PIP。え、俺?

みなさま、お元気ですか? なんだかネットでニュースとか見てると暗い気分になってきますよね。天下一品がどんどん撤退していくとか、カレー屋の倒産が増えているとか。本当に、ここ30年くらい、景気が悪い。景気が良いなあ、って思ったのは、大学に入学するくらいの時でしたね。まあ、社会人になってからも、よかったですよ。まず高校の時には、原宿と渋谷の間くらいにある朝までやっているカフェでビリヤードやってましたね。カネもないし、朝までやってるし、そこはよかったです。そんな景気も、もう、戻らないと思います。何しろ、30年以上、不景気が続いてますから。

不景気という中でも、ヘルスケア、製薬は良かったですよね。多分、今でも良いと思います。

そう、そんな中でも、なんだかんだ言って、製薬は良いのですよ。少し年月がたてば、給料は1000万円に届きそう、なんて、そりゃ、良い業界です。

ただまあ、じわじわっときてますよね。早期退職とか、ポジションクローズとか。

もう、今更、どこかの会社が早期退職とかいうニュースが来たとしても、驚きもないですよね。あ、そうなんだ。みたいな感じ。

そう、この「あ、そうなんだ」って、他人事みたいな感想ですよね。

例えば、もし、自分の会社で早期退職があっても、手を挙げるか、残れるか、選べるうちは良いです。

時には、PIPという。退職勧奨に出くわしたり、します。

え、PIP、あ、そうなんだ。

え、俺?? いや、それは違うよ思うよ。え、だから、俺は違うでしょ。 いや、違うから。 違うって。。。

〜製薬業界で始まってる“静かな大リストラ”と、気づかぬうちに呼び出される俺たち〜


💬「ちょっと、話があるんだけど」

課長の顔がやけに神妙だ。
普段あんなに「元気〜?最近どう?」みたいなテンションなのに、今日は妙に真面目。

え、なに?俺、なんかやった?
いやいや、成績もそんな悪くないし、コンプラも守ってるし、顧客満足度も普通。

それでも、出された言葉はこうだった。

「今期のパフォーマンスについて、ちょっと上と相談があってね。PIPに入ってもらう可能性が…」

PIP。
え、俺?


📉 じわじわ来てた“大リストラ”、気づいてた?

もちろん気づいていますよね??
ここ数年、製薬業界では表立った騒ぎはないけど、静か〜に、着実に、リストラが進んでます。

  • 武田薬品:2020年に続き2024年も希望退職プログラム。今度はMRだけで約400人減。
  • 住友ファーマ:MRが770人→450人へ。700人規模の削減。
  • 田辺三菱、協和キリンも早期退職を実施。

数字で見るとこんな感じ:

  • 国内MR数:ピーク時から約1.2万人減(現在は4.8万人ほど)
  • 2024年だけで製薬各社の希望退職:900人以上

この流れ、いわゆる**「静かな大リストラ」**です。今年もさらに、ありますよね。

最近では、まさに、静かなというか、公表しないリストラもあります。もう、プレスリリースしなかったり。

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🔍 PIPは“出口”じゃなくて、“サイン”であるべきなんだけど、日本ではもうクビ前提・

PIP(Performance Improvement Plan)っていうと、
「もうクビ前提じゃん」って思う人、多いと思います。

実際、そういう意味で使う会社もあります。

でも本質的には、「このままだとアカンかもね」というサインです。

会社としてはまだ「改善の余地がある」と思ってる証拠でもある。

それは、海外ではそうかもしれませんが、日本ではぶっちゃけ、クビみたいなものですよね。そういうものです。


PIPに入ったら

① 世の中の動きだ。

→ 今は“あなた”の問題じゃなくて、“構造”の話が多いです。
 製品が古くなった。戦略が変わった。組織再編があった。
 あなた個人の「努力不足」だけじゃない。

② まあもう、仕方ないか。

→ 「居残る」ことだけが正解じゃない。
 むしろ、PIPを“外の世界に出るきっかけ”にできたら、それって悪くない未来です。

③ 「自分には何もない」と思い込まない

→ MRで得たスキル、めちゃくちゃあります。
 ・論理的に話す力
 ・医師と信頼関係を築く力
 ・数字から課題を読み取る力
これ、普通の人、持ってません。


☀️ 「静かな大リストラ」は、静かなチャンスでもある。

「あ〜、この業界も変わるな」と感じたら、チャレンジするサインですよね。

そして、変わるタイミングって、実は自分を変えるチャンスでもあります。

  • MSLやメディカル職にチャレンジする人
  • CSOやベンチャーに飛び込む人
  • まったく異業種にキャリアを移す人

今は選択肢がいろいろある。

しかも、PIPって、逆に言えば「今すぐ動いていいよ」って許可証みたいなもんなんです。


✍️ PIPを“キャリアの分岐点”に

PIPに入ったからといって、あなたの価値がゼロになるわけじゃない。
むしろ、会社から一歩離れることで、やっと自分の価値に気づく人も多いです。


「PIP。え、俺?」

たしかに動揺する。

でも、

「ま、これも何かのタイミングか」

って思える自分がいたら、それだけで次はきっとうまくいきます。