トランプ再登板でヘルスケアはどう変わった?

みなさま、いかがお過ごしでしょうか。日本では岸田政権、石破政権と、何かとばらまきとか増税とか批判が高まっていますよね。まあ、そりゃそうなりますよね。

トランプ大統領が帰ってきて、日本にもShinzoに匹敵するような朋友が居たら、世の中変わっていたかもしれませんよね。

トランプ就任以来、すごい勢いで大統領令にサインしまくってますね。ヘルスケアにおいては、RFKがバリバリやってますよね。

支持するにしても、支持しないにしても、自分の国のために決断をしまくる姿勢は少し裏山です。

公衆衛生の現場で起きている静かな激震(5位〜3位)

今回はそのなかでも、じわじわと現場を揺るがしている**【5位〜3位】のインパクト**をご紹介します。

この順位は、筆者が勝手に選んだ独断によるものです。


🏅第5位:肥満・生活習慣病への“ほぼ無関心”

オバマ政権時代の「Let’s Move!」や健康教育キャンペーンがあったことを覚えていますか?

残念ながら、トランプ政権下ではそういった国民の健康促進に関する動きはほぼ停止。ですよね。関心がなさそうです。

2025年、ホワイトハウスでのイベントではマクドナルド、バーガーキング、ピザの山がアスリートたちに提供され、またも話題に。
このあたりにも「象徴的な価値観」が現れているのかもしれません。

それはそれで、個人的に嫌いではないです。

が、この国を挙げての問題になっている肥満への対策は少し考慮に入れた方がよさそうな気はしますけど。

トランプさんの関心事は、自国民よりも、他国との戦いというか、貿易というか、そういう方が大きそうです。ビジネスマン出身という感じがしますよね。

Photo by Polina Tankilevitch on Pexels.com

💊第4位:薬価への姿勢は“続投”、でも進まず

前回の政権でも目立った「薬価引き下げ」政策。
2025年も、カナダからの薬の輸入や価格透明化の話は再び浮上しています。

僕もニューヨークに住んでいた頃、カナダの会社が郵送で処方薬を届けるサービスがありました。アメリカよりも安いからですよね。

しかし、製薬業界との衝突は避けたいのか、現時点で明確な制度改定や新法案の成立には至っていません。あと結構、閣僚とか偉い先生とかは、製薬会社との利権がらみの何かがあるみたいですよ。昔、このブログでも10年以上前に接待で使われたという店を紹介させていただきました。https://kenyamazaki.com/2013/05/22/winedine/
まあ、今時、10年以上前に比べればコンプラも厳しいですし、こんなあからさまのは無いでしょうけど。


“言うけど動かない”政策として、じれったさを感じる関係者も多そうです。


🧬第3位:公的機関の再編・人員削減が加速中

3月、保健福祉省(HHS)やCDCに対し、「無駄なポジションの統廃合」を打ち出したトランプ政権。
すでに一部で人員削減が始まり、公衆衛生関連部門では現場の混乱
も報告されています。

官僚主義の打破を掲げた動きですが、
「疫学やパンデミック対応の中核部門まで削減するのはリスクでは?」という声も。

それにしても、すごいことですよね。ある日突然、パソコンにログインできなくなるみたいな現象が。しかも、公務員ですよ。

とにかく公務員のリストラ、すごいですね。でもまあ、アメリカでは公務員が多すぎという問題は、確かにあるかと思います。


さて、この続きは次回にさせていただきます。

まだ再任から数ヶ月ですが、トランプ政権のヘルスケア分野での動きはすでに始まっています。
表面的には静かでも、内部では大きな構造改革が進行中です。

次回は、もっとダイレクトに私たちの生活を揺るがす【第2位・第1位】をご紹介します。