40代になりたてで、3年後に給料が倍以上になった人と話しました。
その方は国内老舗製薬会社で新卒。
40代なりたてで給与は700万円でした。
転職をしてバイオファーマに入社しました。
3年後、43歳の時点での給与は1500万円になっていました。
ポイントはいくつかあります。
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国内製薬企業の給与が業界内で安すぎる
製薬業界では、国内企業の給与が安すぎなのです。とはいえ、比べるところを外資バイオファーマにすればの話です。
普通の外資製薬が、その間に入ると思います。
平均的な他業界 < 国内製薬企業 < 外資系製薬企業 < 外資系バイオファーマ
もちろん一般的な他業界に比べれば、製薬業界の給与は良いと言えるのですが、製薬業界の中で比較すると、国内企業の給与は低いのです。
会社が傾いたからこそ決断できた
変な話ですが、この方は所属していた国内企業の業績や内容が傾いたので、そこで初めて具体的に転職を考えたのです。一般的に歴史のある国内企業においては、あまり転職は一般的ではありません。国内製薬企業の職種においては、MRの場合は他の職種よりも若干活発ではありますが、転職の動機がだいたい「何かまずいことがあった」時なのです。
逆にいうと、まずいことがなければ、転職はしません。
そこに比べると、外資系企業の場合は、別に会社にまずいことがなくても、転職は常に念頭にあり、チャンスがあれば、現状に不満がなくても転職をする人が多いです。
国内企業の人員は、ほぼほぼ新卒から定年まで居るので、たとえば、40歳以上の人を見ると、新卒からその会社に居る人がほとんどです。
外資系企業の人員で、40歳以上の人は、ほぼほぼ転職経験有りの人ばかりではないでしょうか? たとえば、外資で50歳で転職経験が無いという人は、居ますけど少数派です。
外資系企業にも、転職経験無い50歳代は居ます。個人的に、仲の良い人も居ますし、素晴らしい人もいます。あるいは、何らかの事情で、転職を考えられない人も居ます。
ただ、個人的に、特段事情などは無くて、外資で新卒から50歳代まで居る人って大体こんな感じです。
外資系企業で事情無く50歳を超えるまで転職をしていない人の特徴
- 大学病院担当経験無し
- 部下を持った経験なし
- ずっと地方
- 外資でもユニオンがある程度強い会社に居る
国内企業では、また少し状況が違います。そもそも、転職することそのものが少ないです。転職する人が珍しいということも考えられます。転職で出ていく人はぽちぽちいるかもしれませんが、入ってくる人は、本当に滅多に居ません。
国内企業で事情無く50歳を超えるまで転職をしていない人の特徴 → ・普通の人
逆に、
国内企業で転職をする人の特徴
- 何かやらかした
- 会社の業績が悪化した
- セクハラ、パワハラに遭遇した
この現象を、良い悪いとか批評したいのではなく、今までの経験上の一つの傾向です。言い換えれば、メガファーマほど多いです。理由ですが、営業の場合、大学病院を持たなくても、部下がいなくても、ずっと地方にいても、辞めなくて済むような、そういう大きな組織だと言えます。合併合併を繰り返して、自分の意思では無いけど、会社名が変わったというほとも多く、実際には転職経験には含まれない人ももちろん、多いです。
とりあえず、会社に所属して、上司に怒られながらでも。出世しなくても。特段事情が無いにも関わらず転勤断り続けても。特段、スキルアップしていなくても、英語はもちろん、パソコン操作ができなくても、時にはパソコンさえ持っていなくても。。そのうちに、歳をとって、年下のマネージャーが当たり前になっても。
50歳になれば、大体1000万円以上もらえる。1300万円とかになりますよね。
これが製薬業界です。
ただし、今までは。
転職なんて、別に、面倒くさいだけだし、自分が転職をするなんて、考えても見たことがない人が結構たくさん、存在します。
ただし、会社が、存在すればです。
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この方の話に戻すと、良いか悪いかわかりませんが、老舗の国内製薬企業に新卒入社して、たまたま会社が傾いたのです。
もしかして、会社が傾かなければ、転職なんて夢にも考えず、そのまま残ったかもしれません。
国内企業の人へ
ここで言いたいのは、国内企業の方、ぜひ転職しましょう!!
生涯賃金が変わってきます。
幸せはお金だけでは無いかもしれないけど、
そのままにしていたら700万円
転職したら、1500万円なら??