みなさん、お元気ですか?
今日はAIの話です。もう、AIになんでも任せていますよね。こんなんでいいんでしょうか? いいんです。
ただ、いつか、何かのしっぺ返しが来るような気がしてなりません。世の中、そんな、AIとかで簡単に作れては、何かいけない気がします。
実は、最近、AIで音楽作っています。それも、機会があれば、Tik Tokとかで流したいと思っています。
さて、6月2日に、FDAは発表しています。
アメリカFDA(食品医薬品局)が、「AIで審査を効率化します!」と高らかに発表しました。その名もELSA(エルサ)。
いや、名前かわいすぎません?ディズニーかよ。
しかも、バックエンドはあのAWS(Amazon Web Services)。これは本気…なのか?
でも正直、官公庁系AIプロジェクトって「思ったより地味」「使いこなされない」パターン多くないですか?
そこで今回は、「ELSAって本当にすごいの?」を調べつつ、個人的に思ったことをつらつらと。
ELSAとは何か(まじめパート)
- FDAが内部業務効率化のために立ち上げた生成AIツール
- 対象は、臨床試験のプロトコルレビュー・副作用の要約・申請書類の比較など
- 通常6〜10ヶ月かかっていた審査期間を短縮するのが狙い
「人間が1週間かかって読むものをAIが数秒で要約してくれる」というのが売り文句らしいです。
米国食品医薬品局(FDA)は本日、科学審査官から調査員まで、職員の業務効率化を支援するために設計された生成型人工知能(AI)ツール「Elsa」を発表しました。この革新的なツールは、FDAの機能を近代化し、AIの能力を活用して、アメリカ国民へのサービス向上に貢献します。「FDAの科学審査員とのパイロットプログラムが非常に成功したことを受けて、私は6月30日までにAIを機関全体に拡大するという積極的なタイムラインを設定しました」とFDA長官のマーティ・マカリー医学博士(公衆衛生学修士)は述べています。「本日のElsaの展開は、センター全体の社内専門家の協力のおかげで、予定より早く、予算内で完了しました。」
Elsaは、高セキュリティのGovCloud環境内に構築されており、FDA職員が内部文書にアクセスできる安全なプラットフォームを提供します。同時に、すべての情報はFDA内に留まります。モデルは規制対象業界から提出されたデータに基づいて学習しないため、FDA職員が取り扱う機密性の高い研究データやデータは保護されます。
「Elsaのリリースにより、FDAにおけるAI時代の幕開けを告げる本日。AIはもはや遠い未来の約束ではなく、すべての職員のパフォーマンスと可能性を高め、最適化する力強い力です」と、FDA最高AI責任者のジェレミー・ウォルシュ氏は述べています。「職員がこのツールをどのように活用しているかを知ることで、開発チームは機能を追加し、職員とFDAのニーズに合わせて成長していくことができます。」
AWSとの連携とセキュリティ
- 利用しているのはAWSのGovCloud(政府向けクラウド環境)
- 学習データには申請企業の機密データは使っていない=安全配慮あり
- 要は「クラウドの覇者AmazonにFDAが頼った」形
おじさんたちがクラウド使いこなせるのか疑問ですが、少なくともインフラは超本格的。
でも、本当に変われるのか?
- AIがすごくても、使う人間が昭和型マニュアル主義だったら意味ないのでは?
- 「ChatGPT禁止」の職場文化と同じことが起きる予感
- 「AIが要約してくれました」→「でも人間がまた全部読み直すから意味なし」とかありそう
技術的進歩 vs 組織文化の壁という永遠のテーマですね。
個人的まとめ
ELSAは「技術的にはすごい」のかもしれないけど、
「AI=魔法の杖」ではありません。
おじさん文化にAIを導入しても、まずは「考え方」「使い方」から変えないと無理。
でも、逆にFDAみたいな保守的な組織が変われば、他の官公庁も変わるかも?
AI時代の「行政の使い方」が問われている気がします。
おまけ
にしても、「ELSA」って名前つけた人、絶対ディズニーファンでしょ。
今度はFDAが「AIアナ」を出すのか、要注目です。
ていうか、なんでAWS???
