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製薬会社をリストラになっても大丈夫

製薬会社勤務で、近い将来リストラにあったとしても、食っていけるようにしておかなければなりません。

2018年は製薬業界はまさにリストラの嵐が吹き荒れ、カオスでした。その爪痕が年が明けた2019年の今でも残っています。

今日から3月になりますが、昨年発表されたノバルティスで早期退職に手を挙げた人は、今月いっぱいの就業になるかと思います。

みなさん、想い想いの道を進むわけです。

仕事柄、僕はたくさんの人に会って話を聞きましたが、そこから言えることがあります。

結論:いざとなっても、別のことで食っていけるようになっていなければならない。

ということに他なりません。

特にMRの方々です。

MRは現在の会社を去ったとしても、別の会社でMRをすることが一番良いのですが、残念ながら、昨今、中途採用が本当に少ないです。

 

物理的にも別の仕事をせざるを得ない状況が、厳然としてあるのです。

 

また、この状況ですが、突然やってきます。

1年先はわかりません。

2018年にリストラを敢行した製薬会社各社、そして2019年早々にリストラを発表した製薬会社2社、鳥居薬品と協和発酵キリンですが、何れにしても、発表することも、薄々噂としては流れてはいたものの、実際問題ほぼ寝耳に水ですし、発表後に実際に会社を去るまでのタイムスパンはだいたい長くて半年くらいです。

つまり、1年先の予測がつかないと言うことです。

「1年先は闇」 です。

逆の言い方をすれば、今はほとんどその兆候が見られなくても、毎日のルーチンをこなして平和に生きていても、どんなに余念のない情報収拾をしていたとしても、

1年先に、MRではなくなる場合が、リアルに訪れる可能性が十分すぎるほどあると言うことです。

MRをずっと続けてきた人にとって、MR以外の仕事をする覚悟がどれだけあるでしょうか。

また、覚悟があったとしても、現実に他に何かできることがあるでしょうか。

現実には、今すぐ他の何かで食っていくことはとても難しいと思います。

従いmして、突然訪れると言うことのためにも、今から、準備して、「1年先は闇」に備える必要があります。

では、何をどう準備すれば良いのか。

仕事柄、たくさんの人々の事例を見てきました。数え切れません。

一つ一つ言えませんが、Over Viewでまとめると、みなさん、何かしらになっています。

 

 

 

何かしら別の仕事をして、食っていっています。

そこはそれぞれ考えなければなりません。次回以降に少しずつ紹介できればと思います。

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難病に有効なことがわかったタウリン グラム薬価8.5

ミトコンドリア病(指定難病21)に、タウリン

今日のニュースで、すごい発表がありました。

 川崎医科大は19日、砂田芳秀教授(神経内科学)の研究グループが臨床試験(治験)に使った既存薬が、国指定難病・ミトコンドリア病の国内初の治療薬として承認される見込みになったと発表した。ミトコンドリア病で最も発症頻度が高い「MELAS(メラス)」の患者がアミノ酸の一種タウリンを大量に服用することで、体のまひや視覚異常といった脳卒中に似た発作を抑えられるという。厚生労働省が近く正式承認後、保険適用される。

 既存薬は大衆薬最大手・大正製薬(東京)の「タウリン散」。心不全や肝機能が低下した患者に対して1日3グラム(1グラム8・5円)が処方されているが、メラスの患者が治療薬として使う場合は1日12グラムを飲む。
(山陽新聞 https://www.sanyonews.jp/article/871171)

ミトコンドリア病にタウリンが有効で、近く保険適応されるとのことです。

ミトコンドリア病は、指定難病ということで、難病情報センターのウェブから引用すると、症状の重い方もいらっしゃるみたいです。

ミトコンドリア病(指定難病21)
1.ミトコンドリア病とはどういう病気ですか?
ミトコンドリアは全身の細胞の中にあってエネルギーを産生するはたらきを持っています。そのミトコンドリアのはたらきが低下すると、細胞の活動が低下します。たとえば、脳の神経細胞であれば、見たり、聞いたり、物事を理解したりすることが障害されます。心臓の細胞であれば、血液を全身に送ることができなくなります。筋肉の細胞なら、運動が障害されたり、疲れやすくなったりします。
ミトコンドリアの働きが低下することが原因である病気を総称してミトコンドリア病と呼んでいます。多くは生まれながらにしてミトコンドリアの働きを低下させるような遺伝子の変化を持っている方が発症しますが、薬の副作用などで二次的にミトコンドリアのはたらきが低下しておきるミトコンドリア病もあります。

