港からゲートに向かって溢れる人々

もはや驚きもしない、財閥系の崩壊が製薬業界にも波及して、大変なことになっていますね。ああ、日本人、日本経済はどこに進むのでしょうか。財閥といえば、いろいろありますが、三井、三菱、住友、安田とか、ありますよね。それぞれ得意分野があったのですが、なんだかよく分からなくってますよね最近。まあ、もう、今となっては大昔に三井と住友が合併したのがショックですよね。はっきりいって、今でもショックですよ。それは関係ないですけど、三越と伊勢丹が合併したのもショックでした。相入れないかと思っていたからです。最近、商社の年収とかがトレンドになっていますが、これは丸紅と伊藤忠が合併するくらいのショックと言いたいところでしたが、丸紅も伊藤忠兵衛を起源としているから、同じ会社だったんですよね。そんなことはどうでも良いですね。

住友ファーマって言っても、ぶっちゃけ、マルピーですよね。大日本製薬です。大日本製薬が大日本住友製薬になって、その後住友ファーマになりました。ちなみに大日本製薬は、アボットの製薬部門でダイナボットってありまして、その後アボットになって、その後医薬品部門はアッヴィに分かれましたよね。で、話戻して住友ファーマのリストラの内容は、もう、皆さんもよく知っているかもしれませんが、日経新聞の記事にコンパクトにまとめられていますね。

2024年7月31日

住友ファーマは31日、国内社員を対象に早期退職を募ると発表した。対象となるのは2024年11月30日時点で勤続年数が5年以上の40歳以上の従業員。募集人数は約700人で、国内社員数の約2割に相当する。同社は米国で主力の統合失調症薬が特許切れとなり、業績が悪化している。研究開発体制を縮小するなど経営のスリム化を急ぐ。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC30C3Q0Q4A730C2000000/

大変なのは、なかなか住友ファーマの製品群を長年経験した40歳以上の人の転職先を見つけることが大変ですよね。少しでも免疫とかオンコロジーとかの専門領域に携わっている人がいれば良かったと思います。現象としては、早期退職制度に当てはまらない20代、30代がどんどん転職の面接していますね。もう、潰れそうって、SNSでも、普通の新聞にも書いてあったりするので、切羽詰まった行動かもしれないです。

田辺三菱は住友の発表する2、3日前に発表しましたね。これはもう、ほぼ同時期と言って良いと思います。なんらかの示しを合わせたような気がしないでもないですよね。この両社は。住友ファーマも田辺三菱も、各社それぞれ、住友化学、三菱ケミカルが大株主ではありますけど、その下の株主は日本マスタートラスト信託ということなので、これって三菱UFJですよね。まあ、そういう株主の圧力でタイミングも示しを合わせて可能性もありますし、もしかしたら、この2社合併するかもしれないですね。で、三菱ケミカルと住友化学が海外のコンパウンドを買って日本で治験するとかが、現実的かと思いますよ。話もどって、田辺三菱のリストラの内容は、これも日経新聞ですけど、

2024年7月29日

田辺三菱製薬は29日、2025年1月1日時点で勤続年数が5年以上かつ45歳以上の従業員を対象に希望退職を募ると発表した。募集人数は定めず、24年末を退職日とする。新薬開発の高度化や薬価引き下げなど事業環境が厳しいため、北米を中心とした成長市場の事業をより一層強化し、中枢神経系疾患治療薬の研究開発などに人材を集中させると説明している。

田辺三菱は単体で約3000人、連結で約5500人の従業員を擁しており、一部の子会社も含む約2200人が対象となる。24年10月1〜11日に募集し、退職金は通常の金額に一定額を加算して支給する。田辺三菱が核となる三菱ケミカルグループのヘルスケア部門は、抗うつ薬の終売なども響いて24年3月期のコア営業利益が前期比で879億円減っており、立て直しを急ぐ。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUF297WQ0Z20C24A7000000/

それぞれの目標人数を合計すると、700+2200で2900人になりますね。これはもう、もし、現実問題、40歳以上だったら、CSOに行く人も多いので、CSOパンクしますね。

三井製薬って知ってた?ちなみに、田辺三菱、住友ファーマありますけど、三井製薬も昔ありましたよね。当時日本シェーリングという外資の会社がありまして、日本シェーリングに買収されました。僕も日本シェーリングに、大阪まで面接に行ったことありますが、落ちました。w その後、日本シェーリングはバイエルに買収されたので、三井は、今はバイエルです。

三井製薬も、三菱、住友と同じように、三井東圧化学という化学メーカーの医薬品部門でした。三井東圧化学は、昔の株が好きなおじさんたちの間では、「さんとうあつ」とか言いますよね。で、今は三井化学になっています。まあ、化学メーカーの医薬品部門が切り離されるっていうのは、よくあるストーリーでしたよね。海外もたとえばAZは、昔、ICIから分離しましたよね。ICIというのは、インペリアル・ケミカル・インダストリーズと言いまして、イギリスの化学メーカーですね。上部にアクゾノベルが君臨していたりします。で、そのICIの医薬品部門が、ICIファーマになりました。日本でもかなり大規模に展開しましたよね。まあよく、ACE阻害剤とか、売りまくっていましたよね。で、それが、ゼネカ薬品になり、その後アストラと合併して、アストラゼネカになりました。ですので、化学メーカーの医薬品部門ということでは、AZも住友ファーマとか田辺三菱と同様ですよね。

三井三菱、住友と来たら、安田ですよね。安田は金融が多くて、それぞれ三井三菱の企業のメインバンクになったりとかが多かったんですけど、たとえば、それはみずほですよね。で、芙蓉グループを筆頭に、みずほ、そしてその後に、下部組織的なグループがたくさんあります。強いて、薬の会社ないかなーって、探すとしたら、科研製薬、キッセイ薬品、そして、薬ではないけど、あの!オカモトゴムですね。まあ、そんなわけで、もしかして、安田財閥系で純粋に残っているキッセイと科研製薬強いですね。

リストラついでに言えば、もちろん、武田薬品も出てきますよね。4年で2度目のフューチャーですか。一体何人出てくるんでしょうか。

製薬業界の再編成とリストラが相次ぐ中で、大手企業の変動は過去の財閥構造にも重なる部分が多くあります。歴史的には、それぞれの財閥や企業が特定の分野で優位性を発揮してきましたが、現代においては、企業間の合併や業務のスリム化が避けられない現実となっています。化学メーカーの医薬品部門が独立したり、合併を繰り返す流れも、業界の変遷を象徴しています。

今後、製薬業界ではさらなる人材の流動化が進み、CSOや他業種への転職が活発化すると予測されます。あの、一言申し上げますと、「CSOは考えてない」という、方々、「CSOに入れれればラッキー」と、マインドをセットしてくださいね。市場に出てくる人材の増加がどのように業界に影響を及ぼすか、注目されるところです。

もう、年末までに3000人以上、市場に出てくることは確実ですね。どうなりますやら。。。

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ではまた次回!!