FDAがAWSを選んだ理由の背景について
- **AWSの強み:政府機関向けクラウド「GovCloud」**があること。
→ セキュリティ・コンプライアンス要件が厳しい連邦政府向けに最適化された環境。 - AWSのシェアと実績の高さ
→ 官公庁含む大規模組織が既に多く利用している。 - IBMは最近クラウド事業を縮小気味、AWSの方が勢いがある
→ IBMはAI技術は強いが、クラウド市場ではAWSに押されている面も。 - FDAはスピード感を重視し、柔軟にスケールできる環境を求めた可能性
- AWSのAIサービスや開発ツールが豊富で、生成AIの実装がやりやすい
FDAのAIインフラ競合候補とAWSの強み
1. Microsoft Azure
- 政府・公共機関向けに「Azure Government」を提供
- AWS GovCloudと同じく厳しいセキュリティ基準クリア
- Azure AIやOpenAIとの連携が強化されている
- ただし、FDAは過去にAWS利用実績が多い&
AWSのエコシステムが広いことが後押しか
2. Google Cloud Platform (GCP)
- AI・機械学習技術は非常に強力(TensorFlowなど)
- Google Cloudは公共機関向けにも対応
- ただしAWSに比べると公共クラウド市場でのシェアはやや小さい
- FDAが大量の医療・臨床データ扱うには、
AWSの豊富なストレージ・分析ツールが魅力的かも
3. Oracle Cloud
- 伝統的に大企業・官公庁の基幹システムで強い
- Oracle Autonomous Databaseなどデータベース技術は評価高い
- ただし、クラウド全体のサービス範囲・AI技術の幅広さではAWSに劣る印象
- AWSのような大規模生成AIサービスは未成熟
4. IBM Cloud
- AIで有名なWatsonを持つが、
- クラウドインフラの規模と市場シェアはAWS・Azureに負けている
- 近年クラウド事業の縮小もあり、勢いは落ちている印象
5. Cisco/その他ITベンダー
- Ciscoはネットワーク機器のリーディングカンパニー
- 直接クラウド基盤やAIプラットフォームを提供する会社ではない
- FDAのクラウドAIにはあまり適さない(セキュリティ・インフラ面で補助的役割はあるかも)

なぜAWSが強いのか?
- 公共機関向けに特化したGovCloudが早期に完成している
- **圧倒的な市場シェア(AWSはクラウドの約3割超)**でエコシステムが充実
- 多様なAI/生成AIサービスを展開中(Amazon SageMakerなど)
- AWS LambdaやStep Functionsなどの柔軟なサーバーレス環境でスピード開発可能
- 多くの大手企業・官公庁での採用実績と信頼感
FDAがAWSを選んだ具体的な理由と競合比較
1. AWS GovCloudの強み
- 政府機関専用クラウドで、FISMA(Federal Information Security Management Act)などの厳しいセキュリティ基準に対応済み
- 医療や臨床データの扱いに必要なHIPAA準拠が可能
- 多くの連邦機関(NASA、CIAなど)も利用している実績あり
- FDAも以前からAWSを使っており、実績・ノウハウが豊富
2. AI・機械学習サービスの充実
- Amazon SageMakerなど、モデル作成から運用までを一括で提供
- 生成AIも含む幅広いAIサービスを持つ
- 既存のAWSサービスと統合しやすく、開発・運用コストを抑制可能
3. 柔軟なスケーラビリティと高速展開
- サーバーレス技術(Lambda)やコンテナ(ECS/EKS)で素早く環境構築可能
- 大量データ処理に強いストレージ(S3)と分析基盤(Athenaなど)を持つ
競合との比較
| 会社名 | 政府向けクラウド | AI技術・生成AI | セキュリティ | 公共機関実績 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|
| AWS | GovCloudあり | 豊富・先進 | FISMA/HIPAA対応 | 多数(FDA含む) | 圧倒的シェア&実績、スピード強み |
| Microsoft Azure | Azure Government | OpenAI連携強化 | FISMA/HIPAA対応 | 多い | FDAでの実績はAWSより少ない可能性 |
| Google Cloud | あり | AI研究最先端 | FISMA/HIPAA対応 | 限定的 | AIは強いが公共クラウドはやや弱い |
| Oracle Cloud | あり | 限定的 | 一部対応 | 一部 | 基幹DBは強いがAI基盤は未成熟 |
| IBM Cloud | あり | Watson強み | 一部対応 | 減少傾向 | AIはWatson強いがクラウド縮小中 |
| Cisco | なし | なし | なし | なし | ネットワーク主体、クラウド提供なし |
なぜIBMではなくAWSなのか?
- IBMはAIではWatsonが有名だが、クラウドの市場シェアはAWS・Azureに大きく負けている
- IBMは近年クラウド事業を縮小しつつあり、スケールや開発速度の面でAWSに劣る
- AWSはFDAの既存のインフラにも使われていて、スムーズな連携が可能
- AWSのGovCloudは早期に整備されており、政府の信頼が厚い
なぜオラクルやシスコではないのか?
