世界初の生理活性ペプチドを組み込んだ食品を発売するかもしれない、ニュリタスの情報です。
「人工知能」と「DNAシークエンシング」
最新テクノロジーを組み合わせています。
うまくいけば、2020年にも生理活性ペプチドを組み込んだ糖尿病予防の食品が発売されるかもしれません。
予防医学の最先端です。
すでに、ネスレ、BASFとコラボしています。
CEOはノラ・カルディ博士。CEOに見えないですね。
カルディと言ってもコーヒーが売っているお店ではありません。
ノラ・ジョーンズもびっくりでっす。
AIで作った食品で糖尿病予防なんて、”Dont know why” と言っていることでしょう。
平野ノラもびっくりです。
AIで糖尿病予防できる食品できたら、儲かって”バブリー”と、言っていることでしょう。
ノラ・カルディ博士はアイルランド人の母とフランス人の父をもち、ダブリン大学トリニティ・カレッジで分子進化と生物情報工学を学び、博士号を取得したそうです。
その彼女の創業した会社、Nuritasのバックアップしている投資家がすごいです。
マーク・ベニオフ・・・・セールスフォース・ドットコム最高経営責任者
アリ・パルトビ・・・・起業家。フェイスブックのアドバイザー
ボノ・・・・U2
ジ・エッジ・・・・U2
ニュー・プロテイン・キャピタル・・・・シンガポールのキャピタル
Nuritasはわずか1年間で数百ものペプチドを発見し、特許を取得している。このうち血糖値の調整機能がある2つのペプチドは、糖尿病予防に役立てるため開発が進められている。
最大の難関は、実際に効果があるだけでなく、美味しく摂取できる分子を見つけることだ。また、食品に加える際にペプチドが上手く混ざるようにすることや、加熱しても問題ないかなどを確認する必要もある。
食品がもたらす健康効果について、消費者はますます敏感になりつつある。しかし、残念なことに、こうした意識の変化が彼らの食習慣を劇的に変えるとは限らない。だからこそ、慢性疾患と闘うためにはこうしたペプチドを含む食品が必要になってくるのだ。
ニュリタスが開発を進めているペプチド食品は、人々の健康に大きな効果をもたらすことになるだろう。
ニュリタスの戦略は、なんとなく新しく見えます。どこかを買収するとか、どこかのシェアを奪うとかというよりも、コラボするというスタイルです。
まず、ネスレとのコラボです。
こちらのプレスリリースをみても、
Nestlé and Nuritas to Work Together on Discovery of Food-Derived Bioactive Peptides Through Artificial Intelligence
なんか、「一緒にやろうよ!」みたいな雰囲気ですよね。会社のプレスリリースに見えません。
次は、BASFとのコラボです。こちらは、BASFサイドのプレスリリースですが、Nuritasに影響されたのか、波長が合ったのか、化学カンパニーだけに、化学反応してしまったのか、どうかわかりませんが、BASFまでが「Togetherしようぜ」みたいになっちゃってます。 ルー大柴もびっくり。
BASF and Nuritas™ to Work Together on Delivering Next Generation Peptide Ingredients Through Artificial Intelligence
すでに出願とか、こういう情報も出ていますよ。
https://astamuse.com/ja/published/JP/No/2018523704
AIを使って抽出したペプチドの食品。そしてそれが血糖値を抑える。これが、ガチで市場に出てきたら、予防医学がますます盛り上がりますね。