カナダで流行っても日本では流行らないだろうと思われるビジネス

CareRxという会社があるのですが、業績好調で、ヘルスケア関連のニュースで少しだけバズってました。何をしている会社かというと、基本的には高齢者により効率的に医薬品を供給するサービスとのことです。

Yahooファイナンスのニュースによると、下記の項目で、2021年のQ4は、前年同期の2020年のQ4よりもよかったとのことです。

  • 継続事業からの収益は、 4,640万ドルから109%増加して9,690万ドルになりました。
  • 継続事業からの調整後EBITDA1は、 410万ドルから86%増加して760万ドルになりました。
  • 経常外費用110万ドルを除くと、継続事業からの調整後EBITDA1は870万ドルでした。
  • 継続事業からの純損失は、 300万ドルから47%増加して440万ドルになりました。
  • 営業活動により得られた現金は、2020年12月31日に終了した年度の20万ドルから2021年12月31日に終了した年度の730万ドルに増加しました。

ただ、日本人としては、特段、よくわからないサービスかと思います。日本に住んでいれば、高齢者はかかりつけ医から薬はもらえるし、往診も普通にありますから、「普通じゃん」と、思ってしまいます。

この日本では「普通じゃん」というのが、世界では普通ではありません。医師が往診に来て薬も出してくれて、、介護保険も普通にあるので、ヘルパーも来るし。みたいな国は、多分、日本だけです。

日本だけという意味は、その前提として、「すべての人が」ということがあります。すべての人が、普通にサービスを受けられるというのが日本だけということです。このCareRxという会社は、日本には上陸できないと思います。なぜなら、日本では普通のことだからです。

当たり前ですが、日本では、すべての人が受けられるサービスなのです。

カナダの会社ですけど、アメリカでも、カナダでも、こういう医療サービスを受けるためには、自分で勝手に(というと変な言い方ですが)、つまり選んで、お金を払って、サービスを受けるのです。つまり、このサービスがビジネスになります。

カナダでは、もちろんアメリカでも、いや、日本以外では、お金を払わなければ、このようなサービスを受けることはできません。つまり、みんな同じではないのです。

日本人は、誰でも医療の受けられる日本の方が良い国だと思うかもしれません。そして、カナダ、アメリカの人々は日本が羨ましいと思っているだろうな、と、思うかもしれません。

が、意外とそうでもありません。

なぜかといえば、オバマ大統領の時に、確か、オバマケアという皆保険のような仕組みをアメリカに導入しようとしましたが、失敗しました。すごく反対が多かったのです。自分の医療は、自分で考える、自分の保険は、自分で選んで自分で払う。ということをしたいのが、反対している人の意見でした。みんなと同じって、嫌なのです。

オバマ大統領はそもそも、貧困層を助けようと思ったのがオバマケアの発想ですが、貧困ではない人々の反対に遭ったのです。別に貧困でなくても、医療費が保険で控除されるなら、良いのでは?と思いますが、その頃のアメリカ人はそうではありませんでした。反対の理由も色々でしたが、決められた保険システムに加入するのが、嫌だったというニュースのインタビューがあったのを覚えています。要するに、自分で選んで決めたい、ということでした。

日本人は、国民皆保険に慣れているので、自分で決めるとかそういうのは苦手ですよね。でもアメリカでは、自分で決めるスタイルの方が、支持されていたのですね。

アメリカという国は貧困層は、放っておけという感じなのかというと、そうでもないかと思います。

皆保険とか国の制度にはしないだろうけど、例えば、大富豪で、貧しい人を助けたい人もいます。これも、その人のチョイスです。

日本に比べると、いろいろと寄附したい人がいますよね。寄附したい人は、貧しい人を助けたいだけでなく、何か、名誉的なものが欲しかったり、色々な目的で、寄付するのかと思います。

そもそも、億万長者がたくさんいて、そういう人達が名前を残すために寄付をするとかもあります。僕が行ってたNYの大学にもWang Centerなる名前のビルがあり、中国系アメリカ人の億万長者の寄付によって建てられたビルでした。

大富豪の寄付とか、あと、宗教の役割とかもあります。結構、教会とかが貧困の人のサポートとか、ボランティアとかをしています。僕も別にクリスチャンでもなんでもないですけど、どしてそうなったのか忘れましたが、アメリカに居た時に中国人に誘われて協会のボランティアで、日曜日にフリーランチを配るというのがあって、その配膳に行ったりしました。何事も体験だとは思いましたけど、ちょっとよくわからない1日でした。自分はそんな柄でもないのに、何やってんだろうと思いました。まあでも、それも体験です。

自分で勝手に選びたいと思うのは、コロナにおいても、同様です。メジャーリーグがそろそろ開幕しますけど、テレビとか見てても、もうマスクとかしてないですよね。日本人でアメリカから発信している系のYouTuberの動画とかを見ていると、もう、コロナになる人は勝手になって、治る人は勝手に治ってるみたいなことを言っていました。それじゃあ、もう、風邪ですよね。

そろそろ各国でエンデミックの方向です。数年前に行ったバリ島のリゾートホテルから、メールが来ました。 送り主は、そのホテルのカスタマーマネジメントマネージャーみたいな人からです。内容は、「もう隔離しないでこれます。」とか、とにかく、来てくれという内容です。コロナで2年以上経ったけど、なんとか生き残っているというような内容でした。いや、本当に行きたいと思っています。バリ島は、その後も1人で何度も行ったり、前に所属していた会社がバリにオフィス作ったので、インドネシア人の新卒を採用した時に研修で行ったりと、色々と何度も行っているので、早く行きたい気持ちはあります。

ベトナムもそうです。3月16日から、ベトナムへは、17カ国に関してはワクチン接種の証明書で入れます。17カ国には日本も含まれます。まあ、だからと言って今行っても、店とかも閉まっているかもしれませんけど、入国そのものはしやすくなりました。サイゴンから、ダナンにも行けます。

バンコクでは7月からエンデミックになると、タイ政府からアナウンスがありました。エンデミックになると、なんなの?と思いますが、やはり、タイ入国がとても楽になるということです。ただ、タイのコロナの新規感染者数は別に収まっているわけでもありません。が、もう、タイ人の間でも、コロナが無かったことみたいになっています。子供の学校でも、同じクラスの子が何人もコロナで休んだりしましたが、もう閉鎖もしていません。

アメリカにいる友人も、友人と言ってもアメリカ在住の台湾人ですけど、細かいことは良いとして、アメリカに住んでいる人々も、もう、コロナになっている人はなっているみたいな感覚です。なったらなったみたいな感じです。

どんどん、コロナが無かったことみたいになってますよね、実感としてです。

これが多分、世界の動きですよね。世界の動きって大袈裟ですけど、もしかしたら、戦争でコロナのことなんてもう忘れ去られる可能性もあるのではと思ったりします。

日本には少なくともコロナの2年は帰ってませんので、感覚的にはわからないのですが、Twitterとか色々と見てると、なんか、コロナをゼロにしようとしてませんか? インターネットで日本のテレビとか見てると、いまだにニュース番組で新規感染者の数とかを速報したりしていますよね。

日本も、マンボウが廃止になるとか、緩和の動きになってますよね。隔離もしなくて済むようになったりしています。世界の動きですよね。 ただ、なんとなく、日本では、「かかる人はかかる。」みたいな感覚は難しいのではないでしょうか。

それよりも、「コロナをゼロにする。」みたいな妄想みたいなのが蔓延っているような気がします。なぜなら、日本は、みんな同じでなければならないからです。違いますかね。国民皆保険みたいに、コロナの対策も、政府が、導いて、みんなが同じようにその恩恵を受けなければならないという感じがします。

僕の80歳の親でさえ、かかりつけ医の先生が「ワクチン打ちましょうね〜」みたいなことを言われて、テレビでも推奨しているし、言われるがままに打っています。何か、いろいろと自分で積極的に判断して、医療機関を訪ねたわけではありません。言われるがままです。

という、僕もワクチン打っているし、別に反対ではありません。ただ、結構自分で決めなければならなかったのは事実です。ワクチンそのものは、日本大使館経由で、タイ在住の日本人は無料で受けられますけど。

日本は、コロナをどうしたいのでしょうか?

患者ゼロになるまで、ニュースで新規患者数とかを報道しますかね。

ちょっと、ゴールがわからんですね。

別に、専門家ではないので、じゃあ、どうしたら良いのか? ということは分かりませんけど、これって国民皆保険の弊害かもしれないと思いました。みんなが、同じように医療を受けることができるというのが、日本なのですから。医療に格差があってはいけないのです。生活も生活保護もありますしね。みんなで。。というのが、日本ですよね。別に悪いことではありません。

むしろ素晴らしいことです。なぜなら、海外にいると、少し風邪ひいたくらいでは、病院には行きません。高いからです。 抗生剤くらいなら、薬局で、バラで買います。しかも昔のマクロライドみたいなのを、シートのバラで購入して、少しお腹が痛いくらいなら、自力で治します。例えば、女性の膀胱炎とかも、薬局の薬剤師に言うと、医者みたいに処方してくれて、薬出してくれます。古い薬ですけど、日本では処方薬です。

まあ、海外では、日本と違って、自分でなんとかしなければならないのです。生活も立て直すのは、自分次第ですし、医療も、医者にかかるかどうかは、自分で判断します。気軽に近所の内科の先生のところに行くとか、そういうの無いです。

アメリカ人も、風邪とかひいてすぐに医者には行きません。そして定期検診みたいなのも、無いです。自分の意思でそういうサービスに加入していれば別ですけど、普通に暮らしていて、どこも痛くないのに健診とかは受けません。

2007年から、エージェントで働いております。エージェントと言っても、日本でアメリカ人が起業した会社を3社渡り歩きました。従業員は日本で暮らす外国人が圧倒的に多く、少しの海外かぶれの日本人がいるという構成です。その外国人ですけど、真冬のインフルエンザが流行している頃に、マスクもしないで、咳をゴホゴホしながら、会社に来るのです。そして、給湯室とかで、生レモンを齧ったりしたりしています。「人に移すと迷惑だから、すぐに家に帰ってくれ」と、お願いして、家に突き返したのを覚えています。

医者には行きません。

そんなアメリカも、高齢化になりつつあり、特にカナダに移住したりします。高齢になると、自分でなんでも決めるのもしんどくなります。日本みたいに、かかりつけ医みたいなの、ないですから。CareRxに話は戻りますけど、リタイアメント・コミュニティに住む高齢者に健康な生活を送るための処方箋を提供します。リタイアメント・コミュニティというところに、行った人は、もう、そういうつもりですので、自分で選んでそのサービスを受けるわけですよね。

CareRxは、決算が良かったのです。でも、日本だったら、別に、普通に受けられるサービスのような気はしますけど。

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