- Oracleはデータベースで強いが、クラウドのAIサービスの範囲や公共機関の実績は限定的
- Ciscoはクラウド基盤やAIサービスを提供していないため、そもそも選択肢になりにくい
FDAがAWSを選んだのは、
**「政府向けセキュリティ基準への対応」「既存実績」「豊富なAIサービス」「柔軟な開発・運用環境」**が揃っているから。
競合のAzureやGoogleも強いが、
FDAにとっては「安心感とスピード感」が決め手になったと考えられます。
SalesforceとAWSの違い、FDAでの役割の違い
Salesforceの強み
- 顧客関係管理(CRM)ツールのトップ企業
- セールス、マーケティング、サービス管理に強いSaaS(Software as a Service)を提供
- 近年はAIプラットフォーム「Einstein」を展開し、CRMにAI活用を推進中
- 業務アプリの構築やデータ管理に強く、医療機関の患者管理などにも使われている
ただしFDAのAI基盤とは役割が異なる
- FDAが求めているのは
→ 大量の臨床・研究データを安全に保管し、AIで解析・生成・意思決定支援をする「クラウドインフラ基盤」 - これはIaaS(Infrastructure as a Service)+AIサービスの領域であり、
Salesforceのメイン事業のCRM SaaSとは少し違う - Salesforceはクラウド基盤としては、AWSやAzureの上で動くことも多い
- つまり、Salesforceは「FDAの業務を支援するアプリやサービスを作る側」、AWSは「その土台となるクラウドインフラ」
FDAがAWSを選んだ理由にSalesforceが入りにくい理由
- セキュリティ面での要求(GovCloudレベルの認証)や
- 大規模なデータ処理・生成AIのための柔軟性
- 医療研究向けの複雑なAIモデル構築
- これらはSalesforceの得意分野外
- SalesforceはFDAの業務アプリや顧客管理向けAIに強い
- AWSはFDAの基盤となるクラウドとAI処理能力に強い
- 両者は補完関係にあるとも言える
AWS、すごいですね。
更新中!!
https://mrpatio.blogspot.com/2025/06/mr.html
https://www.instagram.com/recruiter_ken
【北海道・東北エリア】コントラクトMR プロジェクト更新
Ken 6月 03, 2025 CSO, M, 東北・北海道,
■【No.4】外資メーカー/バイオ製剤(消化器領域)
📍勤務地:北海道🏢担当先:基幹病院・開業医
👥募集人数:若干名
⏰入社時期:2025年7月予定
✨想定業務:
- 担当エリア内の病院・開業医向けMR活動
- 消化器疾患領域における製品情報提供・医師対応
- 学会・セミナー対応あり
🔎必須条件:MR経験
💡歓迎条件:バイオ製剤経験、フットワークの軽さ
🎯年齢目安:40代まで
👀職場見学:あり
■【No.6】外資メーカー/肝炎・感染症領域
📍勤務地:北海道🏢担当先:基幹病院・開業医
👥募集人数:1名
⏰入社時期:2025年7月予定
✨想定業務:
- 感染症/肝疾患領域におけるMR活動全般
- 医師・薬剤師への情報提供、関連部署との連携
🔎必須条件:MR経験
💡歓迎条件:消化器領域の経験、バイオ製剤経験
🎯年齢目安:40代まで
👀職場見学:あり
■【No.12】外資メーカー/希少疾病領域(神経内科)
📍勤務地:北海道🏢担当先:大学病院・専門施設(U・HP)
👥募集人数:1名
⏰入社時期:2025年7月予定
✨想定業務:
- 神経内科領域での希少疾患製品に関するMR活動
- 大学病院を中心としたスケジュール自主設計型業務
- 医療従事者との関係構築・医療情報提供
🔎必須条件:大学病院担当経験、スケジュール管理が自立してできる方
🎯年齢目安:45歳まで
👀職場見学:あり
■【No.13】外資メーカー/バイオ製剤(リウマチ)
📍勤務地:北海道🏢担当先:病院・クリニック
👥募集人数:1名
⏰入社時期:2025年7月予定
✨想定業務:
- リウマチ領域におけるバイオ製剤の製品説明
- エリア内のリウマチ科医師との関係構築
- 薬剤師・看護師との連携活動
🔎必須条件:製薬企業でのMR経験(3年以上)
💡歓迎条件:フットワークの良い方
🎯年齢目安:49歳まで
👀職場見学:あり
💼雇用形態:正社員/契約社員(コントラクトMR)年齢による
正社員型雇用(社会保険完備)試用期間あり(案件により異なる)
💬応募方法
該当案件に興味のある方は、
📩「〇番の案件希望」と明記の上、お問い合わせください。
※勤務地・年齢要件・領域経験によりご提案調整あり。

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