FDAはREGN-COV2として以前に知られていたCOVID-19抗体カクテルについて、Regeneron社に緊急使用承認を発行しました。
このカクテルは、カシリビマブとイムデビマブです。
この承認により、医療従事者は、体重が40kg (88ポンド) 以上であれば、12歳以上の感染した成人および小児の患者に、これらの薬剤を一緒に静脈内投与することができるようになりました。
注目すべきは、抗体カクテルは29日目までにCOVID-19に関連した受診を57%減少させ、1つ以上の危険因子を有する患者さんの受診を72%減少させたことです。
具体的には、入院と救急外来の受診は、プラセボ群では9%であったのに対し、カシリビマブとイムデビマブを投与した患者では平均3%でした。
しかし、全体的には、COVID-19の治療に使用するためのこの治験薬の安全性と有効性は引き続き評価されている、とFDAは述べています。
重症患者は適応外。
酸素吸入が必要な重症例に投与すると、症状が悪化する可能性があるということです。
まず月内に8万人分を出荷、来年1月中には30万人分を用意する予定です。
製造にはスイス・ロシュも協力する。米国外での開発はロシュ主導で進める予定。日本もロシュグループの中外製薬が国内導入を検討している。
中外製薬は、良い薬を持っていますよね。これってもう、昔からです。まあ何しろ、ロッシュの傘下になって、そしてロッシュがジェネンテックを買ってからすごい製品をいっぱい出していますよね。昔の話ですけど。今回は、リジェネロンなので、ジェネンテックではないのですが。
何れにしても、良い会社を買って、良い製品を出しているということには変わりないですね。
今思えば、ジェンテック買収を仕掛けたのは、現在のアストラゼネカの社長のパスカル・ソリオさんですよね。
アストラゼネカのワクチンが出て、中外製薬から治療薬が出れば、もうだいぶ頼りになりますよね。気分的に。