ストリッパーMR、その名はサンライズ・リー

アメリカでは、オピオイドは必要以上に売れるのが問題になります。目的外使用が多いからです。常習性、依存性があり、本来のガンの疼痛などの緩和からはかけ離れた使用目的で、かなり売れるからです。オピオイドの販売に関してはとても慎重になるアメリカです。

2016年のスーパーボールでは、アストラゼネカと第一三共のもバンテックのCMが流れて話題になりました(このブログの過去記事)。

全米で50%以上の人が視聴するだろう、このビッグイベントでのCM放送権は計り知れない金額です。その金額を使ってでも、あまりあるリターンがあるからこそ、広告を出すのです。モバンテックはオピオイドの副作用である便秘に効く薬です。それだけ、オピオイド常習者が多いと言うことを物語っています。もちろん、モバンテックは、オピオイド常習者向けなどとは謳っておりません。暗黙です。これば物議を醸した理由でもあります。

さて今回のオピオイドですけど、製品は、強力なオピオイド鎮痛剤「Subsys」と言います。Insyss Theraputic社が販売しており、そのCEOであり、超金持ち、インド出身のJohn Kapoorが逮捕されたのが去年で、理由はこのオピオイドの適応外の使用を促して、違法に莫大な金額を得たと言うことです。

このCEOは、営業マン(MR)に、なんと女性のストリッパーを起用して、どんどん医師にに売り込んでいき、適応外使用、もうほとんどやばい方面での使用を促進していったとの報道です。ちなみにこのストリッパーの名前は、サンライズ・リーと言いまして、その後Insysの営業部門の3番手くらいまでに出世したそうです。すごいですよね。アメリカの製薬会社での出世です。

それからこのSubsysという薬ですけど、売るためになんと、ラップミュージックの動画があります。ここまでくると、もうコンプライアンスもヘチマもなさそうな感じがしてしまいます。

この動画を見ましたけど、この音楽なんだか、嫌〜な気分にさせられるというか、負のオーラを感じるのは私だけでしょうか。


まあとにかく、このCEO、76歳です。ある意味元気というか、落ち着かないというか。。アメリカの裁判所が先頃、66ヶ月の実刑判決を受けたのです。あらららら。

適応外使用の促進はダメだけれど、それだけ売れるって、それだけ需要があるのですよね。最近、大麻とか色々と話題ですけど、アメリカの闇です。そしてこの大富豪はこの後どうなるのでしょうか。