みなさまご機嫌いかがですか。3連休のご予定はどんな感じでしょうか。
さて、いよいよ日本も異種移植に乗り出した感があると思わせるのは、厚労省で部会が開かれたことが、一般のヤフーニュースに上がっていたからです。
異種移植(豚の臓器移植)は日本でも本格化?——未来の医療と課題
これは、アメリカ・ボストンの病院で日本人医師が執刀した豚の腎臓移植が成功したことが大きく関係しているのかと思います。以前にも触れているので、ご覧ください。
そして、こちらも。
この手術は異種移植の世界にとって画期的な一歩であり、臓器不足という医療界の大きな課題に対する新たな解決策として期待されています。
ボストンの成功例と日本人医師の貢献
この手術は豚の腎臓を人に移植するもので、患者さんは移植後、元気に回復しました。残念ながら別の疾患が原因で亡くなってしまいましたが、この手術は大きな意義を持つ成功例として注目されています。
いやいやいや、グローバルに活躍されている先生ですね。ボストンの思い出は、トークン無しで路面電車に乗ったら、車掌に怒られて大恥かいたことですね。売ってない駅もあったみたいで、その場合は事前に買っておかなければいけなかったみたいです。で、乗客のいる前で車掌にすげー怒鳴られて詰んでいたら、たまたま居合わせた日本人ビジネスマンが、トークンをくれたのです。ああ、なんて優しい方なんだろう。お礼を言って、少し話したら、たまたまこちらで働いていますとか、言っていて、なんか自慢とかするわけでもなく、言ってましたよ。ボストンは、まだまだ思い出だらけなのですが、多分誰も興味ないので、本題に進みます。
で、このボストンの異種移植ですけど、さらに驚くべきは、この豚の臓器を開発したのが日本のベンチャー企業だということです。しかも、医学部や薬学部を持たない明治大学発のベンチャー企業、「Pormedtec」がこの研究を牽引しているというのは感動的です。
おお明治!その名ぞ我らが母校
です。
日本人医師が執刀し、後にこの企業を訪問したというエピソードも、今後の日本での研究の可能性を示しています。
Promedtec ポルメドテックのパイプライン
https://pormedtec.com/#pipeline
なんか、膵臓の方が進んでいるみたいですね。
その後、執刀医の河合先生も訪問されているみたいです。
異種移植の希望——透析の要らない未来
もし豚の臓器移植が一般化すれば、透析を必要とする患者さんたちにとっては大きな希望となります。透析は患者にとって身体的、精神的、経済的にも大きな負担となっています。移植によって透析が不要となることで、患者の生活の質が劇的に向上する可能性があります。これが加速すると、良いと思います。
また、現在、臓器提供者が見つからずに苦しむ患者さんが多い中、異種移植はこの問題を解決する一つの方法として注目されています。特に腎臓移植は需要が高いため、この技術が広まれば多くの命が救われるということになるのですよね。
課題——倫理問題と免疫反応
一方で、異種移植にはまだいくつかの課題があります。まず、豚の臓器を使うことに対する倫理的な懸念です。動物の命をどのように扱うべきかという問題は、医療技術が進むほど重要性を増しています。また、患者の免疫系が異種の臓器を拒絶するリスクも高いため、これを克服するための研究が必要です。
さらに、日本における法的な枠組みや規制もまだ整っていない部分があります。厚労省が今回動き出したことは良い兆しですが、今後さらに明確なガイドラインや研究支援が求められるでしょう。
ちなみにですけど、厚労省が9月20日に開いた部会での資料です。厚労省のウェブに発表されています。
もうひとつ
未来への期待
異種移植はまだ道半ばですが、透析のいらない未来が実現すれば、多くの人々にとって大きな救いとなることは間違い無いですよね。日本の医療界も今後この分野で積極的な取り組みを見せてくれることを期待しています。Pormedtecのような企業が医療技術の最前線で活躍していることは、日本がこの分野で世界をリードできる可能性を示唆しており、今後の動向に目が離せません。日本がリードしているのです。
透析患者だけでなく、臓器移植を待つすべての人々に希望を届けるために、技術革新が加速していくことを願っています。
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