【悲報】スマートウォッチ市場から取り残される日本

スマートウォッチ市場の牽引は、ヘルスケア領域

2019年第1四半期(1月〜3月)の世界のスマートウォッチの出荷台数は、前年比48%のプラスとなったことが調査企業カウンターポイントのデータで判明した。この分野では上位9ブランドが市場シェアの75%を獲得している。(Forbs)

そんな好調のスマートウォッチですが、好調のポイントと言えば、何と言ってもヘルスケア関連のアプリの良し悪しです。

歩数、心拍数はもちろんですが、心電図や転倒検出など、ヘルスケア機能の充実がものを言っているらしいです。

スマートウォッチ市場における世界シェア
アップルアメリカ35.80%
サムスン韓国11.10%
Imoo中国9.20%
Fitbitアメリカ5.50%
Amazfit (シャオミ)中国3.70%
ファーウェイ中国2.80%
Fossilアメリカ2.50%

(Forbsから作表  https://forbesjapan.com/articles/detail/27051


この表は、メーカーによる全世界シェアなので、国別の出荷台数のシェアではありません。従いまして、この数字の中に、日本での出荷も含まれてはいるのですが。。

でも、どうでしょうか。日本で、なんだか蚊帳の外感半端なくないですか。

日本メーカーは蚊帳の外

気づいちゃいますよね。なぜ日本がこの表の中に居ないのでしょうか。日本のメーカーが居ても良いですよね。

色々な理由が考えられます。1つは、デバイスのメーカーがそもそも不調である事です。例えば、シャープやソニーでしょうか。ここに食い込んでも良さそうなものですよね。

さらに、結構充電とかが面倒なんですよね。文字は小さいし、充電は大変だし、まだまだ製品としての完成度に達していないというのも理由かもしれません。日本人は、完成品を好みます。

さらに大きいのは、日本人の能動的予防医学への関心の低さです。

スマートウォッチですが、世界的な市場拡大の原因は、ヘルスケア機能が好調であるということらしいです。

よく考えてみると、ヘルスケアと言っても、何かが治るなど、治療してくれるわけではありませんよね。

つまり、全て予防意識、予防医学にどれだけ関心があるかというところに訴求して、スマートウォッチ市場が伸びているわけです。

心電図も、歩数も、心拍数も、全てメタボ対策や健康増進目的ということになります。日本がこのマーケットで蚊帳の外ということは、デバイスメーカー不調だけではなく、日本人の予防医学への興味レベルが低いということなのではないでしょうか。

また、そもそもITリテラシーの基本的な低さもあるかもしれません。それに、自分から情報を集めると言った、能動的な思考が足りないのかもしれません。

予防医学に関心がないわけではない

例えば、平日昼間に、よく通販番組やっていますよね。往年の俳優、女優が出演して、サプリメントのCMをやっています。普段は会社で仕事をしている時間です。
平日の昼間は、おじいちゃん、おばあちゃんのゴールデンタイム。ポカーンとテレビを見て、韓国ドラマの間に入る長尺のCMを見ているわけです。往年の女優が今でも元気な理由は、●●●を飲んでいるから!みたいな受け身の情報には敏感です。すぐさま通販のコールセンターに電話したりしてしまいます。

受動的な情報による予防医学には関心はあるのです。有名人が、「これは良いです」と言えば、それにフォローはできるのです。

ところが、自分から自分の数値を知って、それを考えるというのはどうでしょうか? 
日本人はそういうのはお医者様にお任せしたいのではないでしょうか。

あれだけのサプリのCMが多いということは、日本人も予防医学には関心があり、マーケットがあるということになります。そしてお医者さんに通って、コレステロールや血糖値を測って、薬をもらう。というところまでがセッツ!です。

国民皆保険、老人保健で、気軽にお医者さんに行って、余った時間はテレビを見ている。これが日本の津々浦々の姿ですよね。気軽にお医者さんにかかれるからでしょうか。

そんな良い国は、世界中探しても、日本くらいです。

風邪をひいたって、医者に行かずにレモネードとチキンスープを飲んで治すというのが、グローバルスタンダードなので、そういうグローバルでは、自分から情報を取りたいというマーケットが日本よりも多いのかもしれません。

予防に対する意識が高いか低いかで、このスマートウォッチの市場性が決まっているのかもしれません。

とにかく、日本は、このスマートウォッチに蚊帳の外です。海外製品が日本では普及しているのかもしれませんが、日本の会社がそこまで参入意欲があるのかというと、疑問です。

All of Us Research Program

どれだけ、予防意識に差があるかといえば、アメリカでは、All of US(https://www.joinallofus.org/)という、政府主導の運動がありまして、何かと言いますと、参加者は各々の健康状態を示すデータを提出して、それを集めるというものです。

All of Us Research Programの使命は単純です。 健康研究のブレークスルーをスピードアップして集めて、できるだけ早く これを行うために、たくさんの人に健康情報の共有を求めるという物です。 将来、このデータは研究されて、健康保持や医薬品開発など様々に活用するというものです。

そこにですよ、良く、アメリカのIT企業とか、ベンチャー企業とかで、BYODという言葉があるのですが、つまり、自分のパソコンなどを社用で使うことを認めるということです。

良くレストランで、お酒持ち込みOKってありますよね。それは
BYOB Bring Your Own Bottleですよね。それをまあ、モディファイして、
BYOD Bring Your Own Deviceとなるわけです。

このAll Of Us initiativeは、まさに、BYODです。この場合Dは、パソコンではなく、そう、スマートウォッチなのです。

何千万人もの標準データを国が集めることになり、これが新薬の開発などの国家プロジェクトにつながるのです。

国がスマートウォッチにお墨付きを与え、国民全体でデータを集めようというのですから、日本から見たら、関心の度合いが違いすぎです。

あああ、日本もやれば良いのに。。。。

これは、見習うべきことなのか。きっとそうです。

風邪引いたら、お医者さん行けば良いし

日本は、国民皆保険で医療費が安く済むから、良い国だ。外国は医者にかかったら何万円もして、かわいそうだなああ。。と、お年寄り世代は思うかもしれません。毎日お医者さんに行っているから安心だ。行かないと具合が悪いのかと思われてしまう。そんな話をよく聞いたりします。

スマートウォッチも蚊帳の外、予防意識も低い。

でもいいもん、お医者さんに行けば。良い薬もたくさんあるし。

この日本の予防意識はどのように高めれば良いでしょうか。それとも、このままで良いのでしょうか。

実は、日本にこそスマートウォッチは必要なのでは!?

考えましたけど、あの、平日の昼間の韓国ドラマの合間にやっているCMで、往年の俳優が、スマートウォッチをしていれば良いのではないでしょうか。

日本の技術力を持ってすれば、例えば、本当に簡単な老人向けのスマートウォッチいくらでも作れますよね。

例えば、喋れば表示してくれるなんて、どうですか?  血圧! とか、血糖値! とか、心電図! とか、ウォッチに向かって喋れば、勝手に、しかも大きな字で表示してくれるのですよ。良くないですか?

そして、そのウォッチをIoTで繋いで、メーカーから病院に直通でデータがシェアできるようにしたらどうですか?

異常を察知したら、勝手に救急車が出動して、なおかつGPSが付いているので、徘徊して転倒したりしても対応できますよね。

こんなの、意外と安くできそうじゃないですか?????

日本が誇るSONYさん、作ってください。盛田昭夫さんを尊敬しております。SONY大好きです。

シャープも NECも東芝も作ってください。

ていうか、自治体で配ったらどうですか? 老人に。 一人暮らしの老人には、必要な気がします。それは予算的に無理かな。。。。