Lillyの東京オリンピックのCMって何がしたいののでしょうか。
そもそもリリーがオリンピックのスポンサーであることすら認識されていないかもですけど、それに加えて今回の特殊な大会で、さらに医療用医薬品独特の難しさが重なっています。
YouTubeでこのCFを見ることができますが、批判的なコメントがすごいですね。このYouTubeのコメント欄をご覧いただければわかりますが、「何が売りたいの?」とか、なんなの? みたいなリアクションが概ね多いです。
動画を見てもわからないというのは、そもそも最近のCMは商品そのものよりも、そのライフスタイルやコンセプトを広めたいという趣旨が大きいので、わかります。
ライフスタイルといえば、コスメのCMとかでは顕著ですよね。前にこのブログでも紹介しましたナタリーポートマンが出ているDiorのCMなどは、まさにそうですよね。
Do you know your life’s purpose?
何を売っているのかは、わかりません。ただ、ライフスタイルや、その他もろもろ、全てのコンセプトを表しているのかと思います。
コスメは、なんとなくその人のライフスタイルというのも納得できますが、医療用医薬品は、とにかく規制が多く、さらに今回のパンデミックの状況下でCMで出すのもそれはそれで難しいかと思います。
ただ、やはりそこはオリンピックというのは、一大イベントですから、病名や製品名は出せないまでも、彼らのポートフォリオである糖尿病、癌、片頭痛、乾癬などの重要な健康関連症状の認識を高めるために、ブランドアンバサダーとして複数のチームUSAアスリートを参加させることを計画しています。USOPCおよびNBCUniversalとの提携により、リリーポートフォリオに関する情報を米国の消費者に打ち出すことは、できるかとは思います。
また、CM放映権って、いくらなんでしょう?
スポーツ関連で言えば、スーパーボウルのようなイベントを思い出します。これは、オリンピックなんかとは比べものにならないくらいの、放映量でしょうね。
そのスーパーボウルで、以前にCMを出した製薬会社といえば、なんとアストラゼネカと第一三共ですよね。
前にも、このブログで紹介しました。
全米視聴率50%のスーパーボウルで流れたクスリのCMに、文句をつけた州知事
しかも全米で社会問題になっている、オピオイド系に切り込んでいるし、さすがです。オピオイドが誘発する便秘の薬で、全米のドラッグの問題に一石を投じるなら、このスーパーボウルはまさにうってつけです。39秒のCMの権利は、なんと500万ドルと推定されているらしいですが、そんなお金、第一三共にとっても、アストラゼネカにとっても、痛くも痒くもないですよね。
これは、なんかといえば、Movantikですよね。
ただ、スーパーボウルのCMといえば、ものすごく注目されるので、それで色々な方面から、クレームが来たのです。ていうか、これって、2016年なんですね。うわー、まさにTime Flysですね。
このCMは、何が言いたいのか?
全米視聴率50%のスーパーボウルに適切なのか?
薬に少し関係している人であれば、見ればわかります。ただし、医薬品に関して、特段、特別な意識も知識もない、全米の一般の人々にとっては、それがいったいなんのCMだったのか、わかる人はいるのでしょうか。という問題ですよね。
確かに、このCM見ても、なんだかわかりません。もちろん、わかりやすく放映することも、医療用医薬品ですので、できません。
で、今回のオリンピックのリリーですけど、ただでさえ、無観客や縮小で、スポンサーにとっては色々な制約のある大会ですよね。
難しい医療用医薬品のCMは大変だと思います
東京オリンピックはもう、準備段階からグダグダな運営が話題になってしまっていますね。色々な人の辞任、色々な人が開会式出席を危険、さらに選手まで出るはずの人が出なかったりとか、色々混沌としておりますね。
それでも、日本人の金メダルのニュースは嬉しいですし、またシンプルに、スケボーとか、サッカーとか、クレー射撃とか、個人的に面白い協議もありますね。それはそれで、純粋に面白いです。
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