みなさまお元気ですか。
日本で家族や友人と泊まるなら、ホテルよりも民泊の方が気楽でいいなと思って探してみたんですが、
…あれ?ホストが外国人ばかり?
調べてみると、東京や大阪のマンション、さらには一軒家まで、海外のオーナーが買い取って、民泊運営してるケースがかなり多いですね。
インバウンド、インバウンドって言うけれど、観光客が落とすお金、日本に回ってるようで、実は海外に流れてるって構図。
日本に来て、日本の土地使って、日本の水道電気使って――でも利益は海外へ。
なんだか不思議な気分になります。
そう思っていたら、今度はアメリカでも似たような構造の変化が起きていることを知りました。
今度は医薬品業界。
そして、仕掛けているのは――またしても、あのAmazon。
最近、「あの人、サブスクで生活してるんじゃないか」って思うくらい、何でもかんでも月額制になってますよね。動画、音楽、洋服、車、果ては家まで。そんな中、アメリカでついに――
薬まで月額制になっちゃいました。
いや、冗談じゃなくて本当に。
実はこの話、前にもこのブログで紹介しています。
💥月5ドルで薬飲み放題?Amazonの「RxPass」がすごすぎる
その名も RxPass。あのAmazonが仕掛けた薬のサブスクで、月額たったの5ドルでジェネリック薬が何種類でもOKという、まさに**“薬のAmazon Prime”**。
高血圧の薬、糖尿病、うつ病、コレステロール…などなど、80種類以上が対象。しかも、自宅まで送料無料でお届け。
病院に行くのが面倒な人にも嬉しいこのサービス、既にアメリカでは大きな反響を呼んでいます。
💣背景には“ジェネリック戦争”
なぜAmazonがここまで踏み込めるのか?
その裏には、アメリカの医薬品業界で繰り広げられる**「ジェネリック価格競争」**の激化があります。
新薬の特許が切れると、2〜3社のジェネリックが出てきて価格が半分以下になるなんて当たり前。
その後も、値下げ合戦は続く続く…。
その結果、もう**「薬で儲ける時代」は終わった**のかもしれません。

🏪街の薬局は今、生き残りをかけて
この価格破壊の波に飲み込まれ、街の薬局もビジネスモデルの見直しを迫られています。最近よく見るのが、
- 独自ブランドのジェネリック開発(PB化)
- 24時間営業や宅配での差別化
- 健康相談やワクチン接種などの「+αサービス」
薬を売るだけじゃ食っていけない時代、というわけです。
👀アメリカ人の“薬との距離感”が変わった
昔は「高い薬=良い薬」と信じていた人も、今では「効き目が同じなら、安い方がいいじゃん」モード。
特に、高齢者や慢性疾患の方にとっては、毎月数百ドルの薬代がたった5ドルになる衝撃は大きい。
📲薬の“DX(デジタルトランスフォーメーション)”も進行中
コロナ禍をきっかけに、薬の入手方法も激変しました:
- オンライン処方
- 薬剤師とのビデオ通話
- AIによる薬の相互作用チェック
- スマホアプリでの服薬管理
もはや「薬局に行く理由」が消えつつあるのが現実です。
🌐製薬業界にも「地殻変動」
Amazonのような巨大プラットフォームが参入することで起きているのは、ただの価格破壊ではありません。
- 価格の見える化:どこでいくらか、比較がカンタン
- 地方の医療アクセス改善:どこに住んでても届く
- 情報格差の解消:薬の副作用・効果もわかりやすく
製薬会社も静観してる場合じゃありません。
- バイオ医薬品のジェネリック(バイオシミラー)への投資
- 高額新薬への集中
- 患者支援プログラムの強化
まさに“薬のポジショニング戦略”が再構築されてます。
🇯🇵日本ではどうなる?
さて、この「薬のサブスク」。日本にも来るのか?
可能性はゼロじゃありません。特に、
- 慢性疾患向けの定額サービス
- オンライン薬局の規制緩和
- 薬剤師の「相談業務」重視
などは、日本でも議論が進んでいます。
ただし、国民皆保険制度がある日本では、「医療費=定額」はすでに実現している面もあるため、アメリカとはちょっと違う形になるでしょうね。
色々考えると、結構クレームとかの対応が大変だし。まあ、日本ではこれ、無理かな。
「薬」までサブスク。これは単なる話題じゃない
RxPassは、単なる価格競争の産物ではありません。むしろ、
- 医療格差の解消
- 慢性疾患患者の経済負担軽減
- 薬局の役割再定義
といった社会インフラの変革すら感じさせる動きです。
日本でも「薬のデジタル化」「ジェネリック普及」は進行中。数年後には、私たちも「アプリで薬を定額購入」が当たり前になっているかもしれません。
🗒️それにしても、「薬=飲み放題」って、字面だけ見ると少し怖いですね。
でもその背景には、病気と共に生きる人たちの切実なニーズがある――そんな時代に、私たちは立ち会っているのかもしれません。
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