売り物 TeneoFour / TeneoTen

♪ テネッテネ〜 ! ♪

アストラゼネカは、アメリカのバイオテクノロジー企業TeneoTwoと非ホジキンリンパ腫用のT細胞エンゲージメントTNB-486を購入するため、12億7000万ドルの取引で血液がんパイプラインを強化します

AstraZenecaが13億ドルでTeneoTwoを買収 2022年7月5日
アストラゼネカは、米国のバイオテクノロジー企業TeneoTwoを買収する契約に調印し、最大12億7000万ドルの取引で血液癌の位置付け療法を強化することになりました。
(https://pharmaphorum.com/news/astrazeneca-agrees-1-3bn-deal-to-buy-oncology-player-teneotwo/)

TNB-486は、CD19とCD3の2つのT細胞エンジャーで、2種類以上の治療を受けた再発難治性B細胞性非ホジキンリンパ腫(NHL)患者を対象に第1相試験を実施中です。

AZ社の血液研究開発部長Anas Younes氏(@DrAnasYounes)によれば、TNB-486は単独またはリツキシマブなどのCD20製剤との併用により、「臨床効果を高め、患者の予後を改善する可能性がある」とのことです。

TeneoTwoは、昨年Teneobio社がアムジェンに25億ドルで買収される前にスピンアウトした3社のうちの1社である。そのうちの1社であるTeneoOneは、AbbVieに非公開の金額で買収された。

この買収は今年の第3四半期に完了する見込みで、AZの2022年の財務見通しには影響しない見込みだと、製薬グループは声明で述べています。

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AZ社の血液研究開発部長Anas Younes氏(@DrAnasYounes)は、2020年6月からAZのアメリカ法人に来ています。

その前は、長年、病院で臨床をされていました。病院名は、Memorial Sloan Kettering Cancer Centerで、がん専門病院です。NY中心に8院ありますね。

右の方に出ている半島は、ロングアイランドです。ロングアイランドに3院あるんですね。少し驚きです。Hauppauge ハーパーグとかCommack コマック、Nassau ナッソーは全てインディアンの地名です。ロングアイランドにはそのような地名が多いのです。

そもそも医療費が高いアメリカですので、がん専門病院っていくらかかるのか?想像できません。特にこれは血液ですので、通わなければならないとなると、結構大変ですよね。ただでさえ物価が上がっているので、ちょっと想像もできないです。

で、Anas先生は、Sloan Keteringで1989 – 1992 の3年間勤めて、その後20年勤めたAnderson Cancer Centerで教授になり、そしてまた2013年2月からSloanに戻り7年間教授を務めて、で、2020年6月からAZのアメリカのオンコロジーのヘッドになっています。きっと、この血液領域の強化がある程度決まっていたのかと思います。もしかしたら、TeneoTwoの開発に携わっていたのかと思います。

とにかく、何かしらのシナリオがあっての、製薬企業への移籍かと思います。日本で言えば、誰でしょね? 有名なオンコロジーのベテランの先生が突然製薬会社に移るみたいな感じでしょうか。突然です。

数年前は、AZのオンコは少し不遇の時代もありましたけど、

これでパイプライン強化でしょうか。そもそも、ロッシュからパスカル・ソリオがAZに来て、買収劇の手腕を買われてきたのですから。この血液のパイプラインの強化は興味深いですね。

TeneoFour / TeneoTenはどこに行くのでしょうか?

TeneoFourはCD 38のP-1をやっているみたいです。CD38なので、免疫の薬ですよね。CD4とかCD8とかのやつですよね。

https://ichgcp.net/clinical-trials-registry/NCT05215912

TeneoTenは(HBV x CD3)なので、こちらも血液ですね。キムリアみたいなやつでしょうか。

いずれにしても、このFourとTenはどこに買われたら良いのかな? そもそも買われない? それはないかと思いますので、どこかが買収するのかと思っています。

血液とか強化したくてさらにお金があるところですよね。

ギリアド?

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