データ化できないこと

最近複数の会社でデジタルMRなる新しいポジションを作る動きがあります。ITを使って医師とやり取りをするというもの。スカイプのようなビデオ会話を使って、医薬品の情報提供をするというものです。

そものそもその成り立ちは色々なデータから生まれたものです。医師が医薬品の情報を得る方法の中で、MRから直接聞くということが少ない、そしてインターネットからの情報が多いという、よくありがちですよね。ですので、スカイプで良いじゃんという、論旨の展開ですね。

確かにデータも正しいのでしょうが、であれば、誰でも良いということになりますよね。

 

ありきたりなデータだし、ありきたりな展開ですよね。「だから、デジタルで済む」とか、そういうリードをしたいという展開ですよね。薄いです。人と人とのコミュニケーションはそんなものではありませんよ。

ウマがあうとかあわないとか、そういうのありませんか。つまり、「よくわからないけど、あの先生は使ってくれる」とか、そういうのです。妙に気があったりすることありますよね。あのMRが来ているから使うとか。同じような知識や同じように努力していても、誰でも同じではないですよね。それが個性でそれが「なんとなく」というところではないでしょうか。

売れるMRっていますよね。それは知識や勤務態度に必ずしも比例するものではありませんよね。空気読んだり、うまく懐に入ったりできる人。なんとなく売ってくる人です。それはビッグデータで補えないでしょうね。

社内でもそうですよね。全く同じような知識、経験、年齢の人材が20人いても全員同じ職位ではありませんよね。

面接もそうです。同じような経験とスキルの人が複数いて、ポジションが1つしかないときは、なんとなくで1人が選ばれます。

なんとなくというのは、データでどのように説明するのでしょうか。

 

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