MRがこの先も無くならないのは実体験

なぜ早期退職をしたMRの転職先が決まらないのか、書かせていただきました。もちろん、あっけなく、さっさと決まる人もいると思いますし、そう言う人も何人も知っています。

ただ、全然決まらなくて、溢れているのが現状です。

今回の武田だけでなくて、以前のMSDもノバルティスも決まらずに残っている人がたくさんいます。

決まらない理由の一つに、年齢も高いし、給料も高いし、理想も高いからと言う事を書かせていただきました。ただ経済学的には給与が高い仕事をしている人と言うのは、価値があるから給与が高いわけで、価値の高い人であれば、普通は転職先はあるはずなのです。

なぜ、価値の高い人材であるにも関わらず、転職先がないのか? 

鶏と卵ですけど、

転職先がないと言うことは、価値が無い(普通)人材であり、価値が無ければ(普通)給料が安いはずなのです。

給料が高いと言うことは、価値が高い、と言うことは転職先はあるはずである。

転職先が無いと言うことは、価値が普通、と言うことで、給与は安いはずである。

以上が経済学的には自然なのですがMRの場合はねじれ現象が起きています。このねじれ現象を考えると、こう言う仮説に行き届きます。

MRは普通の人材だけど高い給料

ここで疑問になるのが、仮に、価値が低いとしたら、なぜずっと職があるのでしょうか? ここがトリックです。

理由は、「資格制度に守られていた」と言うことに他ならないと思います。MR資格制度は、MR試験そのものはほぼほぼ合格するわけで、問題は、その研修などのルールに守られていたかと思います。製薬会社に属して、継続研修を受けなければならないと言うことです。

頭の良い人なら、MR経験が無くても、MR試験に合格することは可能かと思います。

頭の良い人でも、製薬企業などに属していない人は、基本的に継続研修を受けることはできません。

この製薬業界の継続研修の制度によって、他業界の頭の良い人がやたらと医薬品業界に入って来れなくなっています。これによって、MRが普通の人材にも関わらず、給与が高いグループとして、業界に守られていたのかと思います。

ですので、給与が高くても、MRは普通の人が多いので、世の中に出ると、普通の人というカテゴリーに入ってしまうため、そんな1000万円以上も出るような転職先は見つけられないのです。

忘れがちだけど、MRの給料は保険制度から

とはいえ、普通の人材であれば、それほど営業力が無いはずであり、そうするとそもそも企業の売り上げがさほど立たないと思うのですが、なぜ高い給料を払えるのでしょうか? と言う疑問に差し掛かります。

理由ですが、薬が売れるからです。

なぜ薬が売れるのでしょうか?

薬価制度があるからです。保険請求だからです。MRの高い給料は、そもそも薬の売り上げで、その薬は医療用医薬品なので、保険請求なので、売り上げは国の保険制度のおかげなのです。

つまり、まとめると

普通の人材だけど、誰でも受かる資格制度に守られていて、高い給与の原資は保険制度があるから。

優秀な人が参入したくても、MR試験は受かるかもしれないけど、継続研修は受けられないので、MRにはなれないので、参入できない。

もちろん世の中には、MR以上に給料が高い人も沢山居ますが、そう言う人は優秀な人です。

MRは優秀な人もいるでしょうが、MRの給料をもらうためには、色々と守られているため、特段優秀である必要はなく、普通の人で大丈夫な形となっております。

仮に「普通の人」部門というのがあったとしたら、MRは、「普通の人部門」でランキング1位の給与水準となります。

でも、もう、そのMRもいい加減に消滅するのでは?

不要論と言うことでしょうけど、僕は個人的に無くならないと思っている派です。

理由は簡単、実体験に基づいております。

僕が新卒で国内上場製薬会社に入社して、MRとなったのは、1992年です。今から28年前です。その時、僕が新人の時に、10年目の先輩が「もう、こんな仕事無くなるから・・・。もう新人の時からみんな言ってるけど。」と、言っていました。

その先輩が新人の頃は、1992年よりも、10年以上前なので、1982年頃です。その頃から少なくとも不要論が言われていたわけです。

その先輩は計算すると、今60歳ですが、結局サラリーマン人生、MRで通しました。

こう言う実体験があるので、そうそう無くならないのではと思います。

不要不要と、30年以上も言われ続けていて、無くなっていないからです。

具体的な根拠ではありません。

実体験です。

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