ブルームバーグによると、
アストラゼネカはギリアド社に接触し、合併を検討するように依頼したとのこと
です。
5月に接触したものの、アストラゼネカは「いかなる取引についても条件を明示しなかった」と述べているようです。(ブルームバーグ)
ある情報筋は、
ギリアド社は現在、他の大手製薬会社との合併には興味がない
と語ったとのことです。

医薬業界の人から見れば、別に驚くようなニュースでは無いですよね。ただしもし実現したら、どのようなインパクトがあるでしょうか。
- ギリアド社員の給与は下がるだろうと思います。(日本)
- 両社とも、特にAZ社員はさらなるリストラの可能性が出てくるのかもしれません。(日本)
- AZの売りは、やっと持ち直したオンコロジーかもしれません。タグリッソ、リムパーザ。ついでにPDL−1も。それがギリアドにどこまで魅力に映るか。
- AZの最高経営責任者のパスカル・ソリオさんはかつてジェネンテック買収などによりロッシュを世界一にのし上げた敏腕CEO。 こちらでも書いています。 今回は手腕を発揮できるでしょうか。
- ギリアドはライバルとの合併に興味は無いのはたぶん本当です。C肝で得たお金は買収に使うつもりでした。でも結構時は経ちますけど。こちら。
- ギリアドにとって良いことは本社をUKに移せることでしょうか。でもそれは最近アメリカも厳しいです。ファイザーが過去に本社移転目的でAZを買収しようとして失敗しました。
新型コロナに関してはインパクトがあるのでは
アストラゼネカはオックスフォード ワクチン グループと提携し、コロナウイルスに対するワクチンを開発中です。ギリアド社はレムデシベルですよね。これで、ワクチンと治療薬がつながります。これは業界としてインパクトあるかもしれません。
時価総額
アストラゼネカ 141,330,553千ドル(6/5)
ギリアド 96,273,158千ドル(6/5)
もし合併が実現すれば、業界最大規模の合併
まあ、15兆円が10兆円を合併する感じですか。
すごいことになりそうです。
ていうか、どっちにとってショックか、どっちにとって良いのか。
何れにしても、大きい合併になりそうですけど、ちょっとどうなんでしょうか。実現したらすごいです。実現したら。
なんだかあり得る気がしてきました。

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