2.この病気の患者さんはどのくらいいるのですか?
イギリスやフィンランドの統計では、10万人に9〜16人という報告があります。しかしミトコンドリア病は症状が多彩で、軽い症状の方もたくさんいると予想され、すべての患者さんがきちんと診断されている状況ではありません。これらの数字よりもっと多い可能性があり、全体像がまだ見えていないと言ってもいいかもしれません。
(難病情報センター: http://www.nanbyou.or.jp/entry/194)

すごいというのは、難病の治療薬としての、タウリンの薬価です。

タウリン 薬価 1グラム 8.5

昨今、オーファンとか、難病とか専門領域とかを扱う製薬企業が何かと注目されていて、製薬に携わるプロフェッショナルもそういう道を目指すという人が増えてきていました。

近年、画期的な薬が発売され、今まで治療できなかった難病患者さんにも朗報があったりしたのですが、問題になったのが薬価でした。

何百万円、何千万円もする薬が、何かと話題になりましたよね。

それに比べると、タウリンは、薬価8.5です。

ところで、何年も前の記事がヒットしましたが、それでも10円くらいでした。

 

朝日新聞のグラフを見ると、

https://platform.twitter.com/widgets.js
 

発作回数が服用後にゼロになっている患者さんもいらっしゃいました。朗報ですよね。
私はこの病気に詳しくないので、評価するのも軽率かもしれませんが、個人的にすごいニュースだと思いました。

 

 

AI, デジタルヘルス, blog

アメリカ国立衛生研究所が選んだウェアラブルウォッチ

BYOBは聞いたことありますよね。レストランで、ワインとかウイスキーとか、自分の好きな酒のボトルを持ち込みOKの時に使う表現ですね。

Bring Your Own Bottle.

では、BYODはいかがでしょうか。これは自分のパソコンとか、タブレットなどを仕事で使うと言う意味です。

Bring Your Own Device.

 

日本の会社ではなかなかないですよね。メールとか色々な情報とかを自分の持ち物に入れ込むわけですから、セキュリティとか色々な問題が生じますよね。ベンチャー企業とかではあるのかな。

そのBYODですが、アメリカ国立衛生研究所(NIH)のプロジェクトで、All of US research programと言うのがあります。

All of Us Research Program は、どう言うプロジェクトかと言うと、健康を増進するために米国に住んでいる百万人以上の人々からデータを集め、それを研究して、予防医学や様々なヘルスケアに利用すると言う、歴史的な取り組みです。

ライフスタイル、環境、そして生物学における個人差を考慮に入れることによって、精密な研究を行い、より良い医療を届けることをめざす、国家的な取り組みなのです。

その、国家的な取り組みに使うデータですが、早速BYODです。

 

医療機関がいちいち個人個人の健康データを集めることはほぼ不可能です。そこで、ウェアラブルデバイスを使っている人は、そのデータを使って参加してもOKと言うことなのです。

合理的ですよね。

そんなアメリカ国立衛生研究所が推奨するウェアラブル端末として、Fitbitが選択されました。

これは企業にとってはすごい名誉だし、かなりマーケティングに使えそうですよね。

サンフランシスコ – (BUSINESS WIRE) – (ビジネスワイヤ) –

世界をリードするウェアラブルブランドのFitbit(NYSE:FIT)と国立衛生研究所(NIH)は本日、最初のFitbit Bring-Your-Own-Device(BYOD)プロジェクトを開始しました。

All of UsリサーチプログラムのためのデジタルヘルステクノロジーイニシアチブをFibitが取る形です。

現在プログラムに登録しているFitbitユーザーは、身体活動、心拍数、睡眠、健康転帰などの健康指標間の関係について、研究者がより深い洞察を得るのを助けるために、Fitbitアカウントを、All of Us programに同期させることができます。

データをAll of Usと同期させることに同意することで、Fitbitユーザーは世界最大の精密医学研究に貢献し、科学研究のための最も多様なデータセットの構築を支援する機会を得ます。

Fitbitは、プログラムに含まれる最初のウェアラブルです。

 

ライフスタイル、環境、遺伝学の個人差に基づいて病気を予防し治療する能力を向上させることを目的に、2018年5月に全国で発売されたAll All Usは、100万人以上の参加者を登録しようとしていると言うので、規模がすごいですよね。

参加者は、電子医療記録、身体測定、バイオサンプル、デジタル医療技術を通じて、さまざまな種類の医療情報を時間の経過とともに共有するように求められます。

参加者のプライバシーを保護するために厳格な保護措置を講じて、データは広範囲の健康調査のために研究者にアクセス可能になると言うことです。

アメリカは、スケールが違いますね。

日本の厚労省で、これできますかね。

All of Us Research ProgramのディレクターであるEric Dishmanは、次のように述べています。

「この情報を他の多くのデータ型と組み合わせることで、健康状態に対するライフスタイルや環境の影響をよりよく理解し、最終的には非常に正確で個別化された方法で健康を維持するためのより優れた戦略を開発できます。」

何か、医薬品の開発などにも応用できそうなデータになりそうですね。これは相当大規模なデータになるはずです。

そのデータ解析を主に行う機関として、スクリプス研究所(英語:The Scripps Research Institute 、略称:TSRI)が挙げられています。

Scrippsは、アメリカで生物医療科学の研究と教育を行っている非営利の医療研究施設です。

本部はカリフォルニア州サンディエゴ、それからフロリダ州ジュピターに施設があります。

本研究所は、世界最大の民間の非営利生物医学研究組織であり、ノーベル化学賞受賞者のバリー・シャープレス、クルト・ヴュートリッヒを始め、研究や運営に関わる2700人のスタッフが所属していると言うことです。

非営利の医療研究施設に、2700人もスタッフが居るなんて、これまたスケールが違いすぎます。

Scripps Researchは、デジタルヘルステクノロジーを利用した研究の全国的リーダーとして、プログラムのデジタルヘルスへの取り組みを先導しています。

2017年には、Scripps Researchは、ピア検証済みの臨床研究での使用の人気と信頼性に基づいて、Fitbitを革新的なAll of Usプログラムで使用するための最初のウェアラブルとして選択しました。

Fitbitすごいですね。

米国実験生物学連盟(FASEB)ジャーナルが発表した分析によると、Fitbitデバイスは生物医学研究で最も一般的に使用されているトラッカーと言うことです。

要は、一番普及していると言うことでしょうけど。

今日までに、6752を超える発表された研究がFitbit装置を使用しており、最近の分析によると、FitbitはClinicalTrials.gov研究に他のブランドの10倍登録されています。

All of Us programに具体的に参加する方法ですけど、Fitbitユーザーは自分のデバイスを使って健康状態の統計をプログラムと同期させることができます。

米国の参加者全員は、自分のFitbitアカウントを介して自分のデータを関連付け、自分の体重、水分摂取量、食事などの情報を手動で追加することもできます。

同期させなくても、マニュアルでも参加可能なんですね。

まず始めに、参加者はAll of Us参加者ポータルのParticipant.JoinAllofUs.orgにログオンし、Sync Apps&Devicesページにアクセスします。米国に住んでいる18歳以上のFitbitユーザーおよびAll of Usリサーチプログラムへの登録に関心のあるユーザーは、www.joinallofus.orgにアクセスして詳細を確認できます。

これ僕も参加しようとしましたが、クリックしたら参加できませんでした。笑

当たり前ですね。アメリカ人でもないし、アメリカに住んでもいないので。

 

2019年には、Fitbitデバイスを使用した、第2回目のAll usリサーチイニシアチブが開始されます。

Scripps Research Translational Instituteによって実施されるこの研究は、身体活動、心拍数、睡眠などの健康指標とAllの一部として取り込まれる他の重要な健康上の結果との関係を調査するためのユニークなデータセットを生成します。

デジタルヘルスは、もう、アメリカにとっての基軸になっている気がします。

アメリカにとって、デジタルヘスルはもはやテクノロジーといった概念ではなく、

デジタルはもう置かれている環境そのものなのですね。

参考:引用

BUSINESS WIRE
Fitbit (NYSE:FIT)

フィットビット ブランドストアー
https://amzn.to/2Nt1Is2

National Institutes of Health (NIH)