🏔55歳で雪国に単身赴任!?──「正社員」という呪いと、ちょっと先の自分の話

もう、結論言います。

30代、40代の皆様、55歳超えて、コントラクトMRになっていたとして、少しくらいの待機、少しくらいの、数ヶ月くらいの空白くらい、問題ないという状況にしておいた方が良いです。

現状のままで、55過ぎた時に、それが可能ですか?

とあるMRの転職相談がりました。コントラクトMRで、CSOの正社員です。年齢は55オーバー。

つまり、ということは、正社員として受け入れ可能な45くらいでCSOに正社員として転職して、そこから10年くらい頑張ってきたってことになります。

なかなかのキャリアですし、正直、ここまでやれたなら立派だと思います。勤務地も、ずっとご自宅周辺で、ずっと奥様、お子様と過ごして来たわけです。


でも今回、そのCSOでは、その人の地元には次のプロジェクトが無い、ということで、しばらく“待機”になると。

CSOではよくある話ですが、正社員でも待機中は給料全額出ないし、期間が長引くと退職対象になってしまうんですよね。

そこで僕は言いました。

「もう55歳超えてますし、正社員にこだわらなくても、そこまで。 別のCSO受けて地元のプロジェクト探したらどうです? 契約社員にはなるけど、給料は変わらないし。」

でも、返ってきたのは、

「やっぱり正社員がいいんですよね」

ここでどうして、「いやまあ、そこまでじゃないけど、カネも少しあるし、自宅で転職活動しますよ。 契約社員っつったって、2、3年経てばもう60目の前だし。 今から単身とか、無理ですよ。」って、言えないんでしょうか!!

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……で、どうなったかというと。

結局、地元から遠く離れた、雪国での単身赴任を決断。
いやいやいや、もうその歳で単身赴任って、体力的にもメンタル的にもキツくないですか…?

たぶん自炊なんか、しないだろうし、夜飯は一人で、決まった飲み屋とかに。毎日外食。そういうところだと、どうしても飲みたくなるし、毎日ビール2本。
気づけば塩分・脂肪・アルコールの三重奏。
しかも雪国。寒さが身にしみます。

でも、まあ、きっと背景があるんだと思います。
ローンがまだ残ってるとか、遅くにできた子どもがまだ中学生とか。
「今は無理できない時期」っていう、切実な事情があるのかもしれません。

そうなったからには、一人の生活をエンジョイしてほしいと思います!
美味しいものでも食べつつ、ジムかなんかに行って、健康的に過ごせば良いことですし。

楽しみましょうと、その人には言いたいです。

で、まだ30代、40代の方々。

ここで僕が言いたいのはひとつ。

若い人たち、55歳の自分をちょっと想像してみてほしいんです。

55歳の時点で資産があるか、ないか。
55歳の時点で働く選択肢があるか、ないか。
55歳の時点で単身赴任するか、しなくていいか。

全部が全部、今の積み重ね次第だったりします。

いや、それがもし、全部NOだったら!
そうですね、もう、人生、楽しみ尽くしましょう!
楽しんだもん勝ち!
みたいに過ごせば良いと思います。決して悪いことではない。

別に不動産投資とか副業やれって話じゃなくて、
「将来、自分の暮らし方を自分で選べる状態にしておく」って、けっこう大事なんじゃないかと。

そしてもし、今ちょっと余裕があるなら、
「55歳の自分に、ありがとうって言われる生き方」しておくと、あとあと楽かもしれません。

……まあ、そんなこと言いながら、僕自身も飲んでますけど。