豚腎臓移植患者の死亡についてのマサチューセッツ総合病院の発表と家族のコメント

マサチューセッツ総合病院

史上初の遺伝子組み換えによる豚の腎臓を移植した患者、リック・スレイマンさんが、退院後2ヶ月弱で突然亡くなったとのことです。ご冥福をお祈りします。

こちらはマサチューセッツ総合病院のツイートです。

さらに、abcニュースも伝えています。
https://abcnews.go.com/Health/recipient-pig-kidney-transplant-dies-2-months/story?id=110139515

病院の発表によると、死因に関して、移植した腎臓に起因する兆候は見られないと言うことです。他に色々と合併症のあった方なので、必ずしも移植に起因する訳でもないかもしれないと言うのは、理にかなっています。

スレイマンさんの奥さんは、リックが腎臓で悩む患者さんにインスピレーションを与えたと言うことで、誇りを持っていると言うことです。そして、プライバシーを求めていると言うことでした。

プライバシーを求めていると言う意味は、そっとしておいてくれと言うことですよね。流石に日本のSNSみたいに自宅特定とか、無いでしょうし、また、マスコミが「今の気持ちは?」とか、遺族にインタビューすることも無いかと思います。

希望を与えていることは間違いない
スレイマンさんは数年間、高血圧と 2 型糖尿病を患っていました。彼は2018年に人間の腎臓移植を受けたが、5年後には失敗したとのことです。

スレイマンさんの家族は声明で
「世界中の多くの人にとってインスピレーションとなった」と発表して、スレイマンさんを偲んだとのことです。

今後も、移植関連のニュースがありましたら、フォローさせていただきます。