ニューヨーク証券取引所(NYSE)にtwitter社(TWTR)が上場しましたね。同じSNSでもfacebookはナスダック(NASDAQ:FB)なんですね。詳しくないのでこの辺りの専門的な事はわからないのですが、とにかくSNSはすでに無くてはならないツールとなってもう何年も経つような気がします。
政治家も芸能人も役所も会社も、twitterを使っています。大企業も省庁も団体も有名人もみんな「公式アカウント」なるものを開設していますね。当然、製薬企業もtwitterの公式アカウントを持っている訳です。
そんな中、実は世界最大手のpfizerが公式の@pfizerを開設したのは、実はついつい最近の出来事なのです。もちろん、pfizerがtwitterの公式アカウントを作ろうと動いたのが最近という事ではありません。実は、4年前にtwitter公式アカウント@pfizerを作ろうとした時に、それがある理由でできなかったのです(こちら参考)。そして、4年がかりでやっと最近になって@pfizerを作る事ができたということなので。
その理由はなんでしょうか。実は、pfizerが@pfizerを作ろうとした4年前、すでに何者かが@pfizerというアカウントを作ってしまっていたからなのです。ファイザーはそのとき色々と動いたのですが、結局@pfizerを諦めました。だからといって、twitterアカウントを持つ事は当時のSNSの社会への台頭から必須という状況であり、苦肉の策として@pfizer_newsを公式アカウントとしたのでした。
しかしながら、twitterの@pfizerのフォロワーは6万人近く居て、当然その多くの人たちがpfizerだと思っていたに違い有りません。このあまりよろしいとは言えない状況が4年続き、やっと2013年の11月に、どういう経緯かは明らかにはなっていませんが、ついにpfizer社が@pfizerをtwitter上にオフィシャルにその何者かから獲得する事ができたのです。@pfizerと@pfizer_news、同時に公式アカウントとして存在しているのが現在の状況です。この二つのカバーページは酷似していますね。pfizerに言わせると、上手く使い分けているという事のようです。例えば、トピックとコーポレートニュースという具合に。そして、今まで@pfizerをてっきりpfizerだと思っていたフォロワー達に、しきりに@pfizer_newsも同時にフォローするようにと呼びかけております。
ここで当然話題になっているのが、pfizerはどのようにしてその何者かから@pfizerを獲得したのかです。ネット上のアメリカのbloggerやアナリストの記事を読んでいると、その多くは多額のお金で買い取ったんだろう。いったいいくらで買ったんだろう。そもそもアカウントの開設が遅すぎたって、あり得ない。というような、どこか揶揄するような声で賑わっていますね。
twitterのポリシーを見てみると、いわゆる「なりすましアカウント」は認めないとか、削除するとかということがかいてあります。で、本家本物にはtwitter側としてアカウントにblue verifiedサインを付けるとかいう対策をしていますよね。これに沿って考えると、twitter社にクレームをつけて手続きをすれば、買い取らなくてもよいことになりますが、4年もそのままになっていた事を考えると、おそらく何らかの理由でスムーズに運ばなかったのか、何か事情があるのでしょう。この辺りから考えて、お金で最終的には解決したのだろうという憶測になってしまっているのかもしれません。amgenやmerckも同じようなことがあったとみたいですね。定かでは有りません。
SNSも結構飽きてきて落ち目になったような気が個人的にはしていたのですが、企業や団体、有名人はリスク管理の一つにtwitter公式アカウントまで考えなければならないのでしょうか。一時期、インターネットが隆盛したころ、***.comを一般の個人が取っちゃったとか、その頃にそっくりですね。facebookとtwitterがとりあえずありますけど、他にもまあまあメジャーなSNS、たとえばPinterestとかもちろんgoogle+とか色々けっこうありますよね。これらも、まだメジャーですよね。他にも、もっともっと新しいSNSはたくさん有ります。こういうのがいつ、どんな、何かひょんな事がきっかけで突然メジャーにならないとも限らないですね。この辺りにも「公式アカウント」とか必要になるのかな。なんだか切りがない話ですね。