Uber Healthとは
Uber Healthは、要するに、あらかじめ予約した通院のために、タクシーが送迎してくれるサービスです。料金などはすべてアプリを通じて後払いです。
全米で展開されていて、ウェブから管理できます。プライバシーに厳しいアメリカは、患者のプライバシーを保護するために、HIPAAという法律に準拠しています。
HIPPA
HIPAA(1996年の医療保険の移植性と説明責任に関する法律)は、医療情報を保護するためのデータプライバシーとセキュリティの規定を提供する米国の法律です。 この法律ができた背景には、近年健康保険会社と医療提供者に対するサイバー攻撃とランサムウェア攻撃によって引き起こされる健康データ侵害が急増したからと言われています。
というか、この時点でもう日本では難しいと思います。お年寄りがウェブとかアプリを使いこなせないと思うからです。それでも地方では、移動に大変なので、子供とか介助者が、お年寄りに変わり設定してくれるかもしれません。
ただし、日本のタクシー会社では、すでに似たようなサービスが展開されています。
アメリカで問題になるような、個人の病歴などの情報がタクシー会社に知られないように、法律で保護しているとのことですが、日本ではいちいちそこまでの個人情報への意識が強くないかと思います。毎回毎回病院に通っている人を載せるタクシーが、その人が病気であることを知ったからと言って、どこか問題になるようなことがそもそも想定されていません。
また、日本では結構イレギュラーに医者にかかることが多いような気がします。このプラットフォームだと、イレギュラーにまで対応していないような気がします。
笛を吹けばタクシーが来る!!!
さらに、日本では、三和交通株式会社が、笛を吹いてタクシーを呼ぶIoTデバイスを開発して話題になっております。
Uberの上をいく三和交通
江戸時代には、笛を吹いて籠を呼んだということから、笛を吹いてタクシーを呼ぶデバイスを開発したようです。これはもう、Uberの上を行っています。Uberに教えてあげたい。
三和交通の方が、Uberより上だと思いますが、とは言え、Uberに話を戻すと、Uber Healthは現在、米国ではUberが利用可能なすべての場所で利用可能です。 Uber Healthアカウントを使用すると、1日24時間、週7日間、乗車をリクエストまたはスケジュールできます。
Uber Healthは、ヘルスケアに特化しています。患者を大切にし、ヘルスケア業界の輸送障壁を取り除くためにテクノロジーを使用しています。パートナーと協力して、彼らのニーズと患者のニーズを満たす製品を構築しています。また、Uber Healthを使用して、スタッフの乗車を1回限りまたは継続的に手配することもできます。要するに、患者に特化で、一回きりでも、定期的にでも使えるということ。料金は毎月アプリから引き落とされるのでしょう。
きっとアメリカでは保険会社との絡みもありますよね。Uber Healhは追加料金も発生しないので、保険の一環のサービスに組み込みやすくなっているのかもしれないです。ダッシュボードでの乗車のスケジューリングのコストは、予約時の標準Uber料金に基づいており、毎月医療機関に直接請求されます。
日本は、国民皆保険なので、そこらへんはシンプルですよね。また、プライバシーとか人権とか、アメリカほど深刻ではなく、それは良いのか悪いのかわかりませんが、そこまで深刻ではないことは確かです。
笛を吹けば、タクシーが来る。そのほうが、ウェブでぴこぴこやっているより、よほど使い勝手が良いです。
アメリカでは逆に、それできないだろうなあ・・・・。
デジタルヘルスはビジネスチャンス
デジタルヘルスは様々な領域に、IoTを通じて参入しています。なんでもアプリとかでつないでしまえば、それはデジタルヘルスのビジネスチャンスとも言えるのかもしれません。
例えばですが、投薬のタイミングを教えてくれる時計とか、赤ちゃんの粉ミルクを作る時に勝手にお湯を沸かすポットとか、寝返りを自動的にしてくれるベットとか、全てどこかでコントロールしようと思えば、IoTで繋がって、アプリを開発すれば、それはビジネスになるということです。
それは良いのですが、今回は、三和交通をUberに教えてあげたいと思いました。