皆さま、いかがお過ごしですか。2026年もスタートした途端に、相変わらず混沌とした世の中ですね。政治も、あの政党とあの政党が合併?
ありえなーい、だけどもありえるー。
仔羊エルマー(知らん?)もびっくりです。
ありか無しかで言ったら、アリアリ
アリ(知らんよね。ピン芸人)もびっくり!!なのです。
そこまであり得ない話でも無いですが、いやむしろ、アリアリな話ではありますが、年明けにBreaking Newsがあります。
リリー、Ventyxを約12億ドルで買収
ううん、なるほど。Ventyxって、どんな会社なんだろう?
🏢 Ventyxの会社概要
Ventyx Biosciences, Inc.
本社:米国カリフォルニア州サンディエゴ(臨床段階バイオ医薬企業)
設立:臨床段階に特化した比較的新しいバイオ企業(2010年代後半設立)
事業:小分子の経口治療薬を中心に、炎症・免疫・神経変性疾患などの未充足医療ニーズをターゲットにした創薬・臨床開発
Ventyxは現在利益を生む製品はなく、臨床開発中心の企業です。その技術的中核は炎症の制御に関わる免疫分子を標的とした経口薬の創製であり、特にNLRP3インフラマソーム阻害に焦点を当てています。
🧬 Ventyxのパイプライン(主要候補)
Ventyxの開発候補は全て臨床段階にあり、炎症・免疫・神経疾患に関係する複数の小分子薬が含まれています。
🔹 NLRP3阻害剤(炎症制御)
VTX2735
標的:NLRP3
適応:再発性心膜炎(recurrent pericarditis)
開発段階:Phase 2(開始直後)
効果の期待:炎症の根本を抑える新しい経口選択肢として期待される
VTX3232
標的:NLRP3(中枢神経系透過型)
適応:パーキンソン病、肥満関連心血管疾患
開発段階:Phase 2(安全性とバイオマーカー改善を確認)
臨床データでは炎症バイオマーカー(hsCRPなど)が大きく低下する報告あり
🔹 その他の経口免疫薬
Tamuzimod (VTX002)
標的:S1P1受容体
適応:潰瘍性大腸炎(Ulcerative Colitis)
VTX958
標的:TYK2
適応:クローン病(Crohn’s Disease)などの炎症性腸疾患
これらは主に Phase 2 〜 Phase 2a の段階で、今後のデータが承認・商用化の鍵になります。
2026年1月、イーライリリーは臨床段階バイオベンチャー Ventyx Biosciences を約12億ドルで買収すると発表しました。
表向きの説明は
「炎症・免疫領域の強化」「経口小分子パイプラインの拡充」。
確かに、それ自体は間違っていません。ただ、このニュースを その理解だけで終わらせると、かなり重要な視点を見落とす気がするのです。
Ventyx買収を“免疫炎症強化”で片付けると見誤る理由
まあ、なんというか、リリーといえば、そうです。
ゼップバウンド(Zepbound)、オルフォルグリプロン(Orforglipron)じゃあ、ありませんか!
とはいえ、そもそもこれは別領域の免疫炎症領域のテコ入れ?
と、思ったりもしますが、やはり肥満と関係があるのでは? と、思うのです。
この買収は、
GLP-1で肥満市場を制圧したリリーだからこそ打てた“次の一手”
と見る方が、ずっと腑に落ちるのです。
肥満はゴールではない。「入口」ということですよね。ここ数年、肥満治療は完全にフェーズが変わりました。
「痩せない病気」から
「薬で治療できる慢性疾患」へ
Wegovy、Zepbound によって体重が20%以上落ちる世界が現実になりました。でも、ここで終わらせないのが、ヘルスケアカンパニーのミッションですよ。
体重が落ちれば、すべて解決する?
答えは、NO。という戦略ですよね。
肥満は「炎症性疾患」でもあるという位置付けの考え方もできますよね。肥満は単なる体重過多ではなくて、内臓脂肪は、慢性炎症を起こす臓器と言えるのです。
https://himan.jp/column/oshiete/002.html
NLRP3インフラマソーム
IL-1β、IL-6
低度だが持続する炎症反応
つまり肥満患者は、常に軽い自己炎症状態にあるとのことです。GLP-1で体重を落としても、心血管リスクが残ります。神経炎症が完全には消えないですし、臓器障害が進行する患者さんがいますよね。ここに、次の未充足ニーズがありますよね。
Ventyxは「肥満+炎症」のど真ん中にいる
Ventyxが注力してきたのは
NLRP3インフラマソーム阻害。
これは炎症カスケードの下流ではなく、
最上流のスイッチを切るアプローチです。
体重を落とす薬がGLP-1なら、
Ventyxの薬はこう言い換えられる。
体重 → GLP-1
炎症 → NLRP3阻害
完全に競合ではなく、むしろ補完関係にあるとのことです。
「肥満+X」という次の市場
ここで見えてくるのが、
肥満+X という考え方だ。(すみません、勝手に考えました。)
- 肥満+心血管疾患
- 肥満+腎疾患
- 肥満+神経変性
- 肥満+慢性炎症
肥満を“起点”とすれば、その先に広がる巨大市場がありますよ。ありか無しかだと、アリアリ。
GLP-1は入口を抑えたので、その先のために、Ventyxは、その先の出口側を取りに行くわけですね。いやあ、アグレッシブですね。でも企業ですから、当然です。
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本記事で述べた
「肥満+X(炎症・心血管・神経)」
という視点は、筆者独自の妄想というよりも、海外メディアや投資家向け分析で既に示されている議論を整理したものです。
以下の報道・分析を参考にしました。
■ Eli LillyによるVentyx買収の戦略的背景
肥満治療(GLP-1)と慢性炎症治療を組み合わせることで、肥満関連合併症全体をカバーする狙いがあるという分析。
“By integrating anti-inflammatory assets with its industry-leading GLP-1 portfolio, Lilly is positioning itself to treat a broader spectrum of obesity-related complications, including cardiovascular and neurodegenerative diseases.”
— MarketMinute / The Pilot News
■ NLRP3阻害薬は「炎症のマスタースイッチ」であるという評価
Ventyxの中核技術であるNLRP3阻害が、慢性炎症疾患の上流を抑える戦略として注目されている点。
“NLRP3 inhibitors act as a master switch of innate immunity, making them attractive assets for companies targeting inflammation-driven chronic diseases.”
— AInvest
■ ロイターによる買収報道(肥満関連疾患との接点)
Ventyxのパイプラインが、肥満と関連の深い心血管・炎症疾患を対象としている点への言及。
“One of Ventyx’s mid-stage drugs targets a cardiovascular condition linked to obesity, potentially complementing Lilly’s metabolic franchise.”
— Reuters
■ 補足(筆者の解釈)
これらの報道を踏まえると、Ventyx買収は
「免疫炎症領域の一般的な強化」ではなく、
「GLP-1で肥満を制圧した後の次の疾患軸を見据えた動き」
と読む方が、より戦略的に自然だと考えています。
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