語られませんが、出戻り組が口を揃えて言うことの一つが、「MRの顧客は話しやすかった」という点。
これは、逆のケースから類推したものです。逆のケースというのは、他業界からMRに転職してきた人の話を聞いてのことです。
たとえば、元々カーディーラーや不動産営業から、MRに転職した人が最初に感じるのは、“客層の違い”です。
前職では、怒鳴る、横柄、理不尽な要求…いわゆる“がらっぱち”なお客様に日々対応する精神的負担は想像以上。
一方、転職後のMRの相手は医師や薬剤師といった専門職の方々。もちろん、中にはクセの強い先生もいますが、基本的には常識的な方が多く、平和に、穏やかにトークが進んでいくのです。これって、かなり幸せなことなんですよね。
ですので、その、他業界の事をしらずに、MRから他業界に行けば、いかにMRの顧客、つまり、医師、薬剤師の人々がやさしくて、良い人だったのだと、身に染みるわけです。
「やっぱり医療従事者とのやりとりは落ち着く」
「無理な値切り交渉もないし、感情的に怒鳴られることも少ない」
そんな話を聞くのです。
そう、逆に言えば、きっと、MRから他業界に行った人々は、顧客とのコミュニケーションい苦しんで、MRに戻ってくるということになるのです。
③ 働き方の自由度が高い
これもかなり大きなポイントです。
例えばですが、GWの連休の谷間の平日とか、MRはほぼほぼ休んだりしているかと思います。
“営業職の中でも自由度が高い”こですよね。
直行直帰、在宅勤務、日報だけでOKな裁量労働制…。他業界に行ってみて初めて「MRって意外と働きやすかった」と気づく人は多いのです。
特にコロナ以降、オンライン面談が定着したことで、MRのライフスタイルは大きく改善。子育て中の方や、時間を有効に使いたい人にとっては、他の営業職とは一線を画する魅力があります。
④ 医療という“社会的に意味のある”領域に関われる
異業種に転職してみて、色々っと、「社会貢献って何だっけ?」とふと感じる人が一定数居ます。
その点、MRの仕事は患者さんの治療に間接的に関わっているというやりがいがあります。新薬の情報を医師に届けることで、治療の選択肢を広げられる。そうした“意義のある営業”である点も、出戻りの理由です。
⑤ 他の仕事が「つまらなかった」
最終的には、これに尽きる人もいます。MRは忙しいけれど、情報戦・人間関係・戦略立案など、ある意味“総合格闘技”のような職業。刺激が多く、仕事の幅も広い。
一方、異業種ではルーチン業務が中心だったり、過度に縦割りだったりして、「動いてる感がない」「成長してる実感がない」と感じるケースも多いのです。
辞めたからこそわかるMRの良さ
MRという仕事は、外から見れば「もうオワコンでしょ」「AIに取って代わられる」などと言われがちです。確かに業界全体としては縮小傾向にあります。
でも、一度離れたからこそ気づく“MRの魅力”も確かにあります。
高収入、自由度の高い働き方、知的で常識的な顧客層、医療という社会的意義——それらを再認識して、もう一度この世界に戻ってくる人は少なくありません。
「今の仕事、なんか違うな…」そう感じている元MRの方。
出戻りも、立派なキャリアの選択肢です。
では、また、次回に。
MRは、辞めたっていいんです!!
MRは、戻ったって良いんです!!
で、また辞めて、で、また戻ったって、良いじゃ無いですか?

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