皆様、いかがお過ごしですか?
あの、あの! Revolution Medicinesが、BeOneと、なんとなんと、提携しましたよ。
えー、じゃあ、あのASCOで拍手喝采だった難治性がんの膵臓癌のあの薬を、BeOneが売るのだろうか?
と、思いますよね。でも、よくよく読むと、
日本は今回のライセンス対象から明確に除外されています。
本契約でBeOneに渡されたのは中国を中心とする特定のアジア地域であり、日本・韓国・欧米などの主要市場はレボルーションが自社権利として手元に残した、、という建て付けになっているみたいです。
まあ、ここからは、勝手な解釈ですけど、日本は薬価水準がまだまだ高いですし、がん領域の単一市場として世界3位の規模を持ってますから。
で、すでに「Revolution Medicines Japan」という日本法人が立ち上がり、治験や規制対応の専門人材を採用していますよね。Linkedinとか見れば、わかります。
ということは、たぶんですけど、レボルーションが日本市場を「自社主導で直接販売(コマーシャル)まで持ち込む、あるいは最高条件で日本単独ライセンスを行うための本丸」と位置付けていると、読むべきかと思います。
ということは、日本のような大きな市場は、自分たちでやるよ、ということです。もちろん、この先はどうなるかは、わかりませんけど。
では、なぜレボルーションは自社で中国や東南アジアに直接打って出なかったのでしょうか。
AIに聞いてみたら、理由は単純で、リスクとコストが大きすぎるからのようですよ。AIが言っていることです。
いろいろと話が実は出てきましたが、総合すると、中国、東南アジアにレボルーションが自前で打って出るのは、ちょっと難易度というか、ハードルが高いかな、と、いう判断とのことです。
「地元の強いプレイヤーにリスクを肩代わりしてもらい、ロイヤリティ(ライセンス料)だけを安全に回収する」方がはるかに賢明な判断、と、なったわけです。
そのパートナーとして「なぜBeOneなのか」
これは想像するのは簡単ですよね。BeOneは中国発祥でありながらナスダックに上場し、米スイスにも拠点を置くハイブリッドなグローバル企業です。
最大の強みは、外部のCRO(治験受託機関)に頼らず、自社の巨大なインフラだけで世界規模の治験をハイスピードかつ低コストで回す「臨床開発スーパーハイウェイ」を自前で持っていることとのことです。
今回の提携でも、フェーズ3という莫大な費用がかかる最終段階の治験1つを、BeOneが全額自社負担で実施することが決まっています。
欧米流のコンプライアンスやビジネスプロトコルが通じ、かつアジア現地で圧倒的な治験実行力と販売網つBeOneは、レボルーションにとっては、まさに、まさにその、渡りに船の存在だったと言えるのです。
「高リスク・高成長なアジア地域は現地の強力なグローバルプレイヤーにライセンスし、日米欧の主要市場は自社で保持・自販する」
という割り切り戦略は、今後他のバイオベンチャーにも間違いなく波及していくみたいですよ。
で、もし、今後も主にアメリカ系のベンチャーが同様の戦略を追随する場合の、提携相手の企業をリストしてみました。
信達生物/InnoVent Biologics
恒瑞医薬/Hengrui Medicine
そしてもちろん、BeOneもまだまだ他の何処かと同時に提携というのは、あるかと思います。
東南アジアに関しては、DKSHやZuellig Pharma、あるいは現地有力製薬なんかが、リストアップされると思います。
確かに、DKSHは、東南アジアでかなりやってますよね。バンコクにも、大きな大きなオフィスビルが聳え立っています。丁度、スクンビット通りのオンヌットあたりです。通勤ラッシュの時間には、たくさんの車が入るので、警備員がいつも誘導していますよ。ていうか、まあ、APIとか、原料がメインですよね。まあ、それは、本題からずれますけど。
おまけですけど、この話題の薬がもたらす市場規模の予想についてです。
レボルーションのリード化合物であるダラキソンラシブは、膵臓がんだけでなく肺がんや大腸がんなどRAS変異を持つ幅広い固形がんへの適応拡大が進められています。
ウォール街のアナリスト予測では、膵臓がん単一の適応だけでも世界ピーク時売上は50億ドル〜70億ドル(約7,500億円〜1兆円超)規模に達すると見られているそうです。
そりゃ、日本市場においても、膵臓がんの患者数の多さと現在の治療選択肢の少なさを鑑みれば、承認されれば年間数百億円〜1,000億円規模の大型ブロックバスターになるポテンシャルを秘めているわけですから、これは自社で日本市場をコントロールする道をレボルーションは選んだのかと思いますよ。
そうなったら、コマーシャルサイドはかなり採用が大変になりますよね。MRも、かなり採用することになるのではないでしょうか。
将来どれほどの結実を見るのか、業界の注目が集まり過ぎています。
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🤓 1ヶ月半ほど、日本に一時帰国しておりました。まあ今回は、いろいろと、用事がありまして…。お会いできる方も少なかったです。同級生の築地のマグロ屋くらいです、会ったのは。あ、今は豊洲ですけど。そんなことは、どうでも良いですね。しかしまあ、10年も海外にいると、いろいろと、親戚とかとも話すことがたくさんありまして。。。で、少し更新も遠のきましたが、また、いろいろとこちでもお世話になります。
