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GW(過ぎたけど)にJAZZ

製薬だけでなく、どこの業界もそうなのかもしれませんが、企業同士のM&Aがアメーバの様にくっついては離れたりします。中規模同士の合併吸収は、お互いに大手に飲み込まれないようにするという意味では、有効かもしれません。はたまた、大手に吸収されやすい、つまり、お買い得な位置づけにしたとも言えるかもしれません。従業員にとってはどうかわかりませんが、経営陣にとっては、明らかに大手に買われた方が、自分の懐にお金が入ってきますので、そういう狙いがあった可能性もあります。

Jazz Pharmaceuticals PLC(米国:ナスダック)がGW Pharmaceuticals plcの吸収が完了したのが、今年の5月5日の子供の日です。なぜ子どもの日なのか?それはわかりません。もしかしてGWがゴールデンウィークみたいだから、5月5日、あるいはGWのてんかんの薬が小児でよく使われるから、こどもの日? ていうか、そんなわけは無いかと思います。グローバルでの出来事なので、子供の日も、ゴールデンウィークも、日本のイベントなわけですから、そんなことを意識しるはずがありません。

イギリスのバイオ企業であり、ナスダックカンパニーのGW Pharmaceuticalが、5月の初めにに吸収されるのですが、その1ヶ月くらい、いや、半月くらい前の4月22日に、なんと日本法人ができております。その名も「GW Pharma株式会社」です。4月22日に日本法人ができたということは、その前からの計画のはずなので、計画段階ではおそらく、Jazzに吸収されるという想定は、あったのか、なかったのか、わかりません。いずれにしても、日本法人開設の半月後にグローバルで吸収が完了するので、細かい話、登記とか株主とか色々な書類をまた変えていかなければいけないのですね。株式会社の登記の問題です。

それはさておき、日本法人開設ということは、その前から治験をやっていたと思われます。

その治験が、医療用の大麻製剤です。GWといば、大麻製剤という感じの様です。ただこれは、大麻由来の成分ということなので、何かこう、今ホットな大麻云々という話では全然ありませんよね。別の話かと思います。

GWはてんかんの薬を日本で明らかに治験をしているかと思います。日本で臨床開発のシニアマネージャーみたいなポジションを募集しているので、間違い無いかと思います。ここで、GWファーマと、ジャズについて、少し紹介します。

GWファーマシューティカルズ (GW Pharmaceuticals) は、イギリスのバイオ医薬品企業で、多発性硬化症の治療薬ナビキシモルス(商品名サティベックス)で知られる。サティベックスは、天然の大麻に由来する製品としては世界で初めて承認されたものである。別の大麻由来の製品、エピディオレックスはてんかんの治療薬として2015年に第III相臨床試験が開始され、アメリカで2018年に承認された。2019年には欧州でも承認。

ウィキペディア

GW Pharmaceuticals plcについて
英国を拠点とする世界的なバイオ医薬品企業である GW Pharmaceuticals(GW)と米国の子会社Greenwich Biosciencesは、カンナビノイドの科学的研究と製薬で世界をリードしています。20年以上前に、患者のニーズに応えるために設立されたGW にとって、患者と向き合い生活の質を向上させることが不変で主要な事業目的であり、GW と社員にとってのモチベーションです。 GWの先駆的な取り組みにより、世界初の生活様式をも変える可能性のある大麻由来成分の医薬品が規制当局に承認されました。そして世界中の何千人もの患者の治療法を確立したのです。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000077559.html

ということで、カンナビノイドにフォーカスしたメーカーなのですね。カンナビノイドは大麻草から抽出された成分ということです。てんかんのほかに、PTSD、自閉症、統合失調症、新生児低酸素虚血脳症などということです。ですので、もしこの企業が営業部隊を作るのなら、CNS経験者にフラグが立ちますね。それと小児神経でしょうか。

そして、Jazzについてです。GWを吸収したJazzはどんな会社なのでしょうか。

ジャズ・ファーマシューティカルズ(Jazz Pharmaceuticals plc)は特殊バイオ医薬品会社。医療ニーズがまだ満たされていない分野を対象に、製品の発見、開発、商品化を手掛け、患者の健康向上に貢献する。ナルコレプシー (居眠り病) 、腫瘍、痛み、精神病などの幅広い製品ポートフォリオを持つ。

ブルームバーグ

なんか、ナスダックのティッカーもJAZZです。面白いですね。別に面白くないか。

Jazzファーマの歴史は結構ありそうです。今までも時折海外のファーマニュースなどで目にしたことがあったからです。それになんとなく楽しそうな名前というか、何しろJazzですから。関係ないけど、僕はJazzが大好きですし。

歴史がこちらにありました。ツリーになっていて見やすいですね。

それにしても、現金と株式で購入って、すごいですよね。ブルームバーグによれば、現金と株式交換を通じ72億ドル(約7600億円)で取得することで合意した。ということです。現金ですよ。まあ、とは言え、武田とシャイアーの7兆円もぶったまげだったので、7600億円にそれほど驚きはないのかもしれませんけど。。。。ただ、現金。

GWファーマ株式会社設立は、もはや、Jazz Pharmaceuticalsが日本の拠点を持ったという事になりますよね。

カンナビノイドに特化していたGWに比べると、JazzのTAは多方面なので、日本で色々コプロしそうですよね。すでに日本新薬とは提携しているみたいですし。

そして、この新しいジャズファーマですけど、ちょうど大手から見たら買いやすい位置にいるかもしれません。メガファーマに吸収される気がしてなりません。

経営陣からすれば、早く売りたいのかもしれませんよね。

もし、売りに出たら、どこが買いますか。ファイザーあたりが最近静かなので、狙われるかもしれませんよね。