8月25日に、ノバルティスが傘下のジェネリックメーカー、サンドを切り離すというアナウンスがありました。
そもそも、サンドはかつて先発メーカーとして存在しておりました。ノバルティスができる前です。サンドがチバガイギーと合併して、ノバルティスが誕生したのです。サンドは消滅してしばらく経ちました。数年後にノバルティスがジェネリック部門として発足させて、サンドというブランド名を使ったのです。ですので、今のサンドはジェネリックというイメージがありますが、かつてのサンドは先発メーカーでした。
たぶん同じような流れでオルガノンが立ち上がっています。MSDの長期収載品みたいなのを扱います。オルガノンも同じように昔は先発メーカーでしたが、シェリングプラウと合併してその後万有が吸収してMSDになっています。MSDがオルガノンのブランドを使ってかつてのブロックバスターだった循環器系の薬などを展開しようとしています。またかつてオルガノンが扱っていたHMG製剤も扱うことによってただのゾロメーカーみたいな立ち位置ではなくて、ウィメンズヘルスといったブランディングを一生懸命しているように見えます。
この流れに乗るなら、大手は昔吸収した企業名を使って、長期収載品を売ったら良いのでは?と思います。例えば、サノフィはヘキストのブランドを使うのはいかがでしょうか? それからGSKはビーチャムとか使ったらどうでしょう? うーん、どうでしょう? アステラスは藤沢。そうです、藤沢薬品を作って、マーロックスとかを売れば良いのです。アストラゼネカはICIファーマを作りましょう。
そして、みんな切り離す。
切り離された会社たちが今度は合併するかもしれません!
例えば、オルガノンとサンドが合併とか??????
まるでアメーバですよね。大きいところから離れて、で、離れた端っこ同士がまたくっつくみたいな。アメーバシステムです。まさに昨日お亡くなりになった稲盛和夫氏のアメーバ経営です。
ジェネリックや長期収載品は、売り上げが増加した場合の利益率はかなり良いです。増加した場合です。もう研究開発にはお金かかってませんので。例えば、50億円売れている製品の売り上げが10%伸びたら、5億円の増益です。すごいですよね。薬ってすごいのです。
このためには、長期収載品、ジェネリックメーカーは、SOVで勝負したら良いかと思います。昔の薬をコールすれば、ドクターも使いますよ。
しかも、かつて各メーカーがやっていたような顔採用をするのです。そういえば、昔のオルガノンは美人ばかりでした。オルガノンは、それを復活すべきかと思います。
もうMR資格とか要らなく無いですか? 美人を集めてコール回数多くすれば、10%くらい簡単に売り上げが伸びるので、ものすごい利益率になります。
花粉症、高血圧、糖尿病、ビタミン、乳酸菌などなどの薬に限定して、美人を配置する。MRである必要もない。地域に営業所長みたいな人が、MSLで居れば良いです。
2020年のサンドの日本での売り上げは238億6500万円だそうですので、SOVで10%売り上げ増なら、約24億円の売り上げ増になります。年収700万円で、美人を200人雇っても全然余裕です。
なんか、その方が面白くないですか。
だめ?