戦うプライマリー領域

製薬各社は専門性を高める目的で、領域別にビジネスユニット化して、人材をグルーピングしようとしています。営業(MR)も開発もそれぞれに、オンコロジー、免疫領域、ニューロサイエンス、眼科領域、などなど、より専門性を高め、関連するドクターとより深い関係を構築することで競争力を高めようとしています。

そんな専門領域化の流れの中、高血圧や糖尿病、喘息などのプライマリー領域を担当しているMRはより専門性を高める目的で、若いうちからオンコロジーなどの領域MRへの転職をしようとする動きが見られます。まあ、学術的なアプローチ、エビデンスに基づいたトークをしたい、という声だとは理解できます。

ところが、プライマリー領域に魅力がないかというと、そうとは言い切れません。やはり、マーケットが大きく、まだまだ、まだまだ伸長する余地があるからです。この領域での仕事はやはり激しい競争、ジェネリックとの攻防など、営業力や人物力、ビジネスセンスがより求められるのではないかと思います。より多くの科のドクターと話をして、目標数字を達成する、競合他社、ジェネリックメーカーとの差別化を図っていくなど、人によっては面白みを十分感じることができる領域だと思います。

たとえば、糖尿病を考えても、国際糖尿病学会(IDF)のレポートによると、2011年で糖尿病の世界人口はわかっているだけで3億6620万人、2030年には5億5180万人になるといいます。この数字は製薬会社から見れば、「マーケット」にほかなりません。とうぜん、これからも新薬を開発し、投入してくることはあきらかです。

ただし、やはりMRは大変です。もちろん、どの領域のMRもそれなりに大変だし、そもそも、仕事とはそんなに楽なものではないだろうと言ってしまえば、それまでなのかもしれませんが。 インスリン分泌促進薬、SU薬、グリニド系、αグルコシダーゼ阻害薬、ビグアナイド系、DPP4、SGLT2、、、などなど、次々と開発され、そして特許が切れてジェネリックが発売される。これらのジェネリックは、日本では7掛けですから、まだまだ戦います。さらにジェネリックは、先発メーカーからも出されるという状況で、競合他社製品と、ジェネリックとの競争も発生します。やはり、競争があれば勝たなければなりません。接待がなくなった今、MRに求められるものはやはり総合的な人物力、といったところだと思います。

マーケットが大きくてさらに競合が多い。そんな中でどのように差別化して勝っていくのか、このソリューションを持ったMRは、このマーケットで伸びていくことができると思います。今までにたくさんの優秀なMRから、この成功例を聞いてきました。若手のMRの方、私、山崎にコンタクトしていただければ、いつでもその一端をお話しさせていただきたいと思っています。今までの先輩たちの成功例です。どうぞお気軽にご連絡ください。

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