同じリストラでも、同じ製薬会社でも、昨日と今日では雰囲気が違います。協和発酵キリンに続いて、鳥居薬品もです。
日本経済新聞
鳥居薬品、希望退職者を募集 新卒採用も休止
2019年2月6日 17:33鳥居薬品は6日、希望退職者の募集を始めると発表した。募集人数は定めていないが、契約社員などを含めた約1200人の従業員のうち400人程度を減らす方針。米ギリアド・サイエンシズと抗エイズウイルス(HIV)薬のライセンス契約を解消したことで、事業規模が縮小したことなどを受けた。2020年4月の新卒採用も休止する予定だ。
コーポレート・営業部門は4月1日時点で勤続2年以上、製造・物流を除いた技術部門は勤続2年以上のうえ20年3月末時点で50歳以上の社員を対象とする。4月15日から5月31日まで募集し、9月末での退職を予定する。応募者には通常の退職金に加算して割増退職金を支給する。
何が違うかといえば、株価は下がるし、契約解消とか、あんまり良いこと聞かないからです。
そんな、寂しい気分になってしまう鳥居薬品ですが、昔から何かユニークな薬を売っていましたよ。スギ花粉の減感作療法とか、ありましたよね。
昔ですね、都内の某裏口入学で有名になった大学病院を担当していた人は、(もう20年以上前ですが)もう、顔がその筋の人かと思ってしまうような人でした。悪役商会(今ある?)から派遣されてきたのかと思うくらい。実際はとても優しくて良い人でしたけど。思い出します。
あ、そうだ。この前ブログの達人に、あんまり自分の思い出とか書かない方が良いと言われたばかりだった。そんなの誰も興味がないからだとか。 ついつい。
で、鳥居薬品って、そんな寂しい会社じゃないんですよ。
明治大正の時のこの記述をみてください。
なんと、鳥居薬品は御三家!!!
明治から大正にかけて、東京都中央区日本橋本町の薬種問屋のいわば御三家といわれたのは、小西新兵衛商店(現:武田薬品工業株式会社グローバル本社)・鳥居徳兵衛商店(現:鳥居薬品株式会社本社)・田辺元三郎商店(現:田辺三菱製薬株式会社東京本社)であった。この御三家と大阪の武田長兵衛商店(現:武田薬品工業株式会社大阪本社)・塩野義三郎商店(現:塩野義製薬株式会社)・田辺五兵衛商店(現:田辺三菱製薬株式会社本社)とが、輸入洋薬の相場を支配していた。(wikipedia)
これは、もう、あれですね、「西の武田に東の鳥居」とか言っても過言ではないくらいのポジションだったわけですね。そういう老舗な鳥居薬品ですね。
リストラは、悪いことではない。
割増退職金がもらえることは、悪いことではありません。第二の人生が豊かになるではありませんか。個人的意見としては、基本的には応募した方が良いと思いますよ。
色々事情もあるかと思いますが、こんな時に、不動産とか株とか、本業でなくても生きてい行けるようなモノがあると良いですよね。資格とかもそうですよね。
若手のMRの方々は、将来、こんなことがあった時には、すぐに手をあげて、本業でなくても生きていける何かを身につけておきましょう。
また、会社にとっても、構造改革をして、新たな舵を取るということでは、良いことだと思います。奇しくも新社長も発表されましたよね。
伝統ある会社に期待です。
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なんかまとめすぎたな。