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ソーシャルインパクトボンドをアルツハイマーの新薬の薬価に役立てることはできないだろうか。

ご承知のように、昨年FDAの諮問委員から反対意見が出ていて、承認が3ヶ月伸びております。その間に新しい試験を追加しなければならないと言うことです。

ただ効果があるとされている高用量での試験になるのかどうか、不明です。実際に高用量で承認された場合ですけど、薬価はいくらくらいになるのでしょうか。検討もつかないですが、最近のマブ製剤の薬価を見れば、やはり高薬価になるのでしょうか。

ソーシャルインパクトボンド、ペイフォーパフォーマンスを薬価に適用できないのだろうか

ソーシャルインパクトボンドとは、官民連携の仕組みの一つで、行政や民間事業者及び資金提供者等が連携して、社会問題の解決を目指す成果志向の取組である。 

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勝手な個人的意見ですが、高齢者で認知症の方に対してはその薬がどこまで必要か、家族が考えなければならなくなります。ご本人は病識もないかもしれないし、ハッピーかもしれないですし。

また、たとえばずっと俯いている人が、顔を上げて笑顔を見せたなどのことがあれば、これは家族にとっても有意義なはず。

それに全く効果がないこともかなりの確率で考えられますし、効果があっても、ほとんど微妙だったりするケースも多いと想像されます。認知症の薬のアウトカムはとても難しのと、家族や周囲の人がいないとデータが取れない特殊性もあるかと思います。

正確なリアルワールドデータを取るためには、周りの家族の行動にも縛りをかけなければならないかもしれません。例えば、定期的、定点的な観察などができないと、データの信頼性も損なわれます。

一般の方が、そこまでデータ取得に関わるのは、大変なことかと思います。

そこでこの手の薬の薬価の仕組みにソーシャルインパクトボンドを導入できないのかなあ。。。なんて、思ったりします。

例えば、少しの改善に関しても、表情や健康状態をAIで観察することにします。健康状態や、表情の変化などの測定に関しては、AIの画像診断やヘルスチェック機能を搭載したデバイスなどに親和性があるかと思います。そのデバイスもセットにするなどして。

そのデバイスの指標に基づいて、効果のあった分だけ、保険から支払うのです。

日本ではまだ導入されていないらしいですが、イギリスで導入されたとのことです。

イギリスにおいては国民保健サービス(NHS)が、2004年よりQuality and Outcomes Framework (QOF)としてP4P払い制度に取り組み始めた。総合診療医(GP)において、10の慢性疾患、医療機関のケア、患者の満足度を対象に、146の審査基準が設けられ、ポイントの高い医師に対しては診療報酬ボーナスが支給される。例えば家庭医においては、ぜんそく患者の診察を15ヶ月毎に行っていればポイントが加算される。これの米国の制度と違う所は、プライマリケア予算が20%増額されている所であり、これによって医療従事者や医療技術に対しての追加投資が可能になった。

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これを日本でやるには色々とハードルがありそうです。結構多いのが禁煙とかそう言うわかりやすい指標に関してはできるかと思います。認知症には難しいかもしれませんが、そこをAIの力でなんとか!と言う感じがします。高齢者の医療費がただでさえ重くのしかかっている日本において、さらに高薬価の認知症の薬というのは、医療経済的にどんなインパクトがあるのか、知りたいところではあります。