ちょっとメモ的な意味も含めた記事です。2022年にFDAに承認された薬について、色々調べてみたいと思います。このリストは、複数の業界誌からピックアップしています。(fircepharma, biochempeg)
Tirzepatide (Lilly)
Gantenerumab(Roche)
Deucravacitinib (Bristol Myers Squibb)
Bardoxolone(Reata)
Vutrisiran(Alnylam)
Mavacamten (Bristol-Myers Squibb)
Cilta-cel ( Johnson & Johnson/ Legendary Biologics )
Adagrasib (Mirati Therapeutics)
複数の記事からちょこちょこ集めました。2022の注目の新薬ということで。抜けているのもあります。例えばリリーのドナネマブなど。このような薬を意識していれば、いずれ日本にも入ってくるし、また、営業も必要になってくるような薬剤なのではないかと思います。
Tirzepatide (Lilly):ノボノルのオゼンピックが出ているので2番手になるのかなと思いますが、FDAで承認されました。ポイントは、肥満への適応がいつになるかということではないでしょうか。まあ、個人輸入などの怪しいサイトでは既に日本でも美容目的使用されていたりしますよね。でもどうでしょうか。日本ではそういうのはあんまり流行らないかと思います。安全志向が強いかと思います。ただ、肥満で認可されたら、もちろん、ブロックバスターにもなり得るというか、ノボノルもありますので、競争激しくなりそうですね。糖尿病とか肥満とか、結構MRの増員が功を奏する領域かと思っています。リリーは、女性MRを増やしたら良いのでは?と思います。糖尿病の薬はそれこそメトホルミンも、SGLT2も、なんだかんだでダイエットとかに使っているようなブログとかがあったりしますよね。ダイエットといえば日本ではどちらかといえば美容系の色が強いかもしれませんが、アメリカを含めて、結構深刻な社会問題になっている国ではもう少しシリアスになるかと思います。株価ですけど、FDAで認可されたときには上がりました。今後、株価の上がるポイントとしては、肥満での適応でどういうニュースが出るかだと思います。ちなみに、日本で世の中に出てくるのは、2024ではないかと言われております。
Gantenerumab(Roche):バイオジェンとエーザイのアデュカヌマブがちょっといまいちだったので、市場はリリーのドナネマブに注目しようとしました。さらにこのロッシュのガンテネルマブというところに行こうとしております。もちろん中外製薬が扱うことになるのかと思います。これが本当に市場に出るとなったら、またMRを採用すると思います。MRは減っていく一方とはいえ、こういう新薬の時にはそれなりのチームを組んでやろうということになるのではないでしょうか。ただ、個人的に中外製薬への中途採用には今まで携わったことはありません。ロッシュではあるけれど国内企業なので大変です。大変というのはリクルーターとしてです。リクルーターとしてというのは、僕みたいなリクルーターとしてという意味です。今まで国内企業の採用はうまく行ったことはありません。また中外製薬から外に出ていく人も非常に少ない印象があります。知っている例では、何かやらかして、降格になった人が頭にきて出て行ったということはありました。結構降格とかあるんですね。
Deucravacitinib (Bristol Myers Squibb):TYK2阻害薬ですね。ブリストルはかなり期待しているみたいです。飲み薬というのが良いのではないでしょうか。レッドオーシャンに十分入り込めそうですよね。デュークラバシチニブという名前が良いと思います。デュークですから。ブリストルはアメリカでの発売を2022年の9月10日にターゲットしているそうです。
Bardoxolone(Reata):Reata Pharmaceuticals、Inc.は、テキサス州プラノに拠点を置く製薬会社です。 2002年に設立されたReataは、主に抗酸化転写因子Nrf2を二重に活性化し、炎症誘発性転写因子NF-κBを阻害する実験的な経口抗酸化および抗炎症薬の研究に焦点を当てています。 [ウィキペディア(英語) ]
日本では協和キリンが承認申請をしているみたいですね。腎臓は日本でこれから大変な課題になってくるかと思います。個人的には再生医療に期待しているところです。それにしてもアメリカには良い会社がありますよね。ナスダック企業です。日本っ本当にもうこれからは、販売市場になりますね完全に。
Vutrisiran(Alnylam):アルナイラムは日本にきましたよねえ。で、この治験はFDAで3ヶ月の延長があったみたいです。ATTRアミロイドーシスに対するVutrisiranのレビューを3か月延長ということで、7月に結果が出てくるみたいですけど、既に中間で良い結果が出てるみたいなことがシェアされていました。
遺伝性ATTRアミロイドーシス(FAP)は、常染色体優性の遺伝性疾患で、遺伝的に変異を起こしたトランスサイレチン(TTR)が原因となる全身性アミロイドーシスです。 アミロイド化したTTRが末梢神経や心臓、自律神経系、消化管、腎臓、眼などに沈着することで、ポリニューロパチーや心臓障害など多様な症状を引き起こします。(Alnylamホームページ)
難しい病気の患者さんにとって選択肢になると本当に素晴らしいですよね。しかもこの会社は調子が良いです。もし日本でこの薬が出るなら、また人を増やしてほしいですね。
しかもアルナイラムは、何やら職場が大変良い環境らしく、2022年版 日本における「働きがいのある会社」ランキング ベスト100(524社参加)に選出されたそうです。ちょっとウェブを見てみたら、アッヴィが上位にランクされておりました。こういうのよくあるのですが、どういうふうにランクするのでしょうか? いつも思います。誰が社内を見たの? という話です。
Mavacamten (Bristol-Myers Squibb):こちらも難しそうな病気ですけど、FDAで認可が降りたみたいで注目です。クラスII-III閉塞性肥大型心筋症(oHCM)というらしいですけど、こちらの先生が動画で説明をしていますね。
先生のプロフィール
https://www.linkedin.com/in/milind-desai-md-mba-722b7834/
それにしても、インド系の方の活躍はすごいですよね。ITだけではないです。
英語の勉強にいかがでしょうか。英語の勉強といえば、前述のアルナイラムのMDの方も、良い動画を出していました。検索してみてくださいませ。なんだか、この薬も売れそうです。
https://www.linkedin.com/in/milind-desai-md-mba-722b7834/
Cilta-cel ( Johnson & Johnson/ Legendary Biologics ):ヤンセンですね。まあでも、良い薬出すとは思いますが、MRの採用は当分しないのではないでしょうか。再発・難治性多発性骨髄腫の薬らしいですけど。薬は良いのかと思います。人材の面ではどうでしょう?わかりません。女性はどんどんいけるかと思われます。おそらくですけど、コントラクトMRで、オンコロジー領域未経験のプロジェクトで、女性はすぐに受かると思いますよ。ダイバーシティといえば、ヤンセンです。
Adagrasib (Mirati Therapeutics):日本ではやってないのでしょうか。競合をアムジェンがやってるっぽいですけど。もし日本でやっていないのなら、是非日本に上陸してほしいですね。今からじゃ無理かな。以前にはアストラゼネカと提携していたらしいので、もしかしたらアストラゼネカに行くのでしょうか、日本市場は。
ミラティ・セラピューティックスは、臨床期の米国バイオ医薬品企業。 一部の癌患者の治療のため医薬品開発に焦点を当てる。 主な製品は、「MGCD265」、「MGCD516」と「mocetinostat」。 非小細胞肺癌、頭頸部の扁平上皮癌、および他の固形腫瘍、骨髄異形成症候群を有する患者を治療するために製品を開発する。(yahoo)
このような薬に絡んでいれば、MRは必要になりますよね。特にMiratiって日本に来てくれないですかね、単品で。もう社長できそうな人もすぐに紹介できますね。以上ですけど感じたことは、ファイザー、ノバルティス、サノフィとかがいないですよね。どんどんやばくなってるのでは。
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