MR転職案件枯渇時代にすべき事

MRの転職案件が少なくなってきています。

5年くらい前は、年がら年中募集がありましたが、今はほとんどありません。

ゼロではないのですが、ほんの一部、そしてあったとしても社員紹介などです。

MRに限らず、時々転職すべきであることは、以前にも触れております。転職によって幅も広がるし、キャリアアップにつながるからです。

ただし、MRにとって、このような転職案件枯渇時代には、良い会社に転職することはとても難しいです。

前述のように、転職案件はゼロではありません。例えば、僕がサポートしている人とかに、今どこか受けている企業はあるかどうか、聞いてみると、意外と募集企業数が多かったり。

社員紹介や、一部のエージェントしか扱っていない案件が結構はびこっています。

それもそのはずです。


転職の潜在ニーズはある

元々、転職によってMRを補うこと、つまりMRの中途採用は、企業には潜在的にニーズがあるからです。

ここ数年で、早期退職により業界のMRの全体数を減らしたからと言って、潜在的な転職ニーズがなくなるわけではありません。

企業としては、リストラによって営業部門のコスト削減をしている中、中途採用のニーズがあったとしても、エージェントに支払う手数料をコストにするのは本末転倒的なところもあるのかもしれません。

したがって、エージェント経由よりは安く済む社員紹介などの方法にシフトしているのかと思います。

社員紹介の良い点や悪い点

良い⇨  コストが安くすむ・・・エージェントを使うと、年収の30%が手数料の相場です。1000万円の年収であれば、1人採用するのに300万円の手数料がかかります。

良いかな⇨  選考に失敗が少ない・・・これは、失敗がないわけではなく、「少ない」ということです。なぜなら、業界内で評判の良い人を社員が誘うことになっていますので、評価にエビデンスがあるからです。

良いとは言えないか⇨  失敗が「無い」ではなくて、あえて「少ない」にしているのは、例えば、お友達が来ちゃう可能性があるからです。ある程度のポジション、例えば、営業所超レベルの人が、仲の良い他社MRから懇願されたりして、人事がそれに気づかずに採用してしまうパターンです。 

良く無い⇨  よく人数の少ないバイオファーマなどでは、顕著で、同じ会社の仲間をどんどん引っ張ったりしてしまいます。

悪い⇨  入社後に、その人を紹介した人物が、未来に渡り偉そうにしていることです。まるで人事権を握ったかのような振る舞いです。

悪い⇨  入社後に突然状況が変わったりしても、その紹介者は会社には抗議できないと思います。

何れにしても、営業部門にコストをかけるのが、製薬業界ではなんとなくよろしく無いような雰囲気がトレンドみたいになっちゃってるのでしょうか。

現実問題

良し悪しがあるにせよ、現実的には社員紹介でうまいこと転職したいです。

それには、普段から発信することを覚えた方が良いのかもしれません。つまり控えめではダメなのかも。

その市場内で、その担当地域で、ある程度名前が知られるように、常に発信した方が良いですね。

自社の薬と全く関係ない先生にも挨拶したり

関係ないメーカーとも雑談したり

そのためには、常に話のネタをインプットしておかないとダメですね。仕事の話はもちろん、その他何でもです。

そうやって、ある程度名前を売っていれば、社員紹介でも推薦されるMRになりますよね。

まあ、考えてみれば、ひいてはそれがコミュニケーション能力というものなのかもしれませんね。

MR転職案件枯渇時代を乗り切るには、自分自身の中身を枯渇させないようにしなければならないということです。

中身を枯渇させないコツ

枯渇を避けるためには、潤いが必要です。

また、枯渇だけではなくて新しい情報を仕入れるためには、循環が必要です。

循環を促すためには、発信しなければなりません。

いろいろな方法があるかと思いますが、発信を心がけることも一つの方法です。なぜなら、

発信することに、ある程度プレッシャーをかけると、インプットがどうしても必要になります。

発信をある程度自分に課していれば、そのうちネタ切れになりますよね。ネタ切れを防ぐためには、インプットをしなければなりません。

アウトプットをしない、控えめなMRであれば、インプットしなくてもよくなってしまいます。 インプットしない状況になれると、ますます枯渇しますよ。

黙々と、淡々と文句を言わず責任を果たすことは、美徳かもしれませんが、それを美徳、それをその人の美学にしてしまうと、発信する必要がない状況に陥ります。

それが危険なのです。

発信しないと、新しい情報が意外と手に入らないのです。

黙って新しい情報をたくさん入れることは、困難です。

発信するから、新しい情報が入ってくると考えられます。それによって、中身が循環し、枯渇が避けられるのです。

発信するには、何も、人に会って喋れば良いというものではありません。

SNSツールを使うことも一つの手ですよ。

ブログやツイッター、インスタグラム、FB、ピンタレストとか、たくさんSNSありますよね。それでどんどん発信することです。

ただし、長続きしないという経験のある方、たくさんいると思います。僕もそうです。ある程度、負荷をかけて発信を半強制でやらないと、新しいネタを仕入れることはできません。




I Don’t Seek, I Find.    ーピカソ

新ネタを仕入れないと、発信できないのです。当たり前です。

常にアンテナを張って情報を仕入れたいと思っている人、居ますよね。実は、そのためには。常にアウトプット、発信が必要なのです。

新しい情報を得るために発信が必要。意外かもしれませんが、これが、実は、社員紹介で、社員から誘われるような人材になるコツだと思います。

みなさん、発信しましょう。

もう探す時代ではありません。発信して、相手に気づかせる時代かもしれません。

そうすると、探さなくても見つかるのです。そう、

探さなくても、勝手に見つかる状態を作るには、発信をすることです